受動態を知ろう
受動態とは?
動作を受ける側を主語にする文のことです。
- 例: This book was written by John. (この本はジョンによって書かれた。)
受動態の作り方
- be動詞 + 過去分詞
- be動詞は、主語の時制によって変化します。(is, am, are, was, were, being, been)
- 過去分詞は、動詞の形が変わります。
受動態を使う理由
- 動作を受ける側を強調したい時
- 動作主体を言及したくない時
- 文をよりフォーマルにしたい時
受動態の例
- The car was stolen. (車は盗まれた。)
- This house was built in 1990. (この家は1990年に建てられた。)
- English is spoken in many countries. (英語は多くの国で話されている。)
受動態の注意点
- 全ての動詞が受動態になれるわけではない (自動詞は一般的に受動態にならない)
- by + 行為者 で、動作を行った人を表す
受動態の練習問題
次の文を、受動態に書き換えてみましょう。
- Tom wrote a letter.
- They built a new house.
- She cleaned the room.
解答例
- A letter was written by Tom.
- A new house was built by them.
- The room was cleaned by her.
受動態と他の文法との組み合わせ
- 不定詞との組み合わせ: The book is expected to be published next month. (その本は来月出版される予定だ。)
- 分詞構文との組み合わせ: Seen from the mountain, the city looked beautiful. (山から見ると、その都市は美しく見えた。)
受動態を使う場面
- ニュース記事: 客観的な事実を伝えるために使われることが多い。
- 説明書: 操作手順を説明する際に使われる。
- 論文: 研究結果などを客観的に述べる際に使われる。
まとめ
受動態は、英文法の重要な要素の一つです。しかし、日本語の「~される」という表現と直結して考えるのではなく、文全体の構造や何を強調したいかを考えて使い分けましょう。