「can」や「could」と同様の「可能・能力」の意味を表現する場合に、未来のことを表現したり、完了(現在完了など)を表現したりする場合に、「be able to ~」を用いて表現をする。
「can」に比べて「be able to ~」の方がやや堅い表現になる。
・You will be able to speak Japanese fluently.
(あなたは、流暢に日本語を話せるようになるだろう。)
・I haven’t been able to finish writing the report.
(わたしは、資料を書き終わせられないままでいる。)
「can」と「be able to ~」との違い。
・I can speak English.
書き換え→ I am able to speak English.
(私は、英語を話すことができる。)
・I could speak English.
書き換え→I was able to speak English.
(私は、英語を話すことができた。)
「can」は「本来備わっている能力」を表現する。
「be able to~」は「一時的な能力や身に着けた能力」を表現する。
これらのことから、
①の例文においては、「can」は元々話せる(ネイティブ)、「be able to~」は、後々身に着けた。
②の例文においても①と同様のことが言える。
加えて、「could」には「仮定」の要素も含まれていることに留意したい。
<復習>
「可能性」、「能力・可能」、「依頼・許可」の表現方法について
・It could be rain.
(雨が降る可能性もある。)
※「もしかすると…」の意味を込めており、「can」よりもやや可能性が低い。
・Why could you speak English?
(なぜ英語が話せたのだ?)
※「話せるわけないのに」という「反語」が込められている。
・Tom couldn’t get marry Kumi.
(トムが、クミと結婚するはずがない。)
※わざわざ「could」を使って表現することで「そうでなければ」の「仮定」の話が続く。
・When I was young, I could swim about 10km. [能力]
(若いころは、約10km泳ぐことができた。)
・When you got 100cm, you could get on this car. [可能]
(100cmあれば、この車にのることが可能であった。)
※「could」により表現することによって、「仮定」の意図で表現される。