【不定詞:文法】不定詞の副詞的用法と名詞的用法の違いを知ろう!

副詞的用法と名詞的用法の違い

不定詞には、文の中で様々な働きをする「用法」があります。その中でも特に混同しやすいのが、「副詞的用法」と「名詞的用法」です。

副詞的用法

  • 働き: 文中の動詞や形容詞、あるいは文全体を修飾します。
  • 意味: 主に「~するために」「~して」などの目的、理由、結果などを表します。
  • 位置: 文中の様々な位置に置かれます。

例:

  • I study English to get a job.(仕事をゲットするために英語を勉強しています。)
  • She was too tired to walk.(彼女は疲れていたので歩くことができませんでした。)

名詞的用法

  • 働き: 文中で主語、目的語、補語などの働きをします。
  • 意味: 「~すること」という名詞と同じような働きをします。
  • 位置: 動詞の後に置かれることが多いです。

例:

  • To study English is important.(英語を勉強することは大切です。)
  • I like to swim.(私は泳ぐことが好きです。)

両者の違いをまとめた表

区分副詞的用法名詞的用法
働き動詞・形容詞・文全体を修飾主語・目的語・補語など
意味目的、理由、結果など~すること
位置文中の様々な位置動詞の後に置かれることが多い

どのように見分けるか?

  • 何を修飾しているか?
    • 動詞や形容詞を修飾している場合は副詞的用法、文全体を修飾している場合も副詞的用法の可能性が高いです。
    • 主語や目的語になっている場合は名詞的用法です。
  • 意味は?
    • 「~するために」「~して」などの意味であれば副詞的用法、「~すること」という意味であれば名詞的用法です。

さらに詳しく知りたい方へ

  • 文脈で判断する: 文脈の中で、不定詞がどのような役割を果たしているのかを考えながら判断すると、より確実です。
  • 他の用法との比較: 不定詞には、副詞的用法と名詞的用法以外にも、形容詞的用法があります。これらの用法を比較することで、より深く理解することができます。

まとめ

副詞的用法と名詞的用法は、文法の基礎となる重要な概念です。この違いをしっかりと理解することで、英語の文章をより深く読み解くことができるようになります。

不定詞の副詞的用法と名詞的用法の違いを問う問題

問題形式1:以下の文の不定詞の用法を選びなさい。

  1. I want to eat an apple.
    • ① 副詞的用法 (目的)
    • ② 名詞的用法 (目的語)
  2. She is too young to drive.
    • ① 副詞的用法 (結果)
    • ② 名詞的用法 (主語)
  3. To study English is important.
    • ① 副詞的用法 (目的)
    • ② 名詞的用法 (主語)
  4. He went to the library to study.
    • ① 副詞的用法 (目的)
    • ② 名詞的用法 (目的語)

問題形式2:次の日本語を英語にするとき、空欄に適切な不定詞を入れてください。

  1. 私はピアノを弾くのが好きです。 I like ________.
  2. 明日は映画を見に行くつもりです。 I am going to the movies ________.
  3. 彼女はあまりにも疲れていたので、何もできませんでした。 She was too tired ________.

問題形式3:以下の文の不定詞の用法を説明しなさい。

  1. It is easy to learn English.
  2. I went to the store to buy some milk.

解答

問題形式1

問題形式2

  1. I like to play the piano.
  2. I am going to the movies to see a movie.
  3. She was too tired to do anything.

問題形式3

  1. to learn English は、文の主語の役割を果たしているので、名詞的用法です。
  2. to buy some milk は、動詞 went を修飾しており、目的を表しているので、副詞的用法です。

解説

  • 名詞的用法: 不定詞が文の主語、目的語、補語などの働きをする場合。
  • 副詞的用法: 不定詞が動詞や形容詞を修飾し、目的、理由、結果などを表す場合。

ポイント

  • 不定詞が文中でどのような役割を果たしているか、文脈をしっかりと読み解くことが大切です。
  • 不定詞の直前の単語に注目すると、その用法が分かりやすくなることがあります。

その他の練習問題のヒント

  • 不定詞の意味上の主語: 不定詞の動作を行う主語が誰なのかを考えましょう。
  • 不定詞の位置: 文中の位置によって、その用法が推測できる場合があります。

これらの問題を解くことで、不定詞の副詞的用法と名詞的用法の違いをより深く理解できるようになるでしょう。

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