【5分で確認】【仮定法:文法】”were to ~” と “should”の違いは何だろう⁉

were to と should の違いについて解説します。

どちらも仮定法未来を表す

were to も should も、未来の非現実的な状況を仮定する際に使われる助動詞です。つまり、「もし~だったら」というような、現実に起こりそうもないことを表すときに用いられます。

2つの助動詞の違い

助動詞ニュアンス用途
were to非現実的な状況 を強く強調ありえない、または非常に可能性が低い未来の状況を仮定する。より丁寧でフォーマルな表現。
should可能性が低い未来の状況 を示唆将来的に起こる可能性は低いものの、まったくのゼロではない状況を仮定する。

より具体的な説明

  • were to:
    • 絶対ありえない状況: 例えば、自然法則に反するようなことや、完全に不可能なことを仮定する場合に使われます。
    • 丁寧な表現: 依頼や提案をより丁寧にする場合にも使われます。
    • 例文: If I were to fly, I could see the whole world.(もし私が飛べたら、世界中を見渡せるだろう。)
  • should:
    • 可能性が低い状況: 万が一というような、少し可能性を残した状況を仮定する場合に使われます。
    • 例文: If it should rain tomorrow, we will have to cancel the picnic.(もし明日雨が降ったら、ピクニックをキャンセルしなければならないだろう。)

were to と should の違いをさらに解説します

それぞれのニュアンスと使い分け

were toshould は、どちらも未来の非現実的な状況を仮定する際に使われる助動詞ですが、ニュアンスに微妙な違いがあります。

  • were to:
    • 非現実性: 現実には起こり得ない、または起こる可能性が極めて低い状況を仮定します。
    • 丁寧さ: より丁寧でフォーマルな表現です。
    • 例文: If I were to win the lottery, I would buy a private island.(もし宝くじに当たったら、私有島を買うだろう。)
  • should:
    • 可能性の低さ: 将来的に起こる可能性は低いものの、まったくのゼロではない状況を仮定します。
    • ニュートラルな表現: were to に比べて、少しカジュアルな表現です。
    • 例文: If it should rain tomorrow, we can go to the movies instead.(もし明日雨が降ったら、代わりに映画に行こう。)

表現の強弱

  • were to: より強い非現実性を表し、可能性が低いことを強調します。
  • should: were to よりも少し可能性を残しており、ニュートラルな表現です。

帰結節の違い

  • were to: 帰結節には、通常、would を使って仮定法の文を作ります。
  • should: 帰結節には、would の他に will や shall を使うこともできます。これは、should が were to よりも現実的な可能性を残しているためです。

倒置

  • were to: were to の文では、主語と動詞の倒置が起こることがあります。
  • 例文: Were I to know that, I would have told you.(もしそれを知っていたら、君に話しただろう。)

まとめ表

助動詞ニュアンス帰結節倒置
were to非現実性、丁寧wouldあり
should可能性の低さ、ニュートラルwould, will, shallなし(通常)

具体的な使用例

  • were to:
    • If I were to become a bird, I could fly anywhere I wanted.(もし私が鳥になったら、どこへでも飛んでいけるだろう。)
    • Were she to accept my proposal, I would be the happiest man in the world.(もし彼女が私のプロポーズを受け入れてくれたら、私は世界で一番幸せな男になるだろう。)
  • should:
    • If it should snow tomorrow, the schools will be closed.(もし明日雪が降ったら、学校は閉まるだろう。)
    • Should you need any help, please don’t hesitate to ask.(もし何か助けが必要なら、遠慮なく言ってください。)

were to と should の違いを例文で詳しく解説します

were to

  • 非現実的な未来の仮定: 現実には起こり得ない、または起こる可能性が極めて低い未来の状況を仮定します。
    • 例文: If I were to win the lottery, I would buy a private island.(もし宝くじに当たったら、私有島を買うだろう。)
  • 丁寧な表現: より丁寧でフォーマルな表現です。
    • 例文: Were you to have any questions, please do not hesitate to ask.(もし何かご質問があれば、遠慮なくお尋ねください。)
  • 可能性の低さ: 将来的に起こる可能性が低い、またはありえない状況を表現するのに適しています。
    • 例文: If I were to meet an alien, I would probably faint.(もし宇宙人に会ったら、おそらく気絶するだろう。)

should

  • 可能性の低さ: 将来的に起こる可能性は低いものの、まったくのゼロではない状況を仮定します。
    • 例文: If it should rain tomorrow, we can go to the movies instead.(もし明日雨が降ったら、代わりに映画に行こう。)
  • ニュートラルな表現: were to に比べて、少しカジュアルな表現です。
    • 例文: Should you need any help, please feel free to ask.(もし何か助けが必要なら、遠慮なく言ってください。)
  • 丁寧な依頼: 依頼をより丁寧にする場合にも使われます。
    • 例文: Should you happen to see him, please give him my regards.(もし彼に会ったら、よろしく伝えてください。)

まとめと比較

助動詞ニュアンス用途例文
were to非現実性、丁寧ありえない状況、丁寧な依頼If I were to become a bird, I could fly.
should可能性の低さ、ニュートラル万一の場合、丁寧な依頼If it should rain, we can stay indoors.

まとめ

were to と should は、どちらも未来の非現実的な状況を仮定する際に使われる助動詞ですが、ニュアンスや使い方が異なります。文脈に合わせて適切な助動詞を選ぶことで、より正確で洗練された英語表現が可能になります。

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