who の使い方の基本
who は、人に関する疑問を尋ねるときや、文の中で人を表す名詞を説明するときに使われる疑問詞または関係代名詞です。
疑問詞としての who
- 誰ですか? という疑問を問いかける時に使います。
- 例:Who is that man? (あの人は誰ですか?)
- 例:Who called me? (誰から電話がありましたか?)
関係代名詞としての who
- 先行詞(who が指す人)を説明する節で使われます。
- 例:The woman who lives next door is a doctor. (隣に住んでいる女性は医者です。)
- 例:I know a man who can speak five languages. (私は5ヶ国語話せる男性を知っています。)
who の主な用法
- 主語: 文の主語となる場合
- 例:Who broke the window? (窓を割ったのは誰ですか?)
- 目的語: 動詞の目的語となる場合
- 例:Do you know who she is? (彼女が誰だか知っていますか?)
- 補語: be動詞などの後に置かれ、主語を説明する場合
- 例:The winner is who? (勝者は誰ですか?)
who と whom の違い
- who: 主格として使われることが一般的です。
- whom: 目的格として使われますが、現代英語では who と置き換えられることが多いです。
- 例:Whom did you meet? (誰に会いましたか?) → Who did you meet?
関係代名詞 who の注意点
- 先行詞が人であること: who は、必ず人を指す名詞を先行詞とします。
- 限定用法と非限定用法:
- 限定用法: 先行詞を限定する(他のものと区別する)場合に使われます。
- 非限定用法: 先行詞を補足説明する場合に使われます。この場合は、who の前にカンマ(,)を置くことが一般的です。
例文で理解する
- 疑問文:
- Who is your favorite singer? (あなたの好きな歌手は誰ですか?)
- Who called you yesterday? (昨日誰から電話がありましたか?)
- 関係代名詞:
- The man who is standing over there is my teacher. (あそこに立っている男性は私の先生です。)
- I met a girl who can play the piano very well. (ピアノがとても上手な女の子に会いました。)
関係代名詞whoについて
関係代名詞whoとは?
関係代名詞whoは、文と文を繋げる役割を持つ単語です。具体的には、前の文で出てきた人を表す名詞(先行詞)を説明する節(関係詞節)の最初に置かれます。
whoの働き
- 主語 の役割をする
- The man who is standing there is my father. (あそこに立っている男性は私の父です。)
- 目的語 の役割をする
- Do you know the woman who I met yesterday? (昨日会った女性を知っていますか?)
whoを使う際のポイント
- 先行詞が人であること: whoは、必ず人を指す名詞を先行詞とします。
- 限定用法と非限定用法:
- 限定用法: 先行詞を限定する(他のものと区別する)場合に使われます。
- 非限定用法: 先行詞を補足説明する場合に使われます。この場合は、who の前にカンマ(,)を置くことが一般的です。
例文で理解する
- 限定用法:
- The girl who is wearing a red dress is my sister. (赤いドレスを着ている女の子は私の妹です。)
- 非限定用法:
- My father, who is a doctor, lives in Tokyo. (私の父は医者ですが、東京に住んでいます。)
whomとの違い
- whom: 目的格の役割をする関係代名詞です。しかし、現代英語では、口語やカジュアルな文章ではwhoと置き換えられることが多いです。
関係代名詞whoについて、さらに詳しく解説します。
関係代名詞whoの役割
関係代名詞whoは、前の文で出てきた人を表す名詞(先行詞)を説明する節(関係詞節)の最初に置かれ、その節と先行詞を結びつける働きをします。
例:
- The man who is standing there is my father.
- この文では、「who is standing there」という節が、「the man」を説明しています。
whoの品詞と働き
関係代名詞whoは、文の中で主語または目的語として働きます。
- 主語:
- The woman who lives next door is a doctor. (隣に住んでいる女性は医者です。)
- この文の「who lives next door」で、whoは「lives」の主語です。
- The woman who lives next door is a doctor. (隣に住んでいる女性は医者です。)
- 目的語:
- I know a man who you met yesterday. (昨日会った男性を知っています。)
- この文の「who you met」で、whoは「met」の目的語です。
- I know a man who you met yesterday. (昨日会った男性を知っています。)
限定用法と非限定用法
関係代名詞whoには、限定用法と非限定用法の2つの使い方があります。
- 限定用法:
- 先行詞を限定し、他のものと区別する場合に使われます。
- The book which I bought yesterday is very interesting. (昨日買った本はとても面白いです。)
- 多くの本の中から「昨日買った本」を限定しています。
- 非限定用法:
- 先行詞を補足説明する場合に使われます。
- My father, who is a doctor, lives in Tokyo. (私の父は医者ですが、東京に住んでいます。)
- 「私の父」という人物について、追加情報を提供しています。
whomとの違い
- whom: 目的格の関係代名詞で、主に「~を」「~に」などの目的語として使われます。しかし、現代英語では、口語やカジュアルな文章ではwhoと置き換えられることが多く、どちらを使っても問題ない場合が多いです。
- 例: The man whom I met yesterday is my friend. → The man who I met yesterday is my friend.
thatとの違い
- that: 人にも物にも使える関係代名詞です。限定用法ではwhoの代わりにthatを使うことができますが、非限定用法ではthatは使いません。
- whoとthatの違い:
- who: より自然な響きで、特に人を指す場合によく使われます。
- that: よりフォーマルな印象で、限定的な情報を伝える場合に適しています。
まとめ
関係代名詞whoは、文と文を繋ぎ、先行詞である人を説明する際に使われます。主語や目的語の役割を果たし、限定用法と非限定用法があります。whomやthatとの違いを理解し、適切な場面で使い分けられるようにしましょう。
関係代名詞whoと間接疑問文のwho、ごっちゃになりがちですよね?
どちらも「誰」を意味するwhoですが、文中で果たす役割が異なります。詳しく見ていきましょう。
関係代名詞who
- 先行詞(人)を説明する節(関係詞節)の最初に置かれる。
- 主語 または 目的語 として機能する。
- 文と文を繋ぐ役割を果たす。
例:
- The man who is standing there is my father. (あそこに立っている男性は私の父です。)
間接疑問文のwho
- 疑問詞 として使われ、直接疑問文を間接的に伝える。
- 文の目的語になることが多い。
- 疑問詞 + S + V の語順になることが多い。
例:
- I don’t know who he is. (彼は誰だか分からない。)
まとめると
区分 | 関係代名詞who | 間接疑問文のwho |
---|---|---|
役割 | 先行詞の説明 | 直接疑問文を間接的に伝える |
文中の位置 | 関係詞節の最初 | 動詞の目的語など |
語順 | – | 疑問詞 + S + V |
さらに詳しく
- 関係代名詞who: 限定用法と非限定用法、先行詞が人以外のものの場合(whichなど)
- 間接疑問文のwho: 疑問詞の種類(what, where, whenなど)、疑問文の語順
これらの点について、もっと詳しく知りたい場合は、お気軽にご質問ください。
練習問題
次の文の空欄に適切なwhoを入れて、どちらのwhoが使われているか考えてみましょう。
- The woman ___ lives next door is a doctor.
- I don’t know ___ she is.
- The man ___ I met yesterday is my friend.
答え
- who (関係代名詞: 女性を説明)
- who (間接疑問文: 彼女が誰かを尋ねている)
- who (関係代名詞: 男性を説明)
どちらを使うか迷ったときは
- 文の構造 をよく見てみましょう。先行詞がある場合は関係代名詞、疑問文を伝える場合は間接疑問文のwhoの可能性が高いです。
- 文脈 を考えましょう。文の意味から、どちらのwhoが適切か判断できます。
まとめ
関係代名詞whoと間接疑問文のwhoは、どちらも「誰」を意味しますが、文中の役割が異なります。文脈や文の構造をしっかりと理解し、適切なwhoを使い分けられるようにしましょう。
関係代名詞whoと間接疑問文のwho、さらに詳しく解説します!
関係代名詞whoと間接疑問文のwhoの違いをもう一度整理
区分 | 関係代名詞who | 間接疑問文のwho |
---|---|---|
役割 | 先行詞(人)を説明する | 直接疑問文を間接的に伝える |
文中の位置 | 関係詞節の最初 | 動詞の目的語など |
語順 | – | 疑問詞 + S + V |
機能 | 文と文を繋ぐ | 疑問文の内容を伝える |
関係代名詞whoについてさらに掘り下げる
- 限定用法と非限定用法:
- 限定用法: 先行詞を限定し、他のものと区別する。 例: The man who is standing there is my father. (あそこに立っている男性は私の父です。)
- 非限定用法: 先行詞を補足説明する。 例: My father, who is a doctor, lives in Tokyo. (私の父は医者ですが、東京に住んでいます。)
- 先行詞:
- whoの先行詞は必ず「人」である。
- 動物や物には、whichやthatを使う。
間接疑問文のwhoについてさらに掘り下げる
- 疑問詞の語順:
- 間接疑問文では、疑問詞が文頭に来るのが一般的。 例: I don’t know who he is. (彼は誰だか分からない。)
- 疑問詞の種類:
- who以外にも、what, where, when, whyなど、様々な疑問詞がある。
- 時制:
- 間接疑問文内の時制は、主節の時制に合わせる必要がある場合がある。
例文で確認
文 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
The man who is standing there is my father. | 関係代名詞 (限定) | “who is standing there” が “the man” を限定している。 |
My father, who is a doctor, lives in Tokyo. | 関係代名詞 (非限定) | “who is a doctor” が “my father” について追加情報を提供している。 |
I don’t know who he is. | 間接疑問文 | “who he is” が “know” の目的語になっており、直接疑問文 “Who is he?” を間接的に表している。 |
I wonder where he went. | 間接疑問文 | “where he went” が “wonder” の目的語になっており、直接疑問文 “Where did he go?” を間接的に表している。 |
さらに練習してみましょう
次の文の空欄に適切なwhoを入れて、どちらのwhoが使われているか考えてみましょう。
- The girl ___ is wearing a red dress is my sister.
- I don’t know ___ she will come.
- My brother, ___ is a pilot, lives in Osaka.
- I wonder ___ he is talking to.
答え
- who (関係代名詞: 限定)
- who (間接疑問文)
- who (関係代名詞: 非限定)
- who (間接疑問文)
まとめ
関係代名詞whoと間接疑問文のwhoは、どちらも「誰」を意味しますが、文中の役割が異なります。文脈や文の構造をしっかりと理解し、適切なwhoを使い分けられるようにしましょう。