whoeverの基本的な使い方
Whoever は、英語の代名詞で、主に以下の3つの意味と用法があります。
1. 誰が~しようとも
- 意味: どんな人が~しようとも、という意味を表します。
- 文法: whoever + 動詞の形で使われます。
- 例文:
- Whoever comes first will get a prize. (最初に来た人が賞品をもらえます。)
- Whoever did this is responsible. (これをやった人は責任があります。)
2. 誰を~しようとも
- 意味: どんな人を~しようとも、という意味を表します。
- 文法: whoever + 動詞 + 目的語の形で使われます。
- 例文:
- You can invite whoever you want to the party. (パーティーには誰でも好きな人を招待できます。)
- I will support whoever wins the election. (私は選挙で誰が勝っても支持します。)
3. (名詞節を導いて) 誰であろうと
- 意味: 誰であろうと、という意味を表します。
- 文法: whoever + 動詞の形で使われます。
- 例文:
- Whoever is honest will be rewarded. (正直な人は誰であろうと報われます。)
- Whoever is guilty will be punished. (罪を犯した人は誰であろうと罰せられます。)
whoever の類似表現
- whomever: whoever の目的格
- anyone who: ~する人は誰でも
- everybody who: ~する人はみんな
whoever の注意点
- whoever は、主語、目的語、補語のいずれとしても使えます。
- whoever は、関係代名詞の複合形であり、先行詞(関係代名詞が指す名詞)を必要としません。
まとめ
whoever は、文脈によって様々な意味を持つ代名詞です。上記の用法や注意点を参考に、適切に使いこなしてください。
whoever の類似表現
whoever は、文脈によって様々な意味を持つ代名詞ですが、主な意味としては「誰が~しようとも」「誰を~しようとも」「(名詞節を導いて) 誰であろうと」などがあります。
これらの意味合いを持つ類似表現としては、以下のようなものが挙げられます。
1. 誰が~しようとも
- anyone who: ~する人は誰でも
- 例: Anyone who wants to join can come. (参加したい人は誰でも来られます。)
- everybody who: ~する人はみんな
- 例: Everybody who finishes the race will get a medal. (レースを完走した人はみんなメダルをもらえます。)
- no matter who: 誰が~しようとも
- 例: No matter who you are, you have to follow the rules. (あなたが誰であろうと、ルールに従わなければなりません。)
2. 誰を~しようとも
- anyone whom: 誰を~しようとも (whoever の目的格)
- 例: You can invite anyone whom you like. (好きな人を誰でも招待できます。)
- whomever: 誰を~しようとも (whoever の目的格)
- 例: Whomever you choose, I will support you. (あなたが誰を選ぼうと、私はあなたを支持します。)
3. (名詞節を導いて) 誰であろうと
- whoever is: ~である人は誰でも
- 例: Whoever is responsible will be punished. (責任がある人は誰であろうと罰せられます。)
- anyone who is: ~である人は誰でも
- 例: Anyone who is caught cheating will be disqualified. (不正行為をした人は誰であろうと失格となります。)
類似表現の使い分け
これらの類似表現は、文脈によってニュアンスや使い方が異なります。
- anyone who / everybody who: 特定の条件を満たす人全員を指す場合に使われます。
- no matter who: 誰が~しようとも、という譲歩の意味合いを強調したい場合に使われます。
- whomever: whoever の目的格であり、目的語として使われます。
- whoever is / anyone who is: 特定の状態や特徴を持つ人個人を指す場合に使われます。
まとめ
whoever の類似表現は、文脈によって様々なニュアンスを表すことができます。それぞれの表現の意味や使い方を理解し、適切に使いこなしましょう。
類似表現に関する練習問題
問題 1: 日本語の意味に合うように、( )から適切な語句を選びましょう。
- 誰が来ようと、私は気にしません。 (a) Whoever comes, I don’t care. (b) Whomever comes, I don’t care. (c) Anyone who comes, I don’t care.
- どんな人がそれを言おうと、私は信じません。 (a) Whoever says that, I don’t believe it. (b) Whomever says that, I don’t believe it. (c) No matter who says that, I don’t believe it.
- 誰がこのプロジェクトを率いようと、私は成功を願っています。 (a) Whoever leads this project, I wish them success. (b) Whomever leads this project, I wish them success. (c) Anyone who leads this project, I wish them success.
- 誰がその仕事を得ようと、私は彼を応援します。 (a) Whoever gets the job, I will support him. (b) Whomever gets the job, I will support him. (c) Anyone who gets the job, I will support him.
- どんな人がその賞を受賞しようと、それは彼らの努力の賜物です。 (a) Whoever wins the award, it is a result of their efforts. (b) Whomever wins the award, it is a result of their efforts. (c) Anyone who wins the award, it is a result of their efforts.
解答
- (a), (c)
- (a), (c)
- (a)
- (a)
- (a)
解説
- whoever は、「誰が~しようと」「誰を~しようと」「(名詞節を導いて) 誰であろうと」という意味を持つ代名詞です。
- whomever は、whoever の目的格です。
- anyone who は、「~する人は誰でも」という意味です。
- no matter who は、「誰が~しようと」という譲歩の意味を強調する際に使われます。
問題 2: 次の文を whoever を使って書き換えましょう。
- Anyone who wants to join can come.
- No matter who you are, you have to follow the rules.
- Everybody who finishes the race will get a medal.
- You can invite anyone whom you like.
- Anyone who is caught cheating will be disqualified.
解答
- Whoever wants to join can come.
- Whoever you are, you have to follow the rules.
- Whoever finishes the race will get a medal.
- You can invite whoever you like.
- Whoever is caught cheating will be disqualified.
ポイント
- 文脈によって、どの表現が適切か判断することが重要です。
- 類似表現の意味や使い方の違いを理解しておきましょう。
英語の「-ever」について
英語の接尾辞「-ever」は、単語につくことで意味を強めたり、範囲を広げたりする働きがあります。主に、疑問詞(who, what, which, where, when, how)につく形で使われます。
1. 強調
- whatever: 何が~しようと、何でも
- 例: Whatever happens, I will never give up. (何が起ころうと、私は決して諦めない。)
- whoever: 誰が~しようと、誰でも
- 例: Whoever comes first will get a prize. (最初に来た人が賞品をもらえます。)
- whichever: どれが~しようと、どれでも
- 例: Whichever you choose, I will be happy. (あなたがどれを選ぼうと、私は嬉しいです。)
2. 範囲の拡大
- whenever: いつでも、~する時はいつでも
- 例: You can call me whenever you want. (いつでも好きな時に電話してきてください。)
- wherever: どこでも、~する所ならどこでも
- 例: You can sit wherever you like. (好きな所にどこでも座っていいですよ。)
- however: どんなに~でも、どんな方法で~でも
- 例: However hard I try, I can’t understand this. (どんなに頑張っても、私はこれが理解できません。)
3. 名詞節を導く
- whoever: ~する人は誰でも
- 例: Whoever is responsible will be punished. (責任がある人は誰であろうと罰せられます。)
- whatever: ~するものは何でも
- 例: Whatever you do, do it with passion. (何をするにしても、情熱を持ってやりなさい。)
- whichever: ~するものはどれでも
- 例: Whichever you choose is fine with me. (あなたがどれを選んでも私は構いません。)
注意点
- 「-ever」がついた単語は、文脈によって意味が異なります。
- 「-ever」がついた単語は、主語、目的語、補語のいずれとしても使えます。
まとめ
「-ever」は、英語の表現の幅を広げるのに役立つ接尾辞です。意味や使い方を理解し、様々な文脈で活用してみてください。