疑問文の受動態について(特殊な疑問文について)

一般的な疑問文について

一般的な疑問文は「be動詞」か「助動詞」が文頭におかれる。

例文

(肯定文)The book was read by Tom.

(疑問文)Was the book read by Tom?

(答え方)Yes, it was./ No, it wasn’t.

(肯定文)This window can be opened by students.

(疑問文)Can this window be opened by students?

(答え方)Yes, it can. / No, it cannot (can’t).

※主語とbe動詞を入れ替えて肯定文から疑問文にする。

特殊な疑問文について

①疑問詞が主語の場合

(能動態)Who broke the window?

By whom was the window broken?

Whom was the window broken by?

Who was the window broken by?

(誰がこの窓を壊したのだろうか。)

③>②>①の順で会話では表現される頻度が多い。一方で書き出し文で「By whom 」を使って表現する物語などもあるため押さえておきたい。

②疑問詞が目的語の場合

(能動態)What they broke at that time?

(受動態)What was broken at that time?

(あの時なにが壊されたのだろうか。)

③疑問詞が目的格補語の場合

(能動態)What do they call me?

(受動態)What is me called?

(私は、なんと呼ばれているのでしょうか。)

疑問詞が文頭に来ることは、能動態であっても受動態であっても変わらないが、その疑問詞が「主語」、「目的語」、「補語」かによって変化するので注意が必要である。

<第3文型の受動態>

目的語が名詞や代名詞の場合

目的語が名詞や代名詞の場合は「by+動作主(目的格)」で表現することができる。

一方で、目的語が「再帰代名詞(~self)」や「each other」の場合には受動態にすることができない。

例文

(正)I thought myself.

(誤)Myself was thought by me.

(自分自身のことを考えた。)

(正)Each other was supported.

(誤)They supported each other.

(彼らは互いに援助した。)

目的語が節の場合

「that」節を用いて表現される場合は、形式主語である「it」を主語において表現する場合が多い。

例文

(能動態)People say that the car is expensive.

(受動態)It is said that the car is expensive.

(その車は高価であると言われている。)

(不定詞)The car is said to be expensive. と表現することもできる。

第3文型の受動態 | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 疑問文の受動態について(特殊な疑問文について)

<第4文型の受動態>

目的語が2つある場合の受動態の考え方

第4文型には「間接目的語」と「直接目的語」の2種類の目的語がある。どちらかの目的語を受動態の主語にするかによって、2通りの文で表現することができる。

例文

(能動態)I bought the famous actor the cake.

(受動態①)The cake was bought the famous actor (by me).

(受動態②)The famous actor was bought the cake (by me).

(私は、その有名な俳優にケーキを買った。)

(受動態①)と(受動態②)の例文においては、

「①そのケーキは」に主点を置くのか「②その有名な俳優は」に主点を置くのかによって変わってくる。

文は最初から最後に向かって(文の左から右に向かって)古い情報(旧情報)から新しい情報(新情報)へと変化する。

文中に旧情報がすでにあれば、それを主語として用いることが一般的であり、使われていなければ新情報として文末に置くのがよい。

間接目的語、直接目的語のどちらも受動態の主語になれるもの

「間接目的語」と「直接目的語」を入れ替えた際に前置詞の「to」を必要とする動詞に対しては、「間接目的語(人)」を主語にするのが一般的である。

例文

(能動態)My father gave me the new car.

(受動態)I was given the new car (by my father).

(私の父はその新しい車を私にくれた。)

※ほかの表現として

・The new car was given to me.

・The new car was given me.

(その新しい車を私にくれた。)

と表現することもできる。

第4文型の受動態 | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 疑問文の受動態について(特殊な疑問文について)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA