【分詞:文法】分詞の受動態をマスターしよう!

分詞の受動態の基本について

分詞の受動態は、単純な形として<being + 過去分詞>で表現し、完了形は<having been + 過去分詞>で表現する。

<being + 過去分詞>について

例文 <being + 過去分詞>

Being built in the city center, the new shopping mall is attracting a lot of attention.

(市中心部に建設中の新しいショッピングモールは、多くの注目を集めている。)

  • 「建設中」という動作が現在進行形で、ショッピングモールがその動作の対象となっています。

Being interviewed by the reporter, she felt nervous.

(記者にインタビューされているので、彼女は緊張していた。)

  • 「インタビューされている」という動作が現在進行形で、彼女がその動作の対象となっています。

Being considered one of the best players, he was offered a contract by a professional team.

(最高の選手の一人として考えられていたので、彼はプロチームから契約のオファーを受けた。)

「考えられている」という動作が現在進行形で、彼がその動作の対象となっています。

ポイント

  • 進行形: ある動作が現在進行中であることを表す。
  • 受動態: 主語が動作の対象となる。
  • being: 現在分詞の being を用いる。
  • 過去分詞: 動詞の過去分詞形

その他の例文

  • Being repaired, the car cannot be used now. (修理中のため、車は現在使用できません。)
  • Being taught by a native speaker, she is improving her English rapidly. (ネイティブスピーカーに教えてもらっているので、彼女は英語を急速に上達させています。)
  • Being discussed at the meeting, the new project is expected to start soon. (会議で議論されている新しいプロジェクトは、まもなく開始される予定です。)

まとめ

being + 過去分詞 の形は、現在進行形で受動的に行われている動作を表す際に有効です。文頭に置くことで、文全体に自然な流れを与えることができます。

<having been + 過去分詞>

例文 <having been + 過去分詞>

Having been told the news, she burst into tears.

(その知らせを聞いて、彼女は泣き出した。)

  • 「知らせを聞いた」という過去のある時点から、その結果として「泣き出す」という動作が起きている。

Having been invited to the party, he felt honored.

(パーティーに招待されて、彼は光栄に思った。)

  • 「招待された」という過去の出来事によって、現在「光栄に思う」という気持ちになっている。

Having been lost in the forest for days, they were finally rescued.

(数日間森で迷子になっていた彼らは、ついに救助された。)

  • 「森で迷子になっていた」という状態が過去から続いていて、その結果として「救助された」という出来事が起こった。

Having been warned about the danger, they decided not to go swimming. (危険について警告されていたので、彼らは泳ぐのをやめることにした。)

  • 「警告されていた」という過去の経験が、現在の行動に影響を与えている。

ポイント

  • 完了進行形: ある動作が過去から現在まで継続していることを表す。
  • 受動態: 主語が動作の対象となる。
  • having been: 過去完了進行形の助動詞
  • 過去分詞: 動詞の過去分詞形

その他の例文

  • Having been studied English for many years, she can speak it fluently. (長年英語を勉強してきたので、彼女は流暢に話せる。)
  • Having been broken up with, he felt heartbroken. (彼女に別れを告げられて、彼は心を痛めた。)
  • Having been praised by her teacher, she felt encouraged. (先生に褒められて、彼女は励まされた。)

まとめ

having been + 過去分詞 の形は、過去の出来事が現在の状態や行動に影響を与えているというニュアンスを表現する際に有効です。

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