【3分で基礎を確認:文法編】分詞について

分詞は、動詞が変化して形容詞や副詞の働きをする言葉です。英語では、現在分詞(-ing形)と過去分詞(過去分詞形)の2種類があります。

現在分詞について

現在分詞は<動詞の原形+ing>の形表現する

名詞を修飾したり、副詞的に働き、文に動きや状況を加えることができます。

動詞現在分詞の特徴と働き

副詞的な働き: 文全体を修飾したり、他の動詞を修飾することがあります。

進行中の動作: 主に、動作が進行中であることを表します。

能動態: 主語が動作の主体であることを表します。

形容詞的な働き: 名詞を修飾したり、補語になることがあります。

名詞を修飾する場合

  • The crying baby woke up her mother. (泣いている赤ちゃんが母親を起こした。)
  • The man sitting on the bench is reading a book. (ベンチに座っている男性が本を読んでいる。)
  • I saw a girl running down the street. (私は通りを走っている女の子を見た。)

副詞的に働く場合(進行形)

  • He is reading a book. (彼は本を読んでいる。)
  • They are playing tennis. (彼らはテニスをしている。)
  • The sun is shining. (太陽が輝いている。)

副詞的に働く場合(伴随状況)

  • Walking down the street, I saw a cat. (通りを歩いているとき、猫を見た。)
  • Seeing her, he smiled. (彼女を見て、彼は微笑んだ。)
  • Talking on the phone, she walked into the room. (電話をかけながら、彼女は部屋に入ってきた。)

過去分詞について

過去分詞は、<動詞の原形+ed>の形で表現する。

主に形容詞分詞構文として使われます

過去分詞の特徴と働き

完了した動作: 主に、動作が完了していることを表します。

受動態: 主語が動作を受ける側であることを表します。

形容詞的な働き: 名詞を修飾したり、補語になることがあります。

副詞的な働き: 分詞構文を形成して、文全体を修飾することがあります

名詞を修飾する場合(形容詞的に)

  • A broken window: 割れた窓
  • The stolen car: 盗まれた車
  • A written report: 書かれたレポート
  • A known fact: 知られている事実

分詞構文を作る場合

  • Given the chance, I would study abroad. (機会があれば、留学したい。)
  • Seen from this angle, the mountain looks small. (この角度から見ると、山は小さく見える。)
  • Lost in thought, she didn’t hear me. (考え事に夢中で、彼女は私の声を聞かなかった。)

受動態を作る場合

  • The book was written by a famous author. (その本は有名な作家によって書かれた。)
  • The window was broken by the storm. (窓は嵐によって割られた。)

have + O + 過去分詞の形で「~してもらう」

  • I had my hair cut yesterday. (昨日髪を切った。)
  • She had her car repaired. (彼女は車を修理してもらった。)

まとめ

分詞は、文をより豊かに表現するための重要な要素です。現在分詞と過去分詞の違いを理解し、文脈に合わせて使い分けることで、より自然な英語を話すことができるようになります。

ポイント

  • 分詞は、動詞の性質を持ちながらも、形容詞や副詞のように働く。
  • 現在分詞は進行中の動作、過去分詞は完了した動作を表すことが多い。

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