【5分で確認】【仮定法:文法】仮定法の基礎を確認し、受験の準備をしよう!

仮定法とは?

仮定法とは、現実とは異なる状況や、ありえないことを仮定して話すときに使う文法です。つまり、「もし~だったら…」というような、反事実的な状況を表すために使われます。

なぜ仮定法を使うのか?

  • 願望を表す:叶わない願いや、過去の出来事を悔やむときに使います。 例:I wish I were a bird.(私が鳥だったらなあ。)
  • 想像を表す:現実には起こりえないことを想像したり、仮定したりするときに使います。 例:If I were you, I would study harder.(もし私があなただったら、もっと一生懸命勉強するだろう。)

仮定法の種類

主な仮定法には、以下の2種類があります。

1. 仮定法過去

  • 現在の事実と異なる状況を仮定する
  • if節: 動詞を過去形にする(be動詞はwere)
  • 主節: would/could/might + 動詞の原形
  • 例:If I were a bird, I could fly.(もし私が鳥だったら、飛べるのに。)

2. 仮定法過去完了

  • 過去の事実と異なる状況を仮定する
  • if節: had + 過去分詞
  • 主節: would/could/might + have + 過去分詞
  • 例:If I had studied harder, I would have passed the exam.(もしもっと一生懸命勉強していたら、試験に合格できたのに。)

まとめ表

種類if節主節意味
仮定法過去動詞の過去形 (be動詞はwere)would/could/might + 動詞の原形現在の事実と異なる状況
仮定法過去完了had + 過去分詞would/could/might have + 過去分詞過去の事実と異なる状況

練習問題

以下の文を日本語に訳してみましょう。

  1. If I had more money, I could buy a new car.
  2. I wish I could speak English fluently.
  3. If it rains tomorrow, we will cancel the picnic.

解答

  1. もしもっとお金があったら、新しい車を買えるのに。
  2. 流暢に英語を話せたらなあ。
  3. もし明日雨が降ったら、ピクニックを中止するだろう。

仮定法のそれぞれの種類について、より具体的な例文をたくさん見ていきましょう!

仮定法過去 (現在の事実と異なる状況を仮定)

  • 願望:
    • If I could fly, I would visit every country in the world. (もし飛べたら、世界中の国を旅行したい。)
    • I wish I were taller. (もっと背が高かったらなあ。)
  • 想像:
    • If I won the lottery, I would buy a big house. (もし宝くじに当たったら、大きな家を建てるだろう。)
    • If I were you, I would ask her out. (もし私があなただったら、彼女にデートに誘うだろう。)
  • 不確かな未来:
    • If it rains tomorrow, we will cancel the picnic. (もし明日雨が降ったら、ピクニックを中止するだろう。)

仮定法過去完了 (過去の事実と異なる状況を仮定)

  • 後悔:
    • If I had studied harder, I would have passed the exam. (もしもっと一生懸命勉強していたら、試験に合格できたのに。)
    • I wish I had told her the truth. (彼女に本当のことを言っていればよかった。)
  • 別の結果:
    • If we had taken a different route, we wouldn’t have gotten lost. (もし別の道を選んでいたら、迷子にならなかったのに。)

仮定法未来 (未来の不確かなことや、願望を表現)

  • 未来の予測:
    • If it snows tomorrow, the schools will be closed. (もし明日雪が降ったら、学校は閉まるだろう。)
  • 未来の願望:
    • If I get a promotion, I will buy a new car. (昇進したら、新しい車を買いたい。)

その他の表現

  • as if: まるで~のように
    • He acts as if he were a king. (彼はまるで王様のように振る舞う。)
  • It’s (high) time + 仮定法過去: もう~する時間だ
    • It’s time you went to bed. (もう寝る時間だよ。)
  • If it were not for + 名詞: もし~がなければ
    • If it were not for my parents, I couldn’t have finished my studies. (両親がいなければ、私は勉強を終えられなかったでしょう。)

練習問題 (日本語を英語に)

  1. もし私が鳥だったら、空を自由に飛びたい。
  2. もし昨日雨が降っていなければ、公園に行ったのに。
  3. もし明日晴れたら、ビーチに行こう。

解答

  1. If I were a bird, I would fly freely in the sky.
  2. If it hadn’t rained yesterday, we would have gone to the park.
  3. If it is sunny tomorrow, let’s go to the beach.

ポイント

  • if節: 条件を表す部分
  • 主節: 結果を表す部分
  • would/could/might: 可能性や能力を表す
  • 過去完了: 過去のある時点より前のことを表す
  • 未来: 未来の不確かなことを表す

最後に

仮定法は、英語学習において避けて通れない重要な文法項目です。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていくことで、より自然な英語表現ができるようになります。

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