nevertheless は、「それにもかかわらず」「にもかかわらず」という意味を持つ接続副詞です。
例文:
- I was very tired; nevertheless, I finished my work.(とても疲れていたが、それでも仕事を終えた。)
- The weather was bad; nevertheless, we decided to go for a walk.(天気が悪かったが、それでも散歩に行くことにした。)
nevertheless の特徴
- 対比: 前の文の内容と、後の文の内容が対照的であることを示します。
- 譲歩: 前の文の内容が事実であっても、後の文の内容が成り立つことを示します。
- 強調: 後の文の内容をより強調します。
nevertheless の使い方
- 文頭に置く: Nevertheless, he decided to go.(それでも、彼は行くことに決めた。)
- 文中に置く: The plan was risky; nevertheless, they decided to proceed.(その計画はリスキーだったが、それでも彼らは進めることにした。)
- 文末に置く: He was tired. Nevertheless, he finished his work.(彼は疲れていた。それでも、仕事を終えた。)
nevertheless と似た意味を持つ単語
- however: しかし、けれども
- despite: ~にもかかわらず
- in spite of: ~にもかかわらず
これらの単語は、いずれも「逆接」を表しますが、ニュアンスが少し異なります。
- however: より一般的な接続詞で、文頭や文中に置くことができます。
- despite, in spite of: 前置詞で、名詞句を伴って使われます。
例文:
- He was very tired; however, he finished his work.(彼はとても疲れていたが、しかし仕事を終えた。)
- Despite the rain, we went for a walk.(雨が降っていたにもかかわらず、私たちは散歩に行った。)
nevertheless の使い方のコツ
- 文脈に合うように使う: 前後の文とのつながりを考えて、適切な位置にneverthelessを置きましょう。
- 強調したい部分に置く: 強調したい部分の近くにneverthelessを置くことで、より効果的に意味を伝えることができます。
- フォーマルな表現: neverthelessは、ややフォーマルな表現なので、カジュアルな会話では、howeverやbutなどの代わりに使うこともできます。
例文:
- I don’t like coffee. Nevertheless, I drink it every morning.(コーヒーは好きではないが、それでも毎朝飲んでいる。)
- The exam was difficult; nevertheless, I passed.(試験は難しかったが、それでも合格した。)
まとめ
neverthelessは、文章に深みを与える便利な言葉です。様々な場面で使えるように、例文を参考にしながら、使い方をマスターしましょう。
neverthelessを使った例文
nevertheless は、前の文の内容と反対のことを述べたいときに使う便利な接続詞です。様々な場面で使えるように、例文を紹介しますね。
日常生活での例
- I was very tired; nevertheless, I went to the party.(とても疲れていたが、それでもパーティーに行った。)
- The weather forecast predicted rain; nevertheless, we decided to have a picnic.(天気予報では雨が降ると言っていたが、それでもピクニックをすることにした。)
- She failed the exam; nevertheless, she didn’t give up studying.(彼女は試験に失敗したが、それでも勉強をやめなかった。)
よりフォーマルな場面での例
- The experiment was a failure; nevertheless, we learned a valuable lesson from it.(実験は失敗に終わったが、それでもそこから貴重な教訓を得た。)
- Despite the economic downturn, the company continued to grow; nevertheless, profits were lower than expected.(経済の低迷にもかかわらず、会社は成長を続けた。しかし、利益は予想より低かった。)
少し複雑な文構造の例
- Although he was injured, he continued to play; nevertheless, he couldn’t win the game.(彼は怪我をしていたが、それでもプレーを続けた。しかし、試合に勝つことはできなかった。)
neverthelessと他の接続詞の使い分け
- However: より一般的な接続詞で、文頭や文中に置くことができます。
- Despite: 前置詞で、名詞句を伴います。
- In spite of: despiteとほぼ同じ意味ですが、よりフォーマルな表現です。
例文:
- However, he decided to go.(しかし、彼は行くことに決めた。)
- Despite the rain, we went for a walk.(雨が降っていたにもかかわらず、私たちは散歩に行った。)
- In spite of his efforts, he failed the exam.(彼の努力にもかかわらず、彼は試験に失敗した。)
neverthelessを使った名言
- “It was the best of times, it was the worst of times, it was the age of wisdom, it was the age of foolishness; we had everything before us, we had nothing before us; we were all going direct to Heaven, we were all going direct the other way – in short, the period was so far like the present period, that some of its noisiest authorities insisted on its being received, for good or for evil, in the superlative degree of comparison only.” – Charles Dickens, A Tale of Two Cities (「それは革命時代であり、それ同時にそれは啓蒙の時代であった。それは信仰の時代であり、それは疑いの時代であった。それは希望の春であり、それは絶望の冬であった。私たちはすべて天国へまっしぐらに進み、同時に地獄へまっしぐらに進んでいた。――要するに、その時代はわれわれの時代とあまりにもよく似ていたので、当時の最もやかましい権威者たちは、それが善かれ悪しかれ、比較級の最上級でしか受け入れられないと主張した。」- チャールズ・ディケンズ『二都物語』より)
この例のように、neverthelessは、複雑な状況や対比を表す際に非常に効果的な言葉です。
neverthelessの使い方のコツ
- 文脈に合うように使う: 前後の文とのつながりを考えて、適切な位置にneverthelessを置きましょう。
- 強調したい部分に置く: 強調したい部分の近くにneverthelessを置くことで、より効果的に意味を伝えることができます。
- フォーマルな表現: neverthelessは、ややフォーマルな表現なので、カジュアルな会話では、howeverやbutなどの代わりに使うこともできます。
neverthelessを使った慣用句
「nevertheless」は、単体で「それにもかかわらず」という意味を持つ便利な接続詞ですが、他の単語と組み合わせて、より複雑な意味合いを表現する慣用句もあります。
残念ながら、「nevertheless」を直接含む慣用句は多くありませんが、「nevertheless」と似た意味を持つ単語やフレーズを使った慣用句は数多く存在します。
「nevertheless」と似た意味を持つ慣用句
- All the same: それでもやはり、にもかかわらず
- 例:It’s raining, but I’m going out anyway. All the same, I’ll take an umbrella.(雨が降っているけど、出かけます。それでも傘は持っていきます。)
- Even so: それにもかかわらず、それでも
- 例:I know you’re tired, but even so, you have to finish your homework.(疲れているのはわかっているけど、それでも宿題は終わらせないと。)
- In spite of that: それにもかかわらず
- 例:In spite of the rain, they decided to have a picnic.(雨が降っていたにもかかわらず、彼らはピクニックをすることにした。)
- Despite the fact that: ~にもかかわらず
- 例:Despite the fact that he was tired, he stayed up late.(彼は疲れていたにもかかわらず、遅くまで起きていた。)
これらの慣用句と「nevertheless」の違い
これらの慣用句は、「nevertheless」と同様に、前の文の内容と後の文の内容が対立する状況を表しますが、ニュアンスや使い方が少し異なります。
- all the same: より口語的で、カジュアルな印象を与えます。
- even so: 強調したいときに使われます。
- in spite of that, despite the fact that: よりフォーマルな表現で、文章に重みを持たせます。
まとめ
「nevertheless」は、文語的な表現で、フォーマルな文章によく使われます。一方、”all the same” や “even so” などの慣用句は、より口語的で、カジュアルな会話でもよく使われます。
使い分けのポイント
- 文体: フォーマルな文章では「nevertheless」、カジュアルな会話では「all the same」や「even so」など、状況に合わせて使い分けましょう。
- 強調したい部分: 強調したい部分によって、適切な慣用句を選びましょう。
- 文の構造: それぞれの慣用句の文法的な位置に注意しましょう。
neverthelessと似た意味を持つ他の言葉との比較
「nevertheless」は、「それにもかかわらず」という意味を持つ便利な接続詞ですが、ニュアンスや使い方は他の言葉と微妙に異なります。ここでは、「nevertheless」と似た意味を持つ他の言葉との比較を詳しく解説します。
neverthelessとよく比較される言葉
単語 | 意味 | ニュアンス | 例文 |
---|---|---|---|
however | しかし、けれども | 一般的な逆接の接続詞。文頭、文中に置くことができる。 | The weather was bad; however, we went for a walk.(天気が悪かったが、私たちは散歩に行った。) |
but | しかし | 接続詞として最も一般的。対比を強調する。 | I like coffee, but I don’t like tea.(コーヒーは好きだけど、紅茶は好きじゃない。) |
despite | ~にもかかわらず | 前置詞。名詞句を伴う。 | Despite the rain, we went for a walk.(雨が降っていたにもかかわらず、私たちは散歩に行った。) |
in spite of | ~にもかかわらず | despiteとほぼ同じ意味。よりフォーマルな表現。 | In spite of the noise, I could concentrate on my work.(騒音にもかかわらず、私は仕事に集中できた。) |
nonetheless | それにもかかわらず | neverthelessの類義語。ややフォーマルな印象。 | The task was difficult; nonetheless, he completed it.(その仕事は難しかったが、それでも彼はそれを完了した。) |
各単語のニュアンスの違い
- nevertheless: よりフォーマルで、論理的な流れを強調したい場合に使う。
- however: 一般的に使われる接続詞で、文頭や文中に置くことができる。
- but: 対比を強調したい場合に使う。
- despite, in spite of: 前置詞で、名詞句を伴う。
- nonetheless: neverthelessとほぼ同じ意味だが、ややフォーマルな印象。
使い分けのポイント
- 文の構造: どの位置に置くか(文頭、文中、文末)
- 強調したい部分: どの単語や句を強調したいか
- 文章の形式: フォーマルかインフォーマルか
- 他の接続詞との組み合わせ: 他の接続詞との組み合わせ方
例文で比較
- I was tired; nevertheless, I finished my work.(疲れていたが、仕事を終えた。)
- I was tired; however, I finished my work.(疲れていたが、仕事を終えた。)
- Despite being tired, I finished my work.(疲れていたにもかかわらず、仕事を終えた。)
まとめ
「nevertheless」は、文章に深みを与える便利な言葉ですが、他の接続詞と同様に、文脈やニュアンスによって使い分けることが重要です。それぞれの単語の特徴を理解し、適切な言葉を選ぶようにしましょう。
neverthelessの使い方をもっと深堀りしましょう!
「nevertheless」は、文脈によって様々なニュアンスを出すことができる奥深い言葉です。特定の文脈での使い方をいくつか例に挙げてみましょう。
1. 予想外の事態に直面したとき
- Despite the heavy rain, we decided to go for a picnic. Nevertheless, we had a great time.(雨が降っていたにもかかわらず、ピクニックに行くことにした。それでも、とても楽しい時間を過ごした。)
- 予想外の出来事(雨)があったにも関わらず、良い結果になったことを強調しています。
2. 困難な状況を乗り越えたとき
- The project was challenging; nevertheless, we managed to complete it on time.(プロジェクトは難しかったが、それでも期日までに完了させることができた。)
- 困難な状況の中で目標を達成できたことを示しています。
3. 意見が対立する場合
- I respect your opinion; nevertheless, I have to disagree.(あなたの意見は尊重しますが、残念ながら同意できません。)
- I understand your point of view, nevertheless, I believe that…(あなたの考え方は理解できますが、私はこう考えます。)
4. 論理的な文章
- The evidence is inconclusive; nevertheless, I believe the defendant is guilty.(証拠は不十分だが、私は被告人が有罪だと思う。)
- Although he is young, he is nevertheless very wise.(彼は若いですが、それでも非常に賢明です。)
5. 譲歩と強調を同時に表現したいとき
- She is short, nevertheless, she is very athletic.(彼女は背が低いけれど、とても運動神経が良い。)
ポイント
- 対比を強調する: 前後の文の内容が対照的であることを強調します。
- 譲歩の表現: 前の文の内容を認めながらも、別の意見を述べます。
- 強調: 後ろの文の内容をより強調します。
その他
- フォーマルな表現: 「nevertheless」は、比較的フォーマルな表現です。カジュアルな会話では、「however」や「but」など、よりシンプルな接続詞を使うこともできます。
- 文の位置: 文頭、文中、文末のどこに置いても構いませんが、文の意味を明確にするために、適切な位置を選びましょう。