句動詞の受動態(まとめ)=発展=

 句動詞の受動態のポイントは、句動詞としてまとまって他動詞の働きをするので、「1つのまとまった動詞」として扱うことにある。

「他動詞+副詞」を受動態で表現する場合

例文

(能動態)The CEO put off the meeting.

(受動態)The meeting was put off by the CEO.

(この会議は、CEOによって延期された。)

(能動態)The students picked up the flowers.

(受動態)The flowers were picked up by the students.

(その花は、生徒たちによって拾い上げられた。)

「自動詞+前置詞」を受動態で表現する場合

例文

(能動態)The man looked for the key.

(受動態)The key was looked for by the man.

(その鍵は、男性によって探されていた。)

(能動態)The CEO run up the price.

(受動態)The price were run up by the CEO.

(その値段は、CEOによって急騰した。)

「名詞を含んだ句動詞」の受動態の表現について

句動詞の中に名詞を含んだ場合でも「1つのまとまった動詞」として扱うことにある。

①「句動詞全体の目的語」が受動態の主語になる場合

(能動態)The teacher made fun of the boy.

(受動態)The boy was made fun of by the teacher.

(能動態)The man make a fool of the dog.

(受動態)The dog was made a fool of by the man.

(その犬は、その男性によってばかにされていた。)

「catch sight of~(目に入る)」「lose sight of~(見失う)」は①に当てはまる。

②「句動詞中の名詞」が受動態の主語になる場合

(能動態)You should keeps an eye on the baby.

(受動態)An eye should be kept the baby

(赤ん坊は見守られるべきである。)

(能動態)We take pride in the job.

(受動態)Pride is took in the job.

(その仕事は、自慢される。)

「make allowance for~(考慮にいれる)」などは②に当てはまる

③「句動詞全体と句動詞中の名詞」のどちらも受動態の主語になれる場合

(能動態)We should take care of parents.

(受動態①)Parents shoul be took care of.

(受動態②)Care should be took of parents.

(両親の世話をするべきである。)

「take advantage of ~(利用する)」「pay attention to~ (注意を払う)」「take notice of~ (注意する)」などは③に当てはまる。

③の場合は、「much」や「great」などの副詞をつけて表現することが多い。

「命令文の受動態について(まとめ)」

let + 目的語 + be + 過去分詞 )を使った表現

命令文の受動態を口語として使う場面は少なく多くの場面においては、文語として表現される。

例文

(能動態)Stop the car.

(受動態)Let the car be stopped.

(車を止めなさい。)

“Let the car be stopped,”said someone.(「車をとめよ」と誰かが言った。)のようにダブルクォーテーション(”)や「say (said)」を用いて表現することもある。

命令文の受動態について(まとめ) | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 句動詞の受動態(まとめ)=発展=

「疑問文の受動態について(特殊な疑問文について)」

一般的な疑問文について

一般的な疑問文は「be動詞」か「助動詞」が文頭におかれる。

例文

(肯定文)The book was read by Tom.

(疑問文)Was the book read by Tom?

(答え方)Yes, it was./ No, it wasn’t.

(肯定文)This window can be opened by students.

(疑問文)Can this window be opened by students?

(答え方)Yes, it can. / No, it cannot (can’t).

※主語とbe動詞を入れ替えて肯定文から疑問文にする。

特殊な疑問文について

①疑問詞が主語の場合

(能動態)Who broke the window?

By whom was the window broken?

Whom was the window broken by?

Who was the window broken by?

(誰がこの窓を壊したのだろうか。)

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