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1. 「It is time + 過去形」の基本イメージ ⏰💥
この表現の最大の特徴は、**「(もうとっくに)〜していてもいい時間なのに、実際にはまだしていない」**という、現実に対する「遅れ」や「不満」が含まれる点です。
📝 基本の形
$$\text{It is time (that) + 主語 + 過去形}$$
- なぜ過去形?「本来ならもう終わっているべきこと」なのに「現実はまだ」という現実とのズレがあるため、時間を一つ巻き戻して「過去形」を使います。
例文:
It is time you went to bed. 🛌💤
(もう寝る時間ですよ。=実際にはまだ起きている)
※ went を使っていますが、意味は「今すぐ寝なさい」という現在の促しです。
2. ニュアンスを変える「スパイス」たち 🌶️
「It is time」の前に言葉を足すことで、その「差し迫った感じ」を調節できます。
① It is high time … (とっくに〜する時間だ) 🔥
「もうとっくに時間を過ぎているぞ!」という強い強調です。少しお説教に近いニュアンスになります。
- It is high time you started studying! 📖✍️(とっくに勉強を始めてなきゃいけない時間だよ!)
② It is about time … (そろそろ〜する時間だ) ⏳
「そろそろ〜してもいい頃だね」という、少し柔らかい、あるいは「やっとか」というニュアンスです。
- It is about time he arrived. 🚉(そろそろ彼が着いてもいい頃だ。)
3. 「It is time to …」との違い 🧐
似た表現に to不定詞 を使った形がありますが、ニュアンスが全く違います!
| 表現 | 形 | ニュアンス |
| 直説法 | It is time to do | 「(ちょうど)〜する時間だ」 📅 客観的な予定。遅れに対する不満はない。 |
| 仮定法 | It is time S + 過去形 | 「(本来なら)〜しているはずの時間だ」 💢 「まだやっていない」ことへの催促や非難。 |
比較例:
It is time to go home.🏠(さあ、帰る時間だ。=予定通り)It is time we went home.🏃♂️💨((もう遅いから)いい加減、帰る時間だよ。=予定より遅い)
4. なぜ「should」はあまり使わないの? 🤔
「〜すべき時間だ」なら should を使いたくなりますが、It is time that you should go... とはあまり言いません。
- 理由: 「過去形」を使うだけで「現実とのギャップ」が十分に伝わるからです。
- 例外: イギリス英語では稀に
shouldを使うこともありますが、基本は 「過去形」一択 で覚えるのが最も自然でスマートです。✨
📊 まとめ表
| フレーズ | 意味 | 緊急度 |
| It is time S + 過去形 | 〜する時間だ(催促) | ⭐⭐ |
| It is about time S + 過去形 | そろそろ〜する時間だ | ⭐ |
| It is high time S + 過去形 | とっくに〜する時間だ | ⭐⭐⭐ |
It is time の基本的な意味と使い方
“It is time” は、「~する時間だ」という意味の表現で、何かをするべき適切なタイミングが来たことを表します。
基本的なパターン:
- It is time + to不定詞: ~する時間だ
- 例: It is time to go to bed. (寝る時間だ。)
It is time の後ろに仮定法過去を使う場合
“It is time” の後に、仮定法過去を使うこともできます。この場合、「もう~するべき時だ」という、少し強いニュアンスになります。
なぜ仮定法過去を使うのか?
- 現実と異なる状況: 「~するべき時だ」と言っているということは、まだその行動を実行していない、つまり現実とは異なる状況を想定しているからです。
- 過去の動詞の形: 仮定法過去は、過去の動詞の形を使いますが、ここでは過去の事実を述べているわけではなく、現在の状況に対する願望や必要性を表現しています。
例:
- It’s time you went to bed. (もう寝る時間だよ。)
- It’s high time you started studying. (もうそろそろ勉強を始めるべきだよ。)
It is time のバリエーション
- It’s about time: 「そろそろ~するべき時だ」
- It’s time より少しカジュアルな表現です。
- It’s high time: 「とっくに~するべき時だ」
- It’s time よりもさらに強いニュアンスで、遅すぎることを強調します。
It is time の構文をさらに詳しく解説します。
It is time の様々なパターンとニュアンス
“It is time” の構文は、状況や強調したい点によって、様々なパターンとニュアンスを持ちます。
1. It is time + to不定詞: ~する時間だ
- 一般的な表現: 何らかの行動を起こす適切なタイミングを表します。
- 例: It’s time to go home.(家に帰る時間だ。)
2. It is time + 主語 + 動詞の過去形: もう~するべき時だ(仮定法過去)
- 過去の動詞の形: 過去の事実を述べているのではなく、現在の状況に対する願望や必要性を表現しています。
- 例: It’s time you went to bed.(もう寝る時間だよ。)
3. It’s about time: そろそろ~するべき時だ
- ややカジュアルな表現: 「It is time」よりも少しカジュアルな言い方で、そろそろ行動を起こすべきことを示します。
- 例: It’s about time we had a break.(そろそろ休憩しよう。)
4. It’s high time: とっくに~するべき時だ
- 強いニュアンス: かなり時間が経っていて、もうとっくにすべきことを強調します。
- 例: It’s high time you cleaned your room.(とっくに部屋を掃除するべきだよ。)
It is time の他の表現
- It’s past time: もう~するべき時間を過ぎている
- 例: It’s past time for you to leave.(もう君が帰る時間だよ。)
- It’s time we were going. (私たちはもう行くべきだ。)
- 「were going」は、仮定法過去で、より丁寧な表現になります。
It is time の使い方のポイント
- 主語: 多くの場合、主語は it ですが、状況によっては他の語句が主語になることもあります。
- 時制: 仮定法過去を使う場合、動詞は過去の形になりますが、これは過去の事実を表すのではなく、現在の状況に対する願望や必要性を表現しています。
- ニュアンス: どの表現を使うかは、状況や強調したい点によって変わります。
It is time の場面に応じた例文を紹介
日常生活での例
- It’s time for bed. (寝る時間だ。)
- It’s time to eat breakfast. (朝食の時間だ。)
- It’s time for school. (学校へ行く時間だ。)
- It’s time to go home. (家に帰る時間だ。)
- It’s time to clean your room. (部屋を掃除する時間だ。)
少しフォーマルな場面での例
- It’s time we started the meeting. (そろそろ会議を始めましょう。)
- It’s time for us to make a decision. (そろそろ決断を下さなければなりません。)
- It’s time to take action. (行動を起こす時です。)
より強いニュアンスの例
- It’s high time you found a new job. (とっくに新しい仕事を見つけるべきだよ。)
- It’s past time for you to apologize. (もう謝るべき時間を過ぎている。)
- It’s about time we left. (そろそろ出発しましょう。)
さまざまな状況で使える例
- It’s time for a change. (そろそろ何かを変えよう。)
- It’s time to move on. (前に進む時だ。)
- It’s time to face the music. (現実を受け入れる時だ。)
- It’s time to let go of the past. (過去を手放す時だ。)
練習問題
次の日本語を英語にしましょう。
- そろそろ出発する時間だ。
- とっくに彼に連絡するべきだ。
- もう少し頑張ろう。
- そろそろ夕食の準備を始めよう。
- このプロジェクトを終わらせる時だ。
解答
- It’s about time we left.
- It’s high time you contacted him.
- It’s time for us to try a little harder.
- It’s time to start preparing dinner.
- It’s time to finish this project.
さらに応用
- It’s time for + 名詞: ~の時間が来た
- 例: It’s time for a vacation.(休暇の時間だ。)
- It’s time to + 動詞のing形: ~し続ける時だ
- 例: It’s time to keep trying.(努力し続ける時だ。)
“It is time” の書き換えについて
“It is time” は、何かをするべき適切なタイミングが来たことを表す便利な表現ですが、同じ意味を別の言葉で表現したい場合や、より強調したい場合など、様々な状況に合わせて書き換えることができます。
“It is time” を書き換える際のポイント
- ニュアンス: どの程度の強さで「~するべき時だ」と言いたいのか
- 形式: より丁寧な表現にしたいか、カジュアルな表現にしたいか
- 強調したい部分: 何を特に強調したいのか
“It is time” の書き換え例
元の文: It is time to go home.(家に帰る時間だ。)
- より丁寧な表現:
- We should be going home now.(そろそろ家に帰りましょう。)
- Perhaps it would be best if we headed home.(家に帰る方が良いかもしれません。)
- より強いニュアンス:
- It’s high time you went home.(とっくに家に帰るべきだ。)
- You’ve been here long enough. It’s time to go.(もう十分ここにいたでしょう。帰る時間だ。)
- 別の表現:
- We’d better leave now.(もうそろそろ出かけよう。)
- It’s getting late.(もう遅い時間だ。)
さまざまな書き換えパターン
| 元の文 | 書き換え例 | ニュアンス |
|---|---|---|
| It is time to eat. | We should have dinner now. | より丁寧 |
| It is time to study. | You had better study now. | 強調 |
| It is time to go. | Let’s hit the road. | カジュアル |
| It is time for a break. | We could use a break. | 提案 |
その他の表現
- It’s about time: そろそろ~するべき時だ
- It’s past time: もう~するべき時間を過ぎている
- It’s high time: とっくに~するべき時だ
練習問題
次の文を、別の表現を使って書き換えてみましょう。
- It is time to sleep.
- It is time to start working.
- It is time for a vacation.
書き換えのポイント:
- より丁寧な表現にしたい場合
- より強いニュアンスを出したい場合
- 全く別の言葉で表現したい場合
解答例は、状況や目的に合わせて様々な表現が考えられます。 例えば、1番の「It is time to sleep.」は、
- We should go to bed now.
- It’s getting late. Let’s turn in. のように書き換えることができます。
まとめ
“It is time” の構文は、様々なパターンとニュアンスを持つ表現です。状況に合わせて使い分けることで、より自然な英語表現が可能になります。
it is time に関する練習問題に挑戦しよう!
「It is time + 過去形(仮定法過去)」の定着を確認するための練習問題を作成しました!💪✨
「本来ならもう〜しているべきなのに、実際にはまだしていない」という**「現実とのズレ(不満や催促)」**を意識しながら解いてみてください。
📝 問題セクション
【A】 英文和訳:日本語に直してみましょう(10問)
- It is time we went home.
- It is high time you started looking for a job.
- It is about time she arrived here.
- It is time the children were in bed.
- It is high time you told him the truth.
- It is time we did something about the environment.
- It is about time you cleaned your room.
- It is time I bought a new smartphone.
- It is high time that government took action.
- It is time you realized how important this is.
【B】 和文英訳:英語に直してみましょう(10問)
- もう寝る時間だよ。(It is time…)
- そろそろ彼が返信をくれてもいい頃だ。(It is about time…)
- とっくにタバコをやめていてもいい時間だ。(It is high time…)
- 私たちはもう出発する時間だ。
- あなたはいい加減、自立する時間だ。
- そろそろ雨が止んでもいい頃だ。
- もうお昼ご飯を食べる時間だよ。
- とっくに彼女に謝っていてもいい時間だ。
- あなたはそろそろ将来について真剣に考えるべき時間だ。
- 私たちが新しい計画を立てる時間だ。
✅ 解答と解説セクション
【A】 英文和訳の解答
- 私たちはもう帰る時間だ。
- 君はとっくに仕事探しを始めていてもいい時間だ(いい加減、探し始めなさい)。
- そろそろ彼女がここに着いてもいい頃だ。
- 子供たちはもう寝ていなければならない時間だ。
- あなたはとっくに彼に真実を話していてもいい時間だ。
- 私たちはもう環境のために何か対策を講じるべき時間だ。
- そろそろ部屋を掃除してもいい頃だよ。
- もう新しいスマホを買ってもいい時期だ。
- 政府はとっくに手を打っていてもいい時間だ。
- あなたはこれがどれほど重要か、もう気づいてもいい時間だ。
💡 解説: 文の中に
highがある場合は「とっくに〜していてもいいのに(遅すぎる)」、aboutがある場合は「そろそろ〜してもいい頃だ(やっとか)」というニュアンスを強めて訳すと自然になります。
【B】 和文英訳の解答
- It is time you went to bed.
- It is about time he replied to me.
- It is high time you stopped smoking.
- It is time we left.
- It is time you became independent.
- It is about time it stopped raining.
- It is time we had lunch.
- It is high time you apologized to her.
- It is about time you thought seriously about your future.
- It is time we made a new plan.
🎓 復習の重要ポイント
この「It is time」構文でミスを防ぐためのチェックリストです。
- 動詞は必ず「過去形」! 🕒
It is time we go.は間違いではありませんが、仮定法のニュアンス(催促や不満)を出すなら必ずwentにします。
- It is time “to do” との使い分け ⚠️
It is time to go.(ちょうど行く時間だね。=予定通り)It is time we went.(いい加減、もう行く時間だよ。=予定より遅い)
- 「should」は使わないのが一般的 🚫
- 意味的には「すべき」ですが、形は「過去形」を使うのが最も自然な英語です。
てばっち英語研究所|おすすめ学習ツール
📚【書籍】英語の「なぜ?」が分かる一冊
今日の解説を読んで、
「なるほど、そういうことだったのか!」
と感じた方に、ぜひ読んでいただきたい一冊があります。
それが 『一億人の英文法』 です。
この本の魅力は、文法をルールとして暗記するのではなく、
「なぜネイティブはこの表現を使うのか」 をイメージで理解できることです。
私自身、この本に出会ってから英語の見え方が大きく変わり、授業づくりでもコアイメージを意識して説明するようになりました。その結果、生徒から「英語が前より分かるようになった」という声を聞く機会も増えています。
共通テストや長文読解では、「丸暗記」だけでは対応が難しい問題も少なくありません。
英語を本質から理解したい高校生にとって、何度も読み返したくなる一冊です。
「もっと深く英語を理解したい」と感じた方は、ぜひ一度内容をチェックしてみてください。


