【疑問詞・不定詞・挿入:文法】”疑問詞+to不定詞”って何⁉応用的な使い方も確認しよう!

疑問詞+to不定詞について

「疑問詞+to不定詞」は、英語で何かをするべきか、どのようにすべきかなどを尋ねる際に使われる非常に便利な表現です。

基本的な構造と意味

  • 構造: 疑問詞 + to + 動詞の原形
  • 意味: ~すべきか、どのように~すべきか

疑問詞の種類と意味

  • what: 何を
    • What to buy is the question. (何を買うべきかというのが問題です。)
  • who: 誰を
    • I don’t know who to ask. (誰に尋ねればいいか分かりません。)
  • where: どこで
    • Where to go on vacation is still undecided. (どこへ休暇に行けばよいかまだ決まっていない。)
  • when: いつ
    • When to start is the problem. (いつ始めるべきかが問題です。)
  • how: どのように
    • I don’t know how to solve this problem. (この問題をどのように解けばよいか分かりません。)
  • which: どれを
    • Which book to read first is a hard choice. (どの本を最初に読むべきか選ぶのが難しい。)

用法

  • 主語: 疑問詞+to不定詞は、文の主語になることができます。
    • What to do next is unclear. (次に何をすべきか不明です。)
  • 目的語: 動詞の目的語になることができます。
    • I don’t know what to say. (何を言えばいいのか分かりません。)
  • 補語: be動詞などの補語になることができます。
  • 前置詞の目的語: 前置詞の後に置かれることがあります。

例文

  • I don’t know what to do. (何をすればよいか分かりません。)
  • Can you tell me where to go? (どこに行けばよいか教えていただけますか。)
  • The question is how to start. (問題はどのように始めるかです。)
  • She asked me when to come back. (彼女は私にいつ戻ってくるべきか尋ねました。)

疑問詞+to不定詞について、さらに詳しく解説します。

疑問詞+to不定詞の多様な役割

「疑問詞+to不定詞」は、文の中で様々な役割を果たします。

  • 主語: 文の主語として、何をすべきか、どのようにすべきかを示します。
    • 例: What to do next is a mystery. (次に何をすべきか謎だ。)
  • 目的語: 動詞の目的語として、何をすべきか、どのようにすべきかを説明します。
    • 例: I don’t know what to say. (何を言えばいいのか分からない。)
  • 補語: be動詞などの補語として、主語の状態や性質を表します。
    • 例: My problem is how to start. (私の問題はどのように始めるかだ。)
  • 前置詞の目的語: 前置詞の後に置かれ、前置詞の対象となります。
    • 例: I’m thinking about where to go. (どこに行くか考えている。)

疑問詞+to不定詞の応用

  • 名詞句として:
    • 疑問詞+to不定詞は、名詞と同じように扱われることができます。
      • 例: Learning how to swim is fun. (泳ぎ方を学ぶことは楽しい。)
  • 形容詞句として:
    • 名詞を修飾することができます。
      • 例: I need a book to read. (読む本が必要です。)
  • 副詞句として:
    • 動詞を修飾することができます。
      • 例: She came here to study. (彼女は勉強するためにここに来た。)

疑問詞+to不定詞の注意点

  • 疑問詞の選択: どの疑問詞を使うかは、何を尋ねたいかによって決まります。
  • to不定詞の活用: to不定詞は、動詞の原形なので、主語と一致させる必要はありません。
  • 文脈: 文脈によって、疑問詞+to不定詞の意味は変わることがあります。

例文で理解を深める

  • What to wear is a big question. (何を着るべきか大きな問題だ。)
  • I don’t know who to call. (誰に電話すればいいのか分からない。)
  • Where to go on vacation is still undecided. (どこへ休暇に行けばよいかまだ決まっていない。)
  • Can you tell me how to operate this machine? (この機械の操作方法を教えていただけますか。)

練習問題

  1. いつ出発するべきか決めていません。
  2. どこで食事をするか迷っています。
  3. 何をプレゼントすればよいか分かりません。

解答

  1. I haven’t decided when to leave.
  2. I’m hesitating where to eat.
  3. I don’t know what to give as a present.

さらに応用的な使い方

  • 不定詞の否定: notをtoの前に置くことで、否定的な意味になります。
    • 例: I don’t know what not to do. (何をすべきでないか分からない。)
  • 副詞の挿入: too, also などの副詞をtoの前に挿入することができます。
    • 例: I don’t know what to do too. (私も何をすればよいか分からない。)

疑問詞+to不定詞の否定について

否定の仕方

「疑問詞+to不定詞」の否定は、toの直前にnotを置くことで作ります。

例文

  • 肯定文: I don’t know what to do. (何をすればいいのか分かりません。)
  • 否定文: I don’t know what not to do. (何をすべきでないか分かりません。)

否定文のニュアンス

  • 何をすべきでないか: 肯定文が「何をすべきか」を尋ねるのに対し、否定文は「何をすべきでないか」を尋ねています。
  • 選択肢の排除: 否定文は、選択肢の中から、避けるべき行動や選択肢を絞り込む際に使われます。

例文で理解を深める

  • I don’t know where not to go. (どこに行ってはいけないのか分かりません。)
  • She doesn’t know who not to tell. (誰に言わないべきか分かりません。)
  • He doesn’t know when not to call. (いつ電話してはいけないのか分かりません。)

疑問詞+to不定詞の否定のポイント

  • notの位置: 必ずtoの直前に置きます。
  • 意味の把握: 否定文になると、意味が逆転するので注意が必要です。
  • 文脈: 文脈によって、否定文の意味は変わることがあります。

否定文の応用

  • 二重否定: 否定語を複数使うことで、肯定的な意味になることがあります。
    • 例: I don’t know what not to like about this movie. (この映画のどこが嫌いなのか分からない。)
  • 強調: notを強調することで、より強い否定の意味になります。
    • 例: I don’t know what not to do under any circumstances. (どんな状況でも何をすべきでないか分からない。)

練習問題

  1. どこに行けばよいか分からない。 → どこに行ってはいけないのか分からない。
  2. 何を言えばよいか分からない。 → 何を言わないべきか分からない。

解答

  1. I don’t know where to go. → I don’t know where not to go.
  2. I don’t know what to say. → I don’t know what not to say.

まとめ

「疑問詞+to不定詞」の否定は、toの直前にnotを置くことで作られます。否定文は、肯定文とは異なる意味を持つため、注意して使いましょう。

疑問詞+to不定詞に副詞を挿入する

「疑問詞+to不定詞」の構造に副詞を挿入することで、より詳細なニュアンスを表すことができます。

副詞を挿入する位置

一般的に、副詞はtoの直前または直後に挿入されます。

  • toの直前: 強調したい場合や、不定詞の動作の仕方、程度などを明確にしたい場合
  • toの直後: 不定詞の動作の対象や範囲を限定したい場合

例文

挿入位置例文意味
toの直前I don’t know how to solve this problem.この問題をどのように解けばよいか分かりません。
toの直前She wants to quickly finish her work.彼女は仕事を早く終わらせたいです。
toの直後I need a book to read on the train.電車の中で読む本が必要です。
toの直後He is too tired to walk any further.彼は疲れすぎて、もう一歩も歩くことができません。

よく使われる副詞

  • 頻度: often, always, sometimes, never
  • 程度: very, quite, really, extremely
  • 場所: here, there, everywhere
  • 時間: now, then, later
  • 様態: carefully, slowly, quickly, easily

否定の副詞

  • not: 否定を表す
    • I don’t know what not to do. (何をすべきでないか分かりません。)
  • never: 決して~ない
    • She never knows when to stop talking. (彼女はいつ話をやめるべきか分からない。)

注意点

  • 副詞の種類: 副詞の種類によって、意味が大きく変わるため、注意が必要です。
  • 文脈: 文脈に合わせて、適切な副詞を選びましょう。
  • 語順: 副詞の位置を変えることで、ニュアンスが変わる場合があります。

練習問題

  1. 私はどこで勉強すればよいか分かりません。(静かに)
  2. 彼はいつ出発するべきか決めていません。(明日)
  3. 彼女は何を食べるべきか迷っています。(健康的なもの)

解答

  1. I don’t know where to quietly study.
  2. He hasn’t decided when to leave tomorrow.
  3. She is hesitating about what healthy thing to eat.

まとめ

「疑問詞+to不定詞」に副詞を挿入することで、より詳細なニュアンスを表すことができます。副詞の種類や位置を意識して、様々な表現に挑戦してみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA