【句動詞:文法】句動詞の基本を確認:覚え方にも着目

句動詞とは?

句動詞とは、動詞と前置詞、または動詞と副詞が組み合わさって一つの動詞として働くものを指します。日本語に直訳しにくいことが多く、ネイティブスピーカーでも慣れないと意味を捉えにくい場合があります。

例:

  • look up: 調べる (look + up)
  • take off: 離陸する、脱ぐ (take + off)
  • put on: 着る、つける (put + on)

句動詞の特徴

  • 多義性: 同じ句動詞でも、文脈によって意味が変わるものがたくさんあります。
    • 例: look up は「調べる」だけでなく、「見上げる」という意味もあります。
  • 非分離性: 動詞と前置詞/副詞が離れることはできません。
  • 慣用性: それぞれの句動詞には、決まった意味と使い方があります。

句動詞を学ぶ上でのポイント

  • 文脈で意味を捉える: 句動詞は文脈によって意味が変わるため、文全体を読んで意味を推測する練習をすることが重要です。
  • 多様な例文に触れる: 同じ句動詞でも、様々な場面で使われます。たくさんの例文に触れることで、その句動詞のニュアンスを掴むことができます。
  • 類義語との比較: 似たような意味を持つ句動詞を比較することで、より深い理解が得られます。
  • 単語帳や辞書を活用する: 句動詞をまとめた単語帳や、句動詞のコーナーが充実している辞書を活用しましょう。

よく使われる句動詞の例

  • come across: ~と偶然出会う
  • get over: ~を克服する
  • look forward to: ~を楽しみに待つ
  • make up: 仲直りする、作り上げる
  • run out of: ~を使い果たす
  • take after: ~に似ている

練習問題に挑戦しよう!

レベル1:基本的な句動詞

  1. パーティーに招待されたので、新しい服を___。
    • A. put on
    • B. took off
    • C. turned on
    • D. looked up
  2. 私はその単語の意味を辞書で___。
    • A. looked up
    • B. turned up
    • C. came across
    • D. got over
  3. 彼は風邪をひいたので、仕事を___。
    • A. gave up
    • B. took off
    • C. put off
    • D. looked after

レベル2:少し難易度を上げて

  1. 私はその映画を見てとても感動した。
    • I was very ___ by the movie.
      • A. moved
      • B. moved on
      • C. moved in
      • D. moved out
  2. 彼は会議に遅刻したので、皆に謝った。
    • He apologized for ___ the meeting.
      • A. turning up
      • B. looking up
      • C. showing up late
      • D. coming across

レベル3:応用問題

  1. 私は新しい趣味を見つけたいと思っている。
    • I’m looking ___ a new hobby.
      • A. up
      • B. forward to
      • C. into
      • D. after
  2. 彼はその問題を解決する方法を考え出した。
    • He ___ a way to solve the problem.
      • A. came up with
      • B. ran out of
      • C. looked into
      • D. turned down

解答

レベル1: 1. A, 2. A, 3. C

レベル2: 1. A, 2. C

レベル3: 1. C, 2.A

句動詞をマスターするポイント

句動詞は、英語学習において避けて通れない重要な要素です。しかし、その多様な意味や使い方に戸惑う人も多いでしょう。ここでは、句動詞をマスターするためのポイントをいくつかご紹介します。

1. 文脈で意味を捉える

  • 同じ句動詞でも、文脈によって意味が変わることを常に意識しましょう。
  • 例えば、「look up」は「調べる」だけでなく、「見上げる」という意味もあります。
  • 文章全体を読んで、どの意味で使われているのかを判断する練習をしましょう。

2. 多様な例文に触れる

  • 同じ句動詞でも、様々な場面で使われます。
  • たくさんの例文に触れることで、その句動詞のニュアンスを掴むことができます。
  • 英字新聞、小説、映画など、様々な媒体から例文を集めてみましょう。

3. 類義語との比較

  • 似たような意味を持つ句動詞を比較することで、より深い理解が得られます。
  • 例えば、「put off」と「postpone」はどちらも「延期する」という意味ですが、ニュアンスが少し異なります。
  • それぞれの違いを理解することで、より適切な句動詞を選ぶことができるようになります。

4. 単語帳や辞書を活用する

  • 句動詞をまとめた単語帳や、句動詞のコーナーが充実している辞書を活用しましょう。
  • 単語帳では、例文や発音記号が載っているものがおすすめです。
  • 辞書では、複数の意味やニュアンスが詳しく説明されているものを選びましょう。

5. テーマ別に学習

  • 「移動」「状態の変化」「感情」など、テーマ別にまとめて学習することで、覚えやすくなります。
  • テーマ別にノートを作成し、例文を書き込んでいくと効果的です。

6. ロールプレイング

  • 句動詞を使った会話のロールプレイングをすることで、実際に使う場面をイメージしやすくなります。
  • 友だちや先生とペアになって、練習してみましょう。

7. フラッシュカード

  • 句動詞とその意味を書き込んだフラッシュカードを作成し、隙間時間に何度も見返すことで記憶に定着させます。
  • アプリを利用して、手軽にフラッシュカードを作成することもできます。

8. オンライン教材

  • Duolingo, Memriseなどの学習アプリには、豊富な句動詞の練習問題があります。
  • ゲーム感覚で楽しく学習できるため、飽きずに続けることができます。

9. 英語学習アプリ

  • 市販の英語学習アプリの中には、句動詞に特化したものがたくさんあります。
  • これらのアプリを活用することで、効率的に学習を進めることができます。

10. 洋画やドラマ

  • 英語の映画やドラマを観ながら、出てきた句動詞をメモし、使い方を調べてみましょう。
  • 字幕を見ながら、実際の会話の中でどのように使われているのかを確認することができます。

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