【関係代名詞:文法】関係代名詞の目的格 “that”を使うときを知ろう!

関係代名詞thatを使う場合

関係代名詞「that」は、目的格の役割を果たす際に、非常に汎用性が高く、人、動物、物事を問わず使うことができます。特に以下の場合に「that」がよく使われます。

  • 先行詞が人、動物、物のすべての場合:
    • This is the book that I bought yesterday. (これは私が昨日買った本です。)
    • The dog that barked loudly is my neighbor’s. (大きく吠えた犬は隣の家のものである。)
  • 先行詞がall, everything, nothing, somethingなどの不定代名詞の場合:
    • All that glitters is not gold. (輝くものがすべて金とは限らない。)
  • 先行詞が最高級形容詞で修飾されている場合:
    • This is the best book that I have ever read. (これは私がこれまで読んだ中で最高の本です。)
  • 先行詞がthe only, the very, the sameなどの限定詞で修飾されている場合:
    • She is the only person that I can trust. (彼女は私が信頼できる唯一の人です。)

thatを使うメリット

  • 汎用性が高い: 人、動物、物事を問わず使えるため、使い分けに迷うことが少ない。
  • 文を簡潔にする: 文が長くなるのを防ぎ、読みやすくする。

thatを使わない場合

  • 先行詞が人の場合、「who」も使用できます。口語では「who」の方がよく使われます。
    • The man who/whom I met yesterday is my friend. (昨日会った男性は私の友達です。)
  • 先行詞が動物や物事の場合、「which」も使用できます。
    • The book which I am reading now is very interesting. (今読んでいる本はとても面白いです。)
  • 非制限用法の場合、「that」は一般的に使用しません。「which」を使います。
    • This book, which I bought yesterday, is very interesting. (この本は、昨日買ったのですが、とても面白いです。)

まとめ

関係代名詞の目的格で「that」を使う場合、文を簡潔にし、汎用性も高いことから、非常に便利な言葉です。しかし、文脈や状況によっては、「who」や「which」を使う方が適切な場合もあります。

関係代名詞の選択について迷った場合は、以下の点を考慮しましょう。

  • 先行詞が何か: 人、動物、物事によって使い分ける。
  • 文の形式: 非制限用法など、文の種類によって使い分ける。
  • ニュアンス: より正確な意味を伝えたい場合は、「who」や「which」を使う。

練習問題

次の文の空欄に適切な関係代名詞を入れなさい。

  1. This is the pen _____ I lost yesterday.
  2. All _____ glitters is not gold.
  3. She is the only person _____ I can trust.
  4. The man _____ I met at the party was very kind.

解答

  1. that
  2. that
  3. that
  4. who/whom

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