【未来を表す表現:文法】be going to~ は進行形⁉be going to~の基本とwillとの違いについて知ろう(練習問題付き)

be going to~の基本について知ろう

「be going to」は英語の未来表現の一つで、動詞の原形と組み合わせて使われます。

  • 肯定文: 主語 + be動詞 (am/is/are) + going to + 動詞の原形
    • 例: I am going to study. (私は勉強するつもりです。)
  • 否定文: 主語 + be動詞 (am/is/are) + not + going to + 動詞の原形
    • 例: She is not going to come. (彼女は来ないでしょう。)
  • 疑問文: Be動詞 (Am/Is/Are) + 主語 + going to + 動詞の原形 ?
    • 例: Are you going to help me? (あなたは私を手伝ってくれますか?)

意味と使い方

「be going to」は主に以下の2つの状況で使われます。

  1. 確固たる計画や意図(確信)
    • 話者がすでに決めている未来の行動や、これからそうするつもりであるという強い意図を表します。
    • will との違いは、will がその場で決めたことや単なる予測を表すのに対し、「be going to」はすでに計画されている、準備されているというニュアンスが強い点です。
    • 例: I am going to visit my grandparents next weekend. (来週末、祖父母を訪ねるつもりです。→すでに計画済み。)
    • 例: We are going to buy a new car. (私たちは新しい車を買うつもりです。→すでに決めている。)
  2. 明確な兆候に基づく予測(状況証拠)
    • 現在の状況や兆候から見て、ほぼ間違いなく未来にそうなるだろうと予測できる場合に使います。つまり、根拠のある予測です。
    • 例: Look at those dark clouds! It’s going to rain. (あの暗い雲を見て!雨が降るぞ。→空の様子という兆候がある。)
    • 例: Oh no! I’ve dropped my phone. It’s going to break. (ああ、しまった!電話を落としちゃった。壊れるだろうな。→落としたという行為と、その結果の予測。)
    • 例: She’s studying very hard. She’s going to pass the exam easily. (彼女はとても熱心に勉強している。簡単に試験に合格するだろう。→熱心な勉強という兆候。)

「will」との比較

未来を表す表現として「will」もありますが、「be going to」とは使い分けが必要です。

特徴be going towill
計画/意図すでに決まっている計画や強い意図その場で決めたこと、自発的な行動
予測現在の兆候に基づいた根拠のある予測単なる予測、推測、意見
その他直前の未来(すぐに起こる)にも使われる約束、申し出、拒否、脅しなどにも使われる

例:

  • A: I’m thirsty.
    • B (その場で決める): I’ll get you some water. (水を取ってきてあげる。)
    • B (すでにそうするつもり): I’m going to get some water anyway. Do you want some? (どうせ水を取りに行くところなんだ。君もいる?)
  • 天気予報:
    • The weather forecast says it will be sunny tomorrow. (天気予報では明日は晴れるでしょう。→単なる情報・予測)
    • Look at those clouds. It’s going to snow. (あの雲を見て。雪が降る。→目に見える兆候)

口語表現

  • gonna (ゴナ): 口語では「going to」が「gonna」と短縮されることが非常によくあります。
    • 例: I’m gonna eat dinner. (夕食を食べるつもりです。)

まとめ

「be going to」は、すでに確定している計画や意図、または現在の状況から見て確実性の高い予測を表す際に使われる未来表現です。計画性や根拠の有無が「will」との大きな違いです。

be going to と willの違いを比較しよう

「be going to」と「will」はどちらも未来を表す英語表現ですが、その使い方には明確な違いがあり、ニュアンスが変わってきます。

最も重要な違いは、「話者がいつそのことを決めたのか」と「予測に根拠があるか」という点です。

1. 計画や意図の表現

特徴be going towill
決定のタイミング話すよりも前にすでに決まっている計画や意図話しているその場で決めた、自発的な行動
ニュアンス予定、準備、心づもりがあるその場で思いついた、申し出、意志

例文で比較:

  • be going to の例(事前に計画・意図がある)
    • “I’m going to study abroad next year.” (来年、留学するつもりです。→もう決めて、準備を始めているニュアンス。)
    • “We’re going to have a party on Saturday.” (土曜日にパーティーをする予定です。→招待状を送るなど、準備をしている。)
    • (電話が鳴っているのを聞いて) “I know, I’m going to answer it.” (分かってる、出るところだよ。→すでにそうするつもりだった。)
  • will の例(その場で決めたこと、自発的な行動)
    • (急に思い立って) “I’ll go to the gym after work.” (仕事の後、ジムに行こう。→その場で決めた。)
    • (誰かが電話が鳴っているのに気づき、あなたが) “Oh, the phone is ringing. I’ll get it!” (あ、電話が鳴ってる。私が出るよ!→その場で申し出た。)
    • “I’m thirsty. I’ll get some water.” (喉が渇いた。水を飲もう。→その場で決めた。)

2. 未来の予測の表現

特徴be going towill
予測の根拠現在の状況や兆候に基づいた、根拠のある予測個人の意見、推測、一般的な事実、不確かな予測
ニュアンス状況証拠から見て、そうなる可能性が高い多分そうだろう、〜と思う、客観的事実

例文で比較:

  • be going to の例(根拠のある予測)
    • “Look at those dark clouds! It’s going to rain.” (あの暗い雲を見て!雨が降るぞ。→空の様子という明確な兆候がある。)
    • “He’s driving too fast. He’s going to crash!” (彼、飛ばしすぎだ。事故を起こすぞ!→運転の状況という兆候。)
    • “She’s having a baby. She’s going to be a mother soon.” (彼女は赤ちゃんを授かる。もうすぐ母親になるだろう。→出産という事実から予測。)
  • will の例(根拠のない、あるいは一般的な予測)
    • “I think it will rain tomorrow.” (明日、雨が降るだろう。→天気予報や個人の意見に基づく推測。具体的な兆候がない。)
    • “I’m sure you’ll enjoy the movie.” (きっとその映画を楽しめるでしょう。→個人的な意見。)
    • “The sun will rise at 6 AM tomorrow.” (明日、太陽は午前6時に昇るでしょう。→普遍的な事実。)

その他の違い

  • 約束、申し出、脅しなど: 「will」は、約束 (I’ll help you)、申し出 (I’ll carry that for you)、拒否 (I won’t do it)、脅し (I’ll tell your mother!) など、話者の意志や意向が強く出る表現で使われます。 「be going to」はこれらの状況ではあまり使われません。
  • フォーマルさ: 厳密に言えば、「will」の方が「be going to」よりもややフォーマルな響きを持つことがあります。しかし、日常会話ではどちらも非常に頻繁に使われます。
  • 口語での短縮形: 「be going to」は口語で「gonna (ゴナ)」と短縮されることがよくあります。「will」は「’ll」と短縮されます(例: I’ll, you’ll)。

まとめ表

be going towill
計画/意図事前に決まっている計画・意図話しているその場で決めたこと、自発的行動
予測現在の兆候に基づく根拠のある予測個人的な意見、推測、一般的な事実
その他の用途近い未来に起こることを表すことも約束、申し出、拒否、脅しなど
口語gonna‘ll

be going toは進行形なのか⁉

中学校で

be going to ~ (~するつもりだ)

(例)I am going to study English. (私は、英語を勉強するつもりだ。)

※ある決まった予定や計画を表現する際に使用する。

一昔前は、(文法を覚える便宜上)

be going to ~ = will(助動詞)

と習った方もいるであろう。

一つの疑問が浮かび上がる

本当に be going to ~ = will (助動詞)なのだろうか?

be動詞 (状態動詞)+ going (躍動感) + to (先に向かって)

以前

be動詞は状態動詞と説明した

be動詞は状態動詞⁉ | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 【未来を表す表現:文法】be going to~ は進行形⁉be going to~の基本とwillとの違いについて知ろう(練習問題付き)

going 一般動詞に動きが出る(躍動感)

動詞にingがつくと動きがでる⁉|てばっち教育研究所ing (tebatch.com): 【未来を表す表現:文法】be going to~ は進行形⁉be going to~の基本とwillとの違いについて知ろう(練習問題付き)

to 先の(ゴール)に向かって

このように分解すると

(例)I am going to study English. (私は、英語を勉強するつもりだ。)

私はgoingである。 (向かっている状態)

study English に向かって。

となる。

be going to ~ はエスカレータに乗って向かっている⁉

このことから、私は今の瞬間(過去からの流れに沿って)未来に向かって進んでいると表現することができる。

このことのように

文法や単語の表現で

must = have to (~しなければならない)

get = obtain (手に入れる)

のように表現された場面で出会った場合一歩立ち止まってみよう。

英語の表現の深さを体験でき、英語がさらに上達するであろう。

まるで

be going to~

エスカレータに乗って上達するかのように。

be going to と 進行形の使い分けについて知ろう

「be going to」と現在進行形(Present Continuous)は、どちらも未来の予定や計画を表すことができますが、ニュアンスに違いがあります。特にネイティブスピーカーはこれらを使い分けています。

1. 現在進行形 (Present Continuous) の未来の使い方

形: be動詞 + 動詞の -ing 形

主な使い方:

  • 確定した予定、手配済みの取り決め (Arrangement)
    • すでに時間や場所が決まっており、相手との合意や、チケットの購入、予約など、具体的な手配が済んでいる場合に使うことが多いです。
    • 他の人も関わる予定によく使われます。

例文:

  • “I’m meeting John at 7 PM tomorrow.” (明日午後7時にジョンに会います。→ジョンとの約束が確定している。)
  • “We’re flying to Hawaii next month.” (来月ハワイへ飛行機で行きます。→航空券も予約済み。)
  • “Are you doing anything this weekend?” (今週末何かする予定はありますか?→具体的な計画について尋ねる。)
  • “I can’t make it to the party. I’m working late.” (パーティーには行けません。遅くまで仕事をする予定です。→避けられない確定した予定。)

2. be going to の未来の使い方

形: be動詞 + going to + 動詞の原形

主な使い方:

  • 話者の意図、計画 (Intention/Plan)
    • 話者が心の中でそうするつもりである、と決めている場合に使うことが多いです。具体的な手配が済んでいなくても使えます。
    • 一人で決めた計画にもよく使われます。
  • 現在の状況証拠に基づく予測 (Prediction based on evidence)
    • これについては前述の「will」との違いで詳しく説明した通りです。

例文:

  • “I’m going to read a book tonight.” (今夜、本を読むつもりです。→心の中で決めている。)
  • “I’m going to learn Japanese next year.” (来年、日本語を学ぶつもりです。→まだ具体的な学校選びや申し込みはしていないかもしれないが、その意図がある。)
  • “What are you going to do with all that money?” (そのお金で何をするつもりですか?→相手の意図を尋ねる。)
  • (空を見て) “Look at those clouds! It’s going to rain.” (あの雲を見て!雨が降るぞ。→兆候に基づく予測。)

3. 「be going to」と現在進行形の使い分けのポイント

  • 手配の度合い:
    • 現在進行形: ほぼ確定済みで、具体的な手配が伴う「取り決め (arrangement)」
    • be going to: 事前に決めている意図や計画で、まだ具体的な手配が伴わない場合もある「心づもり (intention/plan)」
  • 関与する人数:
    • 現在進行形: 他の人との約束や取り決めに関わることが多い。
    • be going to: 一人で決めた計画や意図でも使える。
  • 予測:
    • 現在進行形: 予測には使わない。
    • be going to: 現在の兆候に基づく根拠のある予測に使う。

例で使い分けを理解する:

  1. “I’m meeting my friend for dinner tonight.” (現在進行形)
    • → 友達と約束し、時間や場所も決まっている、確定した「取り決め」。
  2. “I’m going to cook dinner tonight.” (be going to)
    • → 自分で夕食を作るつもりだ、という「意図」。まだ買い物もしていないかもしれない。

ただし、多くの場合で互換性がある

実際には、「be going to」と現在進行形は、未来の計画や意図についてかなり似た意味で使われることが多く、入れ替え可能な場合も少なくありません。 特に、近い未来の個人の予定について話す場合、両方とも自然に聞こえます。

  • “I’m going to visit my parents this weekend.”
  • “I’m visiting my parents this weekend.”

どちらも正しいですが、後者の方が「もう両親とは話して、行くことを伝えている」というニュアンスが少し強いかもしれません。前者は「行くつもりでいる」という話者の意図を強調します。

結論として、

  • 現在進行形は「手配済みで確定している」未来の予定に強い。
  • be going toは「心の中の計画や意図」に強い。また、「根拠のある予測」にも使う。

be going toに関連する練習問題に挑戦しよう


「be going to」に関する練習問題


セクション1:英文和訳(Translate the following English sentences into Japanese.)

  1. I’m going to start a new job next month.
  2. Look at the dark clouds! It’s going to rain heavily.
  3. Are you going to finish your homework before dinner?
  4. She’s studying hard because she’s going to take a difficult exam next week.
  5. We’re not going to buy a new car this year; we decided to save money instead.
  6. Oh no, the bridge looks unstable. It’s going to collapse!
  7. What are you going to do after you graduate from university?
  8. My brother is going to visit us from Canada in July.
  9. Be careful with that glass. You’re going to drop it!
  10. They’re going to build a new shopping mall on that site.

セクション2:和文英訳(Translate the following Japanese sentences into English.)

  1. 私は今週末、友達とテニスをするつもりです。
  2. このひび割れを見て。壁が崩れるでしょう。
  3. 今夜、何をするつもりですか?
  4. 彼らは新しいプロジェクトにすぐに着手するつもりです。
  5. 私たちは来年、結婚する予定です。
  6. 赤ちゃんを見て!彼女は泣き出すでしょう。
  7. 彼女はパーティーに来ないでしょう。
  8. 私たちは夏休みに沖縄へ旅行するつもりです。
  9. 気を付けて!車にぶつかるぞ!
  10. 彼は家を売却して海外へ移住するつもりです。

解答


セクション1:英文和訳の解答

  1. 和訳: 私は来月、新しい仕事を始めるつもりです
  2. 和訳: あの暗い雲を見て!激しく雨が降るでしょう
  3. 和訳: 夕食前に宿題を終えるつもりですか
  4. 和訳: 彼女は来週難しい試験を受ける予定なので、一生懸命勉強しています。
  5. 和訳: 私たちは今年新しい車を買うつもりはありません。代わりに貯金することにしました。
  6. 和訳: ああ、だめだ、橋が不安定に見える。崩落するだろう
  7. 和訳: 大学を卒業したら、何をするつもりですか
  8. 和訳: 私の兄は7月にカナダから私たちを訪ねて来る予定です
  9. 和訳: そのグラスに気を付けて。落とすぞ
  10. 和訳: 彼らはその敷地に新しいショッピングモールを建設する予定です

セクション2:和文英訳の解答

  1. 英訳: I’m going to play tennis with my friends this weekend.
  2. 英訳: Look at this crack. The wall is going to collapse.
  3. 英訳: What are you going to do tonight?
  4. 英訳: They are going to start a new project soon.
  5. 英訳: We are going to get married next year.
  6. 英訳: Look at the baby! She’s going to cry.
  7. 英訳: She is not going to come to the party.
  8. 英訳: We are going to travel to Okinawa during the summer vacation.
  9. 英訳: Be careful! You’re going to hit the car!
  10. 英訳: He is going to sell his house and move abroad.

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