norについて
norは、主に否定文で、もう一つの否定語句を続けて、どちらも~ないという状態を表すときに使われる接続詞です。
norの使い方のポイント
- neither…nor…: 「~も~もない」というように、2つの否定語句を結ぶ際に使います。
- 文の構造: norの前にくる文は、すでに否定文でなければなりません。
- 動詞の語順: norの後の動詞は、前の文の動詞と一致させる必要があります。
例文
- I like neither coffee nor tea.(コーヒーも紅茶も好きではありません。)
- He can speak neither English nor French.(彼は英語もフランス語も話せません。)
- She is neither beautiful nor intelligent.(彼女は美人でも聡明でもない。)
neither…nor… の使い方
- neither…nor… + 動詞:
- Neither you nor I know the answer.(あなたも私も答えを知りません。)
- neither…nor… + 名詞:
- I have neither money nor time.(お金も時間もない。)
nor と but の違い
- but: 対比を表す。
- I like coffee, but I don’t like tea.(コーヒーは好きですが、紅茶は好きではありません。)
- nor: 否定の並列を表す。
- I like neither coffee nor tea.(コーヒーも紅茶も好きではありません。)
その他の注意点
- norの前にくる文は、必ず否定文であること
- norの後にくる動詞は、前の文の動詞と一致させること
- neither…nor…は、文のどの位置に置いても構いません
練習問題
次の文の空欄に適切な語句を入れましょう。
- I can speak neither English ___ French.
- ___ you ___ I know the answer.
- She is ___ beautiful ___ intelligent.
解答
- I can speak neither English nor French.
- Neither you nor I know the answer.
- She is neither beautiful nor intelligent.
まとめ
norは、否定文で2つの否定語句を結ぶ際に使う接続詞です。neither…nor…の形でよく使われます。
接続詞norの働きを少し詳しく解説します。
norの主な働き
norは、主に否定文の中で使われ、前の文の否定内容をさらに付け加える際に用いられます。つまり、「~も…ない」というように、二つの否定を並列して表すときに使われます。
norの文法的な位置
- neither…nor…: この形でよく使われます。neitherが最初の否定語、norが2つ目の否定語を導きます。
- not…nor…: のように使うこともできますが、neither…nor…の方が一般的です。
norの例文
- I like neither coffee nor tea.(コーヒーも紅茶も好きではありません。)
- He can speak neither English nor French.(彼は英語もフランス語も話せません。)
- She is neither beautiful nor intelligent.(彼女は美人でも聡明でもない。)
norとbutの違い
- but: 対比を表し、「~だが、しかし」という意味です。
- nor: 否定の並列を表し、「~も…ない」という意味です。
例:
- I like apples, but I don’t like oranges.(リンゴは好きですが、オレンジは好きではありません。)
- I like neither apples nor oranges.(リンゴもオレンジも好きではありません。)
norを使ったその他の表現
- not only…but also…: ~だけでなく、…も(肯定的な並列)
- neither…nor…: ~も…もない(否定的な並列)
norの注意点
- 前の文が否定文であること: norを使う前に、必ず否定文が来ます。
- 動詞の数が一致すること: norの前の動詞と、後の動詞の数が一致するように注意します。
さらに詳しく知りたいこと
- norを使ったより複雑な文の構造
- norと他の接続詞との違い
- norを使った慣用句
など、何か気になることがあれば、お気軽にご質問ください。
練習問題
次の文の空欄に適切な語句を入れましょう。
- I can speak neither English ___ French.
- ___ you ___ I know the answer.
- She is ___ beautiful ___ intelligent.
解答
- I can speak neither English nor French.
- Neither you nor I know the answer.
- She is neither beautiful nor intelligent.
まとめ
norは、否定文の中で、2つの否定語句を結ぶ際に使う接続詞です。neither…nor…の形でよく使われ、文全体に否定的なニュアンスを与えます。
norを使ったより複雑な文の構造
「nor」は、主に否定文で、2つの否定語句を結ぶ際に使われますが、より複雑な文構造の中で使用することも可能です。
1. 倒置構造
通常、主語と動詞の順番が倒置されることがあります。特に、文頭に「nor」を置く場合にこの構造がよく見られます。
- 例: Not only did he refuse to help, nor did he offer any advice.(彼は助けることを拒否したばかりか、アドバイスもしてくれなかった。)
2. 複数のnorを用いた構造
複数のnorを連ねて、複数の否定を並べることも可能です。
- 例: Neither he nor she nor I know the answer.(彼も彼女も私も答えを知りません。)
3. norとbutの組み合わせ
norとbutを組み合わせて、より複雑な意味合いを出すことができます。
- 例: Not only did he fail to finish his work, but he also lost his job.(彼は仕事を終えることができなったばかりか、職も失った。)
4. norを含む副文
norが副文を導くこともあります。
- 例: She said that she would neither go nor stay.(彼女は行くつもりも残るつもりもないと言った。)
5. norと比較級
norは比較級の文でも使用できます。
- 例: She is not as tall as you, nor is she as intelligent.(彼女はあなたほど背が高くもないし、聡明でもない。)
注意点
- norの前に必ず否定語が来る: norの前に、not, neitherなどの否定語が来ることが前提です。
- 動詞の数が一致する: norで結ばれる動詞の数は一致させる必要があります。
- 文脈: 文脈によって、norの意味合いが微妙に変わることがあります。
まとめ
norは、単に「~も…ない」という否定の並列だけでなく、様々な文構造の中で使用できます。これらの複雑な構造をマスターすることで、より幅広い表現が可能になります。
練習問題
次の文の空欄に適切な語句を入れましょう。
- He can speak neither English ___ French.
- ___ you ___ I know the answer.
- Not only did he refuse to help, ___ did he offer any advice.
解答
- He can speak neither English nor French.
- Neither you nor I know the answer.
- Not only did he refuse to help, nor did he offer any advice.
norと他の接続詞の違い
「nor」は、主に否定文で、もう一つの否定語句を続けて、どちらも~ないという状態を表すときに使われる接続詞です。他の接続詞との違いを見ていきましょう。
norとbutの違い
- but: 対比を表し、「しかし」「だが」という意味を持ちます。
- nor: 否定の並列を表し、「~も…ない」という意味を持ちます。
例:
- I like coffee, but I don’t like tea.(コーヒーは好きですが、紅茶は好きではありません。)
- I like neither coffee nor tea.(コーヒーも紅茶も好きではありません。)
norとsoの違い
- so: 結果を表し、「そのため」「だから」という意味を持ちます。
- nor: 否定の並列を表します。
例:
- It was raining, so I stayed at home.(雨が降っていたので、家にいました。)
- I don’t like coffee, nor do I like tea.(コーヒーも紅茶も好きではありません。)
norとyetの違い
- yet: 「しかし」「それでも」という意味を持ち、butと似た意味で使われることもありますが、よりニュアンスが異なります。
- nor: 否定の並列を表します。
例:
- She tried hard, yet she failed.(彼女は一生懸命やったけれど、失敗した。)
- I have neither the time nor the money.(時間もお金もありません。)
まとめ
接続詞 | 意味 | 使い方 |
---|---|---|
but | しかし、だが | 対比 |
nor | ~も…ない | 否定の並列 |
so | だから、それで | 結果 |
yet | しかし、それでも | 対比(butより強い) |
さらに詳しく
- norは、主に否定文の中で使われます。
- norの前に必ず否定語(not, neitherなど)がきます。
- norの後にくる動詞は、前の文の動詞と一致させる必要があります。
例文
- Neither he nor she is coming to the party.(彼も彼女もパーティーに来ません。)
- I don’t like coffee, nor do I like tea.(コーヒーも紅茶も好きではありません。)
その他
- norは、文語的な表現で、現代英語ではそれほど頻繁に使われることはありません。
- **neither…nor…**の形でよく使われます。
練習問題
次の文の空欄に適切な接続詞を入れましょう。
- I like apples, ___ I don’t like oranges.
- ___ you ___ I know the answer.
- She is ___ beautiful ___ intelligent.
解答
- I like apples, but I don’t like oranges.
- Neither you nor I know the answer.
- She is neither beautiful nor intelligent.
まとめ
「nor」は、否定の並列を表すときに使う接続詞です。「but」や「yet」など、他の接続詞と混同しないように注意しましょう。
norを使った慣用句
「nor」は、主に否定文で、もう一つの否定語句を続けて、どちらも~ないという状態を表すときに使われる接続詞ですが、慣用句の中で独特な働きをすることがあります。
代表的なnorを使った慣用句
- neither fish nor fowl: 魚でも肉でもない(どちらともつかぬもの)新しいウィンドウで開くmedium.com Neither fish nor fowl
- 例: That movie was neither fish nor fowl.(あの映画はどっちつかずだった。)
- neither here nor there: どちらでもなく、重要でない
- 例: Whether he comes or not is neither here nor there.(彼が来るか来ないかは、どうでもいいことだ。)
norを含むその他の表現
- neither…nor…: ~も…もない
- 例: I like neither coffee nor tea.(コーヒーも紅茶も好きではありません。)
- not only…but also…: ~だけでなく、…も
- 例: Not only is he tall but also he is strong.(彼は背が高いだけでなく、強いです。)
norを使った慣用句のポイント
- 否定の強調: norは、否定の言葉を強調する役割を果たします。
- 限定的な状況: どちらでもない、どちらも当てはまらない、といった限定的な状況を表すことが多いです。
- 比喩的な表現: 具体的な状況だけでなく、抽象的な概念を表す場合もあります。
まとめ
「nor」を使った慣用句は、英語の表現を豊かにする上で役立ちます。これらの慣用句を覚えておくことで、より自然な英語で会話や文章を書くことができるようになります。