【原形不定詞:文法】”原形不定詞”とは?基礎を学び、類似表現との違いや”原形不定詞”を使った比喩表現を知りイメージをつかもう!(練習問題付き)

原形不定詞の基本について知ろう

原形不定詞は、to のない不定詞のことで、特定の動詞の後に目的語として置かれ、習慣、願望、提案、許可、命令などの意味を表します。

原形不定詞が使われる動詞

原形不定詞は、主に以下の動詞の後に使われます。

  • 使役動詞 (make, have, let)
  • 知覚動詞 (see, hear, feel, watch など)
  • 提案・要求の動詞 (suggest, demand, insist など)

原形不定詞の用法

  1. 使役動詞 + 目的語 + 原形不定詞
    • 「(目的語) に~させる」という意味を表します。
      • 例: My parents made me clean my room. (両親は私に部屋の掃除をさせた。)
      • 例: I had him repair my car. (私は彼に車を修理してもらった。)
      • 例: Let me introduce myself. (自己紹介させてください。)
  2. 知覚動詞 + 目的語 + 原形不定詞
    • 「(目的語) が~するのを見る/聞く/感じる」という意味を表します。
      • 例: I saw him cross the street. (私は彼が通りを渡るのを見た。)
      • 例: I heard her sing a song. (私は彼女が歌を歌うのを聞いた。)
      • 例: I felt the ground shake. (私は地面が揺れるのを感じた。)
  3. 提案・要求の動詞 + that 節 + should + 原形不定詞
    • 「~すべきであると提案/要求する」という意味を表します。
      • 例: I suggested that he should see a doctor. (私は彼が医者に診てもらうべきだと提案した。)
      • 例: She demanded that we should tell the truth. (彼女は私たちが真実を言うべきだと要求した。)
      • 例: They insisted that we should stay for dinner. (彼らは私たちが夕食を食べていくべきだと主張した。)

原形不定詞の注意点

  • 使役動詞と知覚動詞の場合、目的語と原形不定詞の間には能動的な関係がある場合に原形不定詞が用いられます。
  • 提案・要求の動詞の場合、that 節の中では should が省略されることがあります。
    • 例: I suggested that he see a doctor. (私は彼が医者に診てもらうべきだと提案した。)
  • 原形不定詞は、to 不定詞と意味が異なる場合があります。
    • 例: I saw him to cross the street. (私は彼が通りを渡るのを見るために行った。)

原形不定詞の類似表現

  • 原形不定詞の代わりに、to 不定詞や動名詞が使われることがあります。
    • 例: I want him to clean my room. (私は彼に部屋を掃除してほしい。)
    • 例: I enjoy singing songs. (私は歌を歌うことを楽しむ。)

原形不定詞の類似表現について知ろう

原形不定詞は、特定の動詞の後に目的語として置かれ、習慣、願望、提案、許可、命令などの意味を表します。原形不定詞の類似表現は、文脈やニュアンスによって様々なものが考えられます。

1. to 不定詞

  • 原形不定詞の代わりに、to 不定詞が使われることがあります。
    • 例: I want him to clean my room. (私は彼に部屋を掃除してほしい。)
  • to 不定詞は、願望、目的、未来などを表す際に使われます。

2. 動名詞

  • 原形不定詞の代わりに、動名詞が使われることがあります。
    • 例: I enjoy singing songs. (私は歌を歌うことを楽しむ。)
  • 動名詞は、動作や経験を表す際に使われます。

3. that 節

  • 提案・要求の動詞の場合、that 節を使って同様の意味を表すことができます。
    • 例: I suggested that he see a doctor. (私は彼が医者に診てもらうべきだと提案した。)
  • that 節を使うことで、提案や要求の内容をより明確に表現できます。

4. 節

  • 使役動詞や知覚動詞の場合、節を使って同様の意味を表すことができます。
    • 例: I saw that he crossed the street. (私は彼が通りを渡ったのを見た。)
  • 節を使うことで、動作や出来事をより詳しく説明できます。

5. 慣用表現

  • 原形不定詞を使った慣用的な表現も存在します。
    • 例: Had better ~ (~した方が良い)
    • 例: Would rather ~ (むしろ~したい)
  • これらの慣用表現は、特定の文脈でよく使われます。

原形不定詞と類似表現の使い分け

  • 原形不定詞は、特定の動詞の後に使われる、簡潔な表現です。
  • to 不定詞は、願望や目的など、より広い意味範囲で使われます。
  • 動名詞は、動作や経験を名詞として表現する際に使われます。
  • that 節や節は、より複雑な内容を説明する際に使われます。
  • 慣用表現は、特定の文脈でよく使われます。

原形不定詞を使った比喩表現を知ろう

原形不定詞は、比喩的な状況や感情を表現する際にも、その簡潔さから効果的に使われます。いくつかの例を見てみましょう。

1. 感情や状態の比喩

  • His words made my blood boil.
    • (彼の言葉は私の血を沸騰させた。)
    • 「血を沸騰させる」という比喩で、激しい怒りを表現しています。
  • The news let my heart sink.
    • (その知らせは私の心を沈ませた。)
    • 「心を沈ませる」という比喩で、深い悲しみや失望を表現しています。

2. 状況や出来事の比喩

  • The city made the night sky light up.
    • (都市は夜空を明るく照らし出した。)
    • 都市の光を擬人化し、「夜空を照らし出す」という表現で、都市の活気や光の強さを表現しています。
  • The music had the crowd sway.
    • (音楽は群衆を揺らした。)
    • 音楽の力を擬人化し、「群衆を揺らす」という表現で、音楽の力強い影響力を表現しています。

3. 抽象的な概念の比喩

  • The idea made my imagination soar.
    • (その考えは私の想像力を飛翔させた。)
    • 想像力を鳥に例え、「飛翔させる」という表現で、アイデアが想像力を刺激し、広げる様子を表現しています。
  • The challenge let my determination ignite.
    • (その挑戦は私の決意を燃え上がらせた。)
    • 決意を火に例え、「燃え上がらせる」という表現で、挑戦が強い決意を引き出す様子を表現しています。

4. 慣用表現の比喩的な拡張

  • Let the chips fall where they may.
    • (なるようになる。)
    • 元々は「結果に身を任せる」という意味ですが、比喩的に「運命に委ねる」「成り行きに任せる」といったニュアンスで使われます。
  • Make no bones about it.
    • (遠慮なく言う。)
    • 元々は「骨を隠さない」という意味ですが、比喩的に「率直に言う」「はっきりと述べる」といったニュアンスで使われます。

原形不定詞に関する練習問題に挑戦しよう

正誤問題:次の文が正しい場合は〇、誤っている場合は✕を選び、誤っている場合は訂正しましょう。

  1. My parents made me to clean my room.
  2. I saw him cross the street.
  3. Let me introducing myself.
  4. I heard her singing a song.
  5. She demanded that we should to tell the truth.
  6. He had better to go home now.
  7. They would rather stay here than go out.
  8. I felt the ground to shake.
  9. The teacher let us to leave early.
  10. We watched the birds to fly away.

英文和訳問題

  1. My parents made me clean my room.
  2. I saw him cross the street.
  3. Let me introduce myself.
  4. I heard her sing a song.
  5. She demanded that we tell the truth.
  6. He had better go home now.
  7. They would rather stay here than go out.
  8. I felt the ground shake.
  9. The teacher let us leave early.
  10. We watched the birds fly away.

和文英訳問題

  1. 両親は私に部屋の掃除をさせた。
  2. 私は彼が通りを渡るのを見た。
  3. 自己紹介させてください。
  4. 私は彼女が歌を歌うのを聞いた。
  5. 彼女は私たちが真実を言うべきだと要求した。
  6. 彼は今すぐ家に帰った方が良い。
  7. 彼らは外出するよりむしろここにいたいだろう。
  8. 私は地面が揺れるのを感じた。
  9. 先生は私たちに早く帰ることを許した。
  10. 私たちは鳥たちが飛び去るのを見た。

解答

正誤問題:

  1. ✕ → My parents made me clean my room.
  2. ✕ → Let me introduce myself.
  3. ✕ → I heard her sing a song.
  4. ✕ → She demanded that we tell the truth.
  5. ✕ → He had better go home now.
  6. ✕ → I felt the ground shake.
  7. ✕ → The teacher let us leave early.
  8. ✕ → We watched the birds fly away.

英文和訳問題:

  1. 両親は私に部屋の掃除をさせた。
  2. 私は彼が通りを渡るのを見た。
  3. 自己紹介させてください。
  4. 私は彼女が歌を歌うのを聞いた。
  5. 彼女は私たちが真実を言うべきだと要求した。
  6. 彼は今すぐ家に帰った方が良い。
  7. 彼らは外出するよりむしろここにいたいだろう。
  8. 私は地面が揺れるのを感じた。
  9. 先生は私たちに早く帰ることを許した。
  10. 私たちは鳥たちが飛び去るのを見た。

和文英訳問題:

  1. My parents made me clean my room.
  2. I saw him cross the street.
  3. Let me introduce myself.
  4. I heard her sing a song.
  5. She demanded that we tell the truth.
  6. He had better go home now.
  7. They would rather stay here than go out.
  8. I felt the ground shake.
  9. The teacher let us leave early.
  10. We watched the birds fly away.

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