【5分で確認】【不定詞:文法】不定詞の形容詞的用法と副詞的用法の違いを確認しよう!

形容詞的用法と副詞的用法の違い

不定詞には、名詞、形容詞、副詞の3つの働きがあります。このうち、形容詞的用法と副詞的用法は、どちらも他の品詞を修飾する働きを持つため、混同しやすい部分があります。

形容詞的用法

  • 名詞を修飾する
  • 名詞の後ろに置かれることが多い
  • 名詞を説明するような働きをする

例文:

  • I have a book to read. (読むための本を持っている)
  • This is a nice day to go for a walk. (散歩に行くのに良い日だ)

副詞的用法

  • 動詞、形容詞、または文全体を修飾する
  • 文の様々な位置に置かれる
  • 目的、原因、結果、程度などを表す

例文:

  • I study hard to pass the exam. (試験に合格するために一生懸命勉強する)
  • She was too tired to walk. (彼女は疲れすぎて歩くことができなかった)

まとめ表

用法修飾する品詞位置働き
形容詞的用法名詞名詞の後ろ名詞を説明
副詞的用法動詞、形容詞、文全体様々な位置目的、原因、結果、程度などを表す

具体的に見分けるポイント

  • to不定詞が何を修飾しているか
    • 名詞を修飾している場合は形容詞的用法
    • 動詞、形容詞、文全体を修飾している場合は副詞的用法
  • to不定詞の意味
    • 目的、原因、結果などの意味を表している場合は副詞的用法の可能性が高い

例:

  • I want to eat an apple. (リンゴを食べたい) → to eat は apple を修飾しているので形容詞的用法
  • I went to the store to buy milk. (牛乳を買うために店に行った) → to buy は went を修飾しているので副詞的用法

不定詞の形容詞的用法と副詞的用法の演習問題

以下の文の不定詞が、形容詞的用法か副詞的用法かを答えなさい。

  1. I have a lot of work to do.
  2. She is too young to drive.
  3. He went to the library to study.
  4. This is a good book to read.
  5. I am happy to see you.
  6. She is kind enough to help me.
  7. To tell the truth, I don’t know.
  8. He is too shy to speak in public.
  9. I want something to eat.
  10. It is important to learn English.

解答

  1. 形容詞的用法 (work を修飾)
  2. 副詞的用法 (young を修飾)
  3. 副詞的用法 (went を修飾)
  4. 形容詞的用法 (book を修飾)
  5. 副詞的用法 (happy を修飾)
  6. 副詞的用法 (kind を修飾)
  7. 副詞的用法 (文全体を修飾)
  8. 副詞的用法 (shy を修飾)
  9. 形容詞的用法 (something を修飾)
  10. 副詞的用法 (important を修飾)

解説

  • 形容詞的用法: 不定詞が名詞を修飾している場合。名詞を説明するような働きをする。
  • 副詞的用法: 不定詞が動詞、形容詞、または文全体を修飾している場合。目的、原因、結果、程度などを表す。

ポイント

  • 不定詞が何を修飾しているか、また、不定詞がどのような意味を表しているかに注目して判断しましょう。
  • 文脈によって、同じ不定詞でも異なる用法になる場合があります。
  • 「to不定詞+名詞」の形で、名詞を修飾している場合は、ほとんどが形容詞的用法です。

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