neverの基本について知ろう
英語の「never」は、主に副詞として使われ、「決して~ない」という意味を表します。ここでは、「never」の主な意味と用法、関連表現について解説します。
1. 主な意味と用法
- 決して~ない (at no time, not ever):
- 過去、現在、未来のいずれにおいても、ある事象が起こらないことを強調します。
- 例: “I have never been to Paris.” (私は一度もパリに行ったことがありません。)
- 例: “Never give up.” (決して諦めるな。)
- 過去、現在、未来のいずれにおいても、ある事象が起こらないことを強調します。
- 強い否定:
- 強い否定や禁止を表すことがあります。
- 例: “Never say that again.” (二度とそんなことを言うな。)
- 強い否定や禁止を表すことがあります。
2. 文中での位置
- 「never」は、通常、動詞の前に置かれます。
- 助動詞がある場合は、助動詞と本動詞の間に置かれます。
- 例: “I will never forget you.” (私はあなたを決して忘れないでしょう。)
- be動詞の場合は、be動詞の後に置かれます。
- 例: “He is never late.” (彼は決して遅刻しません。)
- 助動詞がある場合は、助動詞と本動詞の間に置かれます。
3. 関連表現
- ever:
- 疑問文や肯定文で「一度でも」「これまでに」という意味を表します。
- 例: “Have you ever seen a ghost?” (あなたは幽霊を見たことがありますか?)
- 「never」と組み合わせて、強い否定を表すこともあります。
- 例: “forever and ever” (永遠に)
- 疑問文や肯定文で「一度でも」「これまでに」という意味を表します。
- not ever:
- 「never」と同様に「決して~ない」という意味を表しますが、「never」よりもやや強調するニュアンスがあります。
- 例: “I will not ever do that.” (私は絶対にそんなことはしない。)
- 「never」と同様に「決して~ない」という意味を表しますが、「never」よりもやや強調するニュアンスがあります。
- at no time:
- 「決して~ない」という意味のフォーマルな表現です。
- 例: “At no time did I agree to that.” (私は決してそれに同意していません。)
- 「決して~ない」という意味のフォーマルな表現です。
4. 注意点
- 「never」は強い否定を表すため、肯定的な意味合いの文脈では使用しません。
- 「never」を含む文は、二重否定にならないように注意が必要です。
neverの類似表現について知ろう
英語の「never」は、強い否定を表す副詞であり、類似表現もいくつか存在します。ここでは、「never」の主な意味と用法ごとに、類似表現とそれぞれのニュアンスの違いを解説します。
1. 決して~ない (at no time, not ever) の類似表現
- not ever:
- 意味: 決して~ない
- ニュアンス: 「never」とほぼ同じ意味ですが、やや強調するニュアンスがあります。
- 例: “I will not ever do that.” (私は絶対にそんなことはしない。)
- at no time:
- 意味: 決して~ない
- ニュアンス: フォーマルな表現で、強い否定を表します。
- 例: “At no time did I agree to that.” (私は決してそれに同意していません。)
- under no circumstances:
- 意味: いかなる状況下でも~ない
- ニュアンス: 非常に強い否定を表し、どんな状況でも起こりえないことを強調します。
- 例: “Under no circumstances should you open this door.” (いかなる状況下でも、このドアを開けてはいけません。)
- by no means:
- 意味: 決して~ない
- ニュアンス: 強い否定を表し、可能性を完全に否定します。
- 例: “This is by no means the end.” (これは決して終わりではありません。)
2. 関連表現
- ever:
- 意味: これまでに、一度でも
- ニュアンス: 疑問文や肯定文で使われ、「never」と組み合わせて強い否定を表すこともあります。
- 例: “Have you ever seen a ghost?” (あなたは幽霊を見たことがありますか?)
- forever:
- 意味: 永遠に
- ニュアンス: 時間的な永遠性を表し、「never」と対比して使われることがあります。
- 例: “I will love you forever.” (私はあなたを永遠に愛します。)
使い分けのポイント
- 文脈やニュアンスに合わせて、適切な類似表現を選ぶことが重要です。
- フォーマルな場面では、「at no time」「under no circumstances」「by no means」などを使うと良いでしょう。
- 日常会話では、「not ever」や「ever」がよく使われます。
- 「forever」は、時間的な永遠性を表す場合に適しています。
「never」の類似表現一覧表
neverの意味 | 類似表現 | ニュアンスの違い | 例文 |
---|---|---|---|
決して~ない (at no time, not ever) | not ever | 「never」とほぼ同じ意味だが、やや強調するニュアンス | I will not ever do that. (私は絶対にそんなことはしない。) |
決して~ない (at no time, not ever) | at no time | フォーマルな表現で、強い否定 | At no time did I agree to that. (私は決してそれに同意していません。) |
決して~ない (at no time, not ever) | under no circumstances | 非常に強い否定を表し、どんな状況でも起こりえないことを強調 | Under no circumstances should you open this door. (いかなる状況下でも、このドアを開けてはいけません。) |
決して~ない (at no time, not ever) | by no means | 強い否定を表し、可能性を完全に否定 | This is by no means the end. (これは決して終わりではありません。) |
関連表現 | ever | 疑問文や肯定文で使われ、「never」と組み合わせて強い否定を表すことも | Have you ever seen a ghost? (あなたは幽霊を見たことがありますか?) |
関連表現 | forever | 時間的な永遠性を表し、「never」と対比して使われることがある | I will love you forever. (私はあなたを永遠に愛します。) |
neverの比喩表現について知ろう
英語の「never」は、比喩表現において「絶対的な否定」「不可能性」「永遠」などのニュアンスを添えることができます。ここでは、「never」を使った代表的な比喩表現とその意味合いを解説します。
1. 絶対的な否定・不可能性を象徴する比喩
- “a never-ending story”
- 意味: 終わりのない物語
- 解説: 永遠に続くもの、または終わりが見えないものを表します。
- 例: “The negotiations seemed like a never-ending story.” (交渉は終わりのない物語のように思えた。)
- “a never-never land”
- 意味: 決して実現しない場所、夢の国
- 解説: 現実離れした理想郷や、決して実現しない願望を表します。
- 例: “He lives in a never-never land of his own making.” (彼は自作の夢の国に住んでいる。)
- “a never-to-be-forgotten moment”
- 意味: 決して忘れられない瞬間
- 解説: 非常に印象的で、記憶に深く刻まれた瞬間を表します。
- 例: “The concert was a never-to-be-forgotten moment.” (そのコンサートは決して忘れられない瞬間だった。)
2. 永遠・不変を象徴する比喩
- “never-changing”
- 意味: 決して変わらない
- 解説: 常に同じ状態を保つもの、または永遠に続くものを表します。
- 例: “Their friendship is never-changing.” (彼らの友情は決して変わらない。)
- “nevermore”
- 意味: 二度とない
- 解説: 過去の出来事が二度と繰り返されないことを強調します。
- 例: “The bird said, ‘Nevermore.’” (鳥は「二度とない」と言った。)
3. 強い否定を強調する比喩
- “never in a million years”
- 意味: 決してありえない
- 解説: 非常に強い否定を表し、可能性を完全に否定します。
- 例: “Never in a million years would I have expected this.” (こんなこと、絶対にありえないと思っていた。)
- “never say die”
- 意味: 決して諦めない
- 解説: 困難な状況でも、最後まで諦めずに努力することを表します。
- 例: “Never say die, keep trying.” (決して諦めずに、挑戦し続けろ。)
neverに関する練習問題に挑戦しよう
問題 1: 次の文を日本語に訳しましょう。
- I have never been to Paris.
- She will never forget this moment.
- Never give up.
- I have never seen a ghost.
- Never say that again.
問題 2: 次の日本語の文を英語に訳しましょう。
- 私は一度も寿司を食べたことがありません。
- 彼は決して嘘をつきません。
- 決して遅刻するな。
- 私は一度も雪を見たことがありません。
- 二度と私に電話しないでください。
問題 3: 次の文の誤りを訂正しましょう。
- I have ever been to Paris.
- She will not ever forget this moment.
- Ever give up.
- I have ever seen a ghost.
- Never to say that again.
問題 4: 次の文を ( ) 内の指示に従って書き換えましょう。
- I have not ever been to Paris. (never を使って)
- She will not forget this moment. (never を使って)
- Don’t ever give up. (never を使って)
- I have not seen a ghost. (never を使って)
- Don’t say that again. (never を使って)