【分詞:文法】分詞の完了形・進行形・否定形について学ぼう!

分詞の完了形

分詞の完了形は、<having + 過去分詞>で表現する。

例文

Having finished my homework, I went out to play.

(宿題を終えて、私は遊びに出かけた。)

Having eaten breakfast, he went to work.

(朝食を食べて、彼は仕事に行った。)

Having lost my wallet, I had to cancel my shopping.

(財布をなくしたので、私は買い物をキャンセルしなければならなかった。)

分詞構文の完了形が表すニュアンス

  • 時間の経過: ある行動が完了し、その後に別の行動が始まったことを示します。
  • 原因・理由: 前の出来事が、後の出来事の原因となったことを示します。
  • 条件: 前の出来事が満たされた上で、後の出来事が起こったことを示します

分詞の進行形

分詞の進行形は< having been + ~ing >の形で表現する。があまり多くは使われず、<~ing>の形で表現される。

例文

Having been working on this project for months, I’m finally finished.

⇒ Working on this project for months, I’m finally finished.

(このプロジェクトを数ヶ月間取り組んできたので、ようやく終わった。)

例文(~ing から始まる場合)

Watching TV, he fell asleep.

(テレビを見ているうちに、彼は寝てしまった。)

Running in the park, she felt happy.

(公園を走っている間、彼女は幸せを感じた。)

Singing a song, she entered the room.

(歌を歌いながら、彼女は部屋に入ってきた。)

分詞構文の進行形が表すニュアンス

  • 同時性: 主節の動作と同時に進行している動作を表す。
  • 背景: 主節の動作の背景にある状況を表す。
  • 様子: 主節の動作の様子を表す。

分詞構文の進行形を使う際の注意点

  • 主語の一致: 分詞構文の主語は、主節の主語と一致している必要があります。
  • 時系列: 分詞構文で表される動作は、主節の動作と同時か、あるいは少し前に始まっている動作である必要があります。
  • 文脈: 文脈によって、分詞構文の意味が微妙に変わることがあります。

分詞の否定形

分詞の否定形は<not + ~ing>、<not having + 過去分詞>のように、「not」を分詞の前に置きます。

例文 <not + ~ing>

Not knowing what to say, I kept silent.

(何を言えばいいのか分からなかったので、黙っていた。)

Not wanting to disturb him, I left the room quietly.

(彼を邪魔したくなかったので、静かに部屋を出た。)

例文 <not having + 過去分詞>

Not having slept well, I felt tired all day.

(よく眠れなかったので、一日中疲れていた。)

Not having eaten breakfast, I was hungry by noon.

(朝食を食べなかったので、正午までに腹が減っていた。)

Not having studied for the exam, he failed.

(試験勉強をしなかったので、彼は不合格だった。)

Not having received a reply, she sent another email.

(返事がなかったので、彼女はもう一度メールを送った。)

Not having been to the museum before, I was eager to see it.

(その美術館に以前行ったことがなかったので、見に行きたかった。)

neverと完了分詞の場合は、<having never + 過去分詞>と<never being + 過去分詞>のどちらでもよい。

例文 <having never + 過去分詞>

Having never visited Paris, I am eager to see the Eiffel Tower.

(パリを訪れたことがないので、エッフェル塔を見てみたいです。)

Having never driven a car, she felt nervous about taking the driving test.

(車を運転したことがないので、運転免許試験を受けるのが不安でした。)

Having never tasted sushi before, he was surprised at how delicious it was.

(寿司を食べたことがなかったので、そのおいしさに驚きました。)

Having never seen snow, the child was excited to play in the snow.

(雪を見たことがなかったので、子どもは雪遊びに興奮していました。)

Having never been to a concert, she was looking forward to the experience.

(コンサートに行ったことがなかったので、その経験を楽しみにしていました。

例文 <never being + 過去分詞>

Never being satisfied with his work, he always strived for perfection.

(自分の仕事に決して満足することがなかったので、彼は常に完璧を目指していた。)

Never being allowed to stay up late as a child, she craved independence.

(子供の頃、夜更かしを許されたことがなかったので、彼女は独立を切望していた。)

Never being taught to swim, she felt out of her depth in the ocean.

(泳ぎ方を教わったことがなかったので、海では自信がなかった。)

Never being given a chance, he felt resentful.

(チャンスを与えられたことがなかったので、彼は不満を感じていた。)

Never being loved unconditionally, she found it difficult to trust others.

(無条件に愛されたことがなかったので、他人を信頼するのが難しかった。)

分詞の否定形を使う際の注意点

  • 主語の一致: 分詞構文の主語は、主節の主語と一致している必要があります。
  • 時系列: 分詞構文で表される動作は、主節の動作と同時か、あるいは少し前に始まっている動作である必要があります。
  • 文脈: 文脈によって、分詞構文の意味が微妙に変わることがあります。

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