不定詞は、述語動詞ではないことから、文法上直後その主語となるものがない。しかしながら、動詞を含んでいる関係により、意味上の主語がある。
不定詞の意味上の主語を示さない場合
・It is important to love people.
(人々を愛することが重要である。)
・His answer is to prove the trueth.
(彼の答えは、真実を証明しているのだ。)
・I would like to be a teacher. (名詞的用法)
(私は、先生になりたい。)
・I have many friends to sing a song with. (形容詞的用法)
(私は、一緒に歌を歌う友達がたくさんいる。)
・I saved money to take a trip. (副詞的用法)
(私は、旅行をするためにお金を節約している。)
不定詞の意味上の主語の表し方
・My mother adviced me to study abroad.
(書き換え)⇒My mother adviced me that I should study abroad.
(私の母は、私に留学するように助言した。)
・I think this answer is me to be wrong.
⇒I think that this answer is wrong.
(私は、この答えが間違いだと思っている。)
・It is important for students to think themselves.
(生徒が、自分自身で考えることは大切である。)
・The boy keep learning English for his family to take a trip.
(その男の子は、家族が旅行に行くために継続して英語を学んでいる。)
・In order for examinees to take the test, everyone keep silent.
(受験者がテストを受けるため、全員が黙っている。)
不定詞の基礎・基本①「to不定詞と原形不定詞」について
形容詞などの働きもし、主語の人称や数によって変化する動詞のことを「準動詞」といい、「不定詞、分詞、動名詞」の3種類がある。
不定詞には「to不定詞」と「原形不定詞」の2種類がある。
「to不定詞」について
「to不定詞」とは、「to+動詞の原形」の形をとるものであり、文中で「名詞」・「形容詞」・「副詞」の役割を果たす。
それぞれの用法を「名詞的用法」・「形容詞的用法」・「副詞的用法」と表現することが多い。
・I want to drink something.
(何か飲み物が欲しい。)「飲むことがしたい」
・To speak English is difficult.
(英語を話すことは難しい。)
・It is important to tell the truth.
(真実を話すことは大切である。)
・I want something hot to eat.
(私は、何か暖かい食べ物が欲しい。)「食べるための何か暖かいもの」
・I have a big game to be a champion.
(私は、優勝するための大きな試合がある。)
・I bought the book to write a letter.
(私は、手紙を書くためにその本を買いました。)
・To speak Einglish, I have to practice more and more.
(英語を話すために、私はより多くの練習をしなければならない。)
それぞれの用法は正式には、「名詞」・「形容詞」・「副詞」の内どの役割をするかによって分類をするのだが、<to+動詞の原形>が「~すること」・「~するための」・「~するために」のうちどの訳をすると当てはまるかによって分離することで、大方の分類ができる。
不定詞の基礎・基本①「to不定詞と原形不定詞」について | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 【5分で確認】【不定詞:文法】不定詞の意味上の主語について深く学ぼう!不定詞の基礎・基本②「不定詞の否定・副詞の位置」
不定詞を否定する場合は、「to不定詞」の前に「not」を用いることで表現する「not to + 動詞の原形」
原形不定詞の場合も同様に「原形不定詞」の前に「not」を用いることで表現する「not 原形不定詞」
・I try not to sleep tonight.
(今夜は寝ないようにしてみます。)
・I cannot swim in the sea.
(私は、海で泳ぐことができません。)
・My mother made me not play the video game.
(私の母は、テレビをさせないようにした。)
「~しないように」と表現する場合は「not to + 動詞の原形」を用いるのではなく「in order not to + 動詞の原形」で表現する場合が多い。
・In order not to fail the test, we must study hard.
(テストで落第しないように、私たちは一生懸命に勉強をしなければならない。)
・Be careful not to fall.
(落ちないように気を付けて。)
※「be careful」や「take care」など相手に気を使う場合は、「not to + 動詞の原形」で表現することがある。
不定詞の完了形「完了不定詞」について
不定詞の完了形は、「 to have + 過去分詞」で表現する。「完了不定詞」ともいう。
・He wants to have been a great doctor for ten years.
(彼は、10年間もの間、偉大な医者になりたがっていた。)
・She cannot have changed the city.
(彼女がその街を変えたはずがない。)
完了不定詞の用法について(時制)
述語動詞に示されている「時制」よりも前の「時制」を表現する。
・My groung mother seems to have taken care of me.
(私の祖母が、私の世話をしていたようだ。)
完了不定詞の用法について(助動詞)
・You must have broken the window.
(あなたが、窓を割ったに違いない。)
助動詞の「may, might, must, cannot, could, should, ought to」を用いて表現することが多い。
・You should have been my house yesterday.
(昨日私の家にいればよかったのに。)
助動詞の「shouldやought to」を用いて表現することで遺憾を表現することができる。
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