【疑問詞:TOEIC】TOEICでの疑問詞”who”の使用場面を確認して高得点を目指そう!具体的な対策とは?

TOEICにおける疑問詞whoは、人物を尋ねる際に使用され、リスニングセクションとリーディングセクションの両方で頻出します。

ここでは、whoの使い方、関連する疑問詞との区別、TOEIC対策としてのポイントを詳しく解説します。

1. whoの基本的な使い方

whoは「誰」という意味で、主語、目的語、補語を尋ねる際に使用されます。

  • 主語を尋ねる場合:
    • Who is responsible for this project? (誰がこのプロジェクトの責任者ですか?)
    • Who called while I was out? (私が外出中に誰から電話がありましたか?) この場合、whoは文頭に置かれ、その後は通常の肯定文の語順になります。
  • 目的語を尋ねる場合:
    • Who did you meet at the conference? (あなたは会議で誰に会いましたか?)
    • Who are you going to invite to the party? (あなたはパーティーに誰を招待する予定ですか?) この場合、whoは文頭に置かれ、その後は疑問詞の語順(疑問詞 + 助動詞/be動詞 + 主語 + 動詞)になります。
  • 補語を尋ねる場合:
    • Who is she? (彼女は誰ですか?)
    • Who were those people? (あれらの人々は誰でしたか?) この場合、whoは文頭に置かれ、その後はbe動詞と主語が続きます。

2. 関連する疑問詞との区別

  • whom: whomはwhoの目的格で、文法的には目的語を尋ねる場合に使うのが正しいとされています。しかし、現代英語では口語・文語ともにwhoが目的語を尋ねる際にも広く使われており、TOEICでもwhomよりもwhoが出題される傾向にあります。
    • 例: Who did you give the report to? (あなたは誰にレポートを渡しましたか?)
    • (厳密には Whom did you give the report to? が正しい)
  • whose: whoseは「誰の」という意味で、所有者を尋ねる際に使用します。
    • Whose car is this? (これは誰の車ですか?)
    • Whose idea was it to hold the meeting? (会議を開くのは誰のアイデアでしたか?)

3. TOEIC対策としてのポイント

  • リスニングセクション:
    • 質問を聞き取る: リスニングセクションでは、質問文の冒頭のwhoを聞き逃さないように注意しましょう。
    • 応答を選ぶ: whoで始まる質問に対する適切な応答は、人物名、役職、関係性など、人物に関する情報を含むものになります。
    • ひっかけ問題に注意: 例えば、場所や時間を答える選択肢は不正解となります。
  • リーディングセクション:
    • 文脈から判断: リーディングセクションでは、文脈からwhoが何を指しているのかを判断する必要があります。
    • 文法構造を理解: whoが主語、目的語、補語のいずれを尋ねているのかを理解することで、文意を正確に把握できます。

4. TOEIC頻出表現と例題

  • Who is in charge of…? (~の担当者は誰ですか?)
    • 例: Who is in charge of the marketing department? (マーケティング部の担当者は誰ですか?)
  • Who is responsible for…? (~の責任者は誰ですか?)
    • 例: Who is responsible for handling customer complaints? (顧客からの苦情処理の責任者は誰ですか?)
  • Who will be attending…? (~に出席するのは誰ですか?)
    • 例: Who will be attending the conference next week? (来週の会議に出席するのは誰ですか?)

TOEICリスニングセクションにおける疑問詞whoのポイントは、質問の意図を素早く正確に捉え、適切な応答を選ぶことに尽きます。以下、詳細なポイントと対策をまとめます。

1. 質問の意図を理解する

whoで始まる質問は、必ず「人物」に関する情報を尋ねています。つまり、応答として場所、時間、物事の説明などが選ばれることはありません。

  • 誰が〜したのか?(Who + 動詞): 行為の主体を尋ねています。
    • 例:Who sent this email? (誰がこのメールを送りましたか?) → Mr. Tanaka sent it. (田中さんが送りました。)
  • 誰が〜しているのか?(Who + be動詞 + 現在進行形): 現在行っている行為の主体を尋ねています。
    • 例:Who is speaking at the conference? (誰が会議で講演していますか?) → Dr. Smith is speaking. (スミス博士が講演しています。)
  • 誰が〜の担当者/責任者なのか?(Who is in charge of / responsible for 〜?): 特定の業務や役割を担当する人物を尋ねています。
    • 例:Who is in charge of the marketing department? (マーケティング部の担当者は誰ですか?) → Ms. Yamada is in charge. (山田さんが担当です。)
  • 誰を〜したのか?(Who + 助動詞 + 主語 + 動詞): 行為の対象となる人物を尋ねています。
    • 例:Who did you meet at the meeting? (会議で誰に会いましたか?) → I met with Mr. Sato. (佐藤さんと会いました。)

2. 応答のパターンを把握する

whoに対する応答は、人物名、役職名、所属部署、関係性など、人物を特定できる情報が含まれます。

  • 人物名: Mr. Tanaka, Ms. Smith, Dr. Lee
  • 役職名: the manager, the director, the CEO
  • 所属部署: the marketing department, the sales team, the human resources division
  • 関係性: my colleague, my supervisor, a client

3. ひっかけ問題に注意する

TOEICでは、質問の意図を正しく理解していないと間違えやすいひっかけ問題が出題されることがあります。

  • 場所や時間を答える選択肢: whoで尋ねられているのに、場所(in the meeting room)や時間(at 3 o’clock)を答える選択肢は不正解です。
  • 質問のキーワードの繰り返し: 質問に含まれる単語をそのまま使った選択肢は、正解とは限りません。質問の意図を理解せずにキーワードだけで判断しないようにしましょう。
  • 間接的な答え: 直接的な人物名ではなく、複数人を指す表現(several team members, the project team)などが正解となる場合もあります。質問全体をよく聞いて判断しましょう。

4. 効果的な対策

  • 質問文の冒頭に集中する: 質問文の最初の一言、特にwhoを聞き逃さないように集中しましょう。
  • 質問の意図を素早く理解する: 質問を聞きながら、それが誰について尋ねているのかを意識しましょう。
  • 応答の選択肢を注意深く聞く: 人物名、役職名、所属部署など、人物を特定する情報が含まれているかを確認しましょう。
  • 過去問や模試で練習する: 過去問や模試を解くことで、出題パターンに慣れ、実践的なリスニング力を養うことができます。特にwhoを使った質問に意識して取り組みましょう。
  • 英語の会話に触れる機会を増やす: 日常的に英語の会話に触れることで、リスニング力が向上し、whoを使った質問にも自然に反応できるようになります。

例題(再掲)

音声:Who is presenting the new marketing strategy at the meeting tomorrow?

選択肢:

(A) It’s a very innovative approach. (不正解:戦略の内容を答えている) (B) Ms. Rodriguez, the head of marketing. (正解:人物と役職を答えている) (C) The meeting will start at 10 a.m. (不正解:時間を答えている)

まとめ

TOEICリスニングにおけるwhoの問題は、質問の意図を正確に理解し、人物に関する情報を含む応答を選ぶことが重要です。上記のポイントと対策を参考に、過去問や模試で練習を重ねることで、確実にスコアアップに繋げることができるでしょう。

TOEICリーディングセクションにおける疑問詞whoのポイントは、文脈の中で「誰が」「誰を」指しているのかを正確に把握することです。リスニングセクションのように音声情報がない分、文脈全体を理解する力、文構造を把握する力、そして語彙力が重要になります。以下、詳細なポイントと対策をまとめます。

1. 文脈から判断する

リーディングでは、whoがどの人物や集団を指しているのかは、前後の文脈から判断する必要があります。

  • 直前の名詞や代名詞との関係: whoの直前や文中に登場する名詞や代名詞が、whoが指す人物であることが多いです。
    • 例: Mr. Tanaka, who is the head of the department, will give a presentation. (部署の責任者である田中さんがプレゼンテーションを行います。) → whoはMr. Tanakaを指しています。
  • 文全体の意味: 文全体を読んで、誰がその行為の主体なのか、あるいは対象なのかを判断します。
    • 例: The company hired a new marketing manager who has extensive experience in the field. (会社は、その分野で豊富な経験を持つ新しいマーケティングマネージャーを雇いました。) → whoはa new marketing managerを指しています。

2. 文構造を理解する

whoが文中でどのような役割を果たしているのかを理解することで、文意を正確に把握できます。

  • 関係代名詞としてのwho: whoは関係代名詞として使われることが多く、先行詞(whoが修飾する名詞)を説明する役割を果たします。
    • 例: The employees who attended the training session found it very helpful. (研修セッションに参加した従業員たちは、それが非常に役に立つと感じました。)
  • 疑問詞としてのwho: 疑問文の中で「誰が」という意味で使われます。ただし、リーディングセクションでは、疑問文の形で直接出題されることは少なく、間接疑問文や関係代名詞の一部として登場することが多いです。
    • 例: I don’t know who will be in charge of the project. (私は誰がプロジェクトの担当になるのか分かりません。) (間接疑問文)

3. 語彙力を強化する

文脈を理解するためには、語彙力も重要です。特に、人物に関連する語彙(役職名、部署名、属性を表す形容詞など)を強化しましょう。

  • 役職名: manager, director, CEO, supervisor, consultant, representative, etc.
  • 部署名: marketing department, sales team, human resources division, finance department, etc.
  • 人物の属性: experienced, qualified, skilled, responsible, innovative, etc.

4. 問題の種類と対策

リーディングセクションでwhoが関連する問題は、主に以下の2つのパターンがあります。

  • 代名詞の指す内容を問う問題: 下線部(whoなど)が何を指しているかを問う問題。文脈から正解を判断します。
  • 文章の内容一致問題: 文章の内容に関する質問に答える問題。whoが誰を指しているかを正しく理解していないと正解を選べません。

5. 効果的な対策

  • 長文を読む練習: 様々な種類の長文(ビジネス文書、記事、手紙など)を読むことで、文脈を理解する力を養いましょう。
  • 文構造を意識する: 文の主語、動詞、目的語などを把握することで、文意を正確に理解できます。
  • 関係代名詞の用法を復習: 関係代名詞whoの用法をしっかりと復習することで、文構造の理解が深まります。
  • 過去問や模試で練習: 過去問や模試を解くことで、出題パターンに慣れ、実践的な読解力を養うことができます。

例題

文章: The board of directors has announced the appointment of Ms. Sato as the new CEO. Ms. Sato, who has extensive experience in international business, is expected to lead the company to further growth.

問題: Who is expected to lead the company to further growth?

選択肢:

(A) The board of directors (B) Ms. Sato (C) The company

正解: (B)

解説: whoは直前のMs. Satoを指しており、文脈からMs. Satoが会社を更なる成長に導くことが期待されていることが分かります。

まとめ

TOEICリーディングにおけるwhoの問題は、文脈と文構造を正確に理解することが重要です。上記で述べたポイントと対策を参考に、日々の学習に取り組み、読解力を高めることで、スコアアップに繋げましょう。特に、関係代名詞としてのwhoの用法をしっかりと理解することが、リーディングセクション攻略の鍵となります。

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