【分詞、受動態:文法+演習問題】受動態を伴う分詞について

分詞とは?

分詞は、動詞が変化して形容詞や副詞の働きをする言葉です。現在分詞と過去分詞の2種類があり、それぞれ異なる意味合いを持ちます。

  • 現在分詞: 動作の途中や進行中の状態を表します。-ing形が一般的です。(例:running、singing)
  • 過去分詞: 動作の完了や受動態を表します。不規則動詞の場合は変化形に注意が必要です。(例:written、broken)

受動態とは?

受動態は、文の主語が動作を受ける側であることを表す文の構造です。

  • 基本形: be動詞 + 過去分詞

分詞を伴う受動態

分詞を伴う受動態では、分詞が主節の動詞の動作に対する詳しい状況や状態を表します。

1. 現在分詞を使った受動態

  • 意味: 動作が進行中であることを強調します。
  • 例:
    • The book is being read by many people.(その本は多くの人々に読まれています。)
    • The building is being constructed.(その建物は建設中です。)

2. 過去分詞を使った受動態

  • 意味: 動作が完了している、または受動的な状態にあることを表します。
  • 例:
    • The letter was written by him.(その手紙は彼によって書かれました。)
    • The window was broken.(窓が割れた。)

分詞の場所と働き

主語の前に置く場合:

  • The broken window was repaired.(割れた窓が修理された。)
  • The written report was submitted.(書かれたレポートが提出された。)

動詞の後に置く場合:

  • She heard the song being sung.(彼女は歌が歌われているのを聞いた。)
  • I found the book lying on the floor.(私は本が床に落ちているのを見つけた。)。)

分詞構文との違い

分詞構文は、分詞が副詞の働きをして、主節の動作との関係を表す文構造です。一方、分詞を伴う受動態は、分詞が主語を修飾する形容詞の働きをします。

  • 分詞構文:
    • Looking out of the window, I saw a cat.(窓の外を見て、私は猫を見た。)
  • 分詞を伴う受動態:
    • The book, written by John, is interesting.(ジョンによって書かれた本は面白い。)

練習問題

  1. The (   ) letter was delivered yesterday.(書かれた手紙は昨日配達された。)
  2. The building (   ) now is very tall.(今建てられている建物はとても高い。)
  3. I found the book (   ) on the table.(テーブルの上に置かれた本を見つけた。)
  4. The (   ) food was delicious.(調理された食べ物は美味しかった。)

解答

  1. written
  2. being constructed
  3. lying
  4. cooked

ポイント

  • 分詞の種類と意味を理解する
  • 分詞の位置と働きを把握する
  • 分詞構文との違いを理解する

分詞と受動態の並べ替え問題:英語学習をさらに深めよう!

分詞と受動態は、英語の文章をより豊かに表現するための重要な要素です。これらの要素を使った並べ替え問題は、文法の理解を深め、英語力向上に繋がります。

分詞と受動態とは?

  • 分詞: 動詞の変化形の一種で、形容詞や副詞の働きをします。現在分詞(-ing形)と過去分詞(-ed形)があります。
    • 現在分詞: 主語と同じ動作主を表す場合や、進行中の動作を表す場合に使われます。
    • 過去分詞: 受動態を表す場合や、完了した動作を表す場合に使われます。
  • 受動態: 主語が動作を受ける側になる文の構造です。be動詞 + 過去分詞の形で表されます。

並べ替え問題の解き方

  1. 動詞を探す: 文の核となる動詞を見つけましょう。
  2. 主語と目的語の関係を考える: 主語が動作をするのか、されるのかを判断します。
  3. 時制と態を判断する: 文の時制(過去、現在、未来など)と態(能動態、受動態)を特定します。
  4. 分詞の働きを理解する: 分詞が形容詞として名詞を修飾しているのか、副詞として文全体を修飾しているのかを判断します。
  5. 語順を組み立てる: 動詞を中心に、主語、目的語、分詞などを正しい順序に並べます。

例題と解説

例題: (1) given / was / a book / I / by / my teacher. (2) the window / broken / was / by / the storm.

解答: (1) I was given a book by my teacher. * 解説: 主語はI、動詞はwas given(受動態)、目的語はa bookです。by my teacherが動作の主語を表します。 (2) The window was broken by the storm. * 解説: 主語はthe window、動詞はwas broken(受動態)です。by the stormが動作の主語を表します。

練習問題

以下の問題を解いてみましょう。

  1. (built / this house / was / my father / by).
  2. (eating / an apple / he / is).
  3. (seen / the movie / has / she / already).
  4. (written / this letter / was / by / her).
  5. (broken / the vase / was / carefully / by / him).

まとめ

分詞を伴う受動態は、文に深みと奥行きを与え、より豊かな表現を可能にします。分詞の種類や位置によって、様々なニュアンスを出すことができます。

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