【疑問詞・強調:文法】”on earth”,”in the world”などを使った疑問表現の強調とは何だろう⁉

疑問表現の強調とは?

疑問表現の強調とは、質問をより強く、あるいは感情を込めて表現することです。単に情報を求めるだけでなく、驚き、疑い、困惑、怒りなど、さまざまな感情を込めて質問を投げかけることで、より効果的にコミュニケーションをとることができます。

疑問表現を強調する様々な方法

疑問表現を強調する方法はいくつかあります。

  1. 強調語句の使用:
    • on earth: 一体全体、いったい(例: Who on earth is that man?)
    • in the world: 一体全体(例: Where in the world have you been?)
    • ever: そもそも、一体(例: Have you ever seen anything like it?)
    • the hell: (口語的で強い表現)一体(例: What the hell are you doing?)
  2. 語順の変更:
    • 倒置: 通常の疑問文の語順を変えて、強調したい部分を文頭に置く(例: Never have I seen such a beautiful sight.)
  3. イントネーション:
    • 声のトーン: 疑問詞の部分を強く発音したり、高低差を大きくしたりすることで、強調することができます。
  4. 副詞の使用:
    • really, truly, indeed: 本当に、確かに(例: Are you really serious?)

疑問表現を強調する理由

  • 感情の伝達: 驚き、怒り、困惑など、自分の感情をより強く相手に伝えることができます。
  • 相手の注意を引く: 強調された質問は、相手の注意を惹きつけ、より深く考えてもらうことができます。
  • 会話の活性化: 強調された質問は、会話に変化をもたらし、より活発な議論を促すことができます。

例文で理解を深める

  • 驚き: “Who on earth would do such a thing?”(一体誰がそんなことをするんだ?)
  • 疑い: “Are you really sure about that?”(本当にそれでいいのか?)
  • 困惑: “What in the world is going on here?”(一体何が起こっているんだ?)
  • 怒り: “How dare you say that to me?”(そんなことを私に言うなんて、よくそんなことができるね!)

on earth を使った強調表現

「on earth」は、疑問文で「一体全体」「いったい」といった意味で使い、強調する表現です。特に驚きや困惑、不信感を表す際に用いられます。

on earth を使った例文

  • Who on earth is that man?(一体あの人は誰だ?)
  • What on earth are you doing?(一体全体、何をやっているんだ?)
  • Why on earth did you say that?(一体なぜそんなことを言ったんだ?)
  • How on earth did you do that?(一体どうやってそんなことができたんだ?)
  • Where on earth have you been?(一体どこへ行っていたんだ?)

on earth の使い方のポイント

  • 疑問詞の直後: 通常、疑問詞の直後に置かれます。
  • 強調したい言葉: 強調したい言葉をより際立たせるために使われます。
  • 口語的な表現: より口語的でカジュアルな表現です。

類似表現

  • in the world: 「一体全体」
  • the hell: (より強い口調で)「一体」

例文:

  • Who in the world told you that?(一体誰があなたにそんなことを言ったんだ?)
  • What the hell are you talking about?(一体何を言っているんだ?)

in the world を使った強調表現

「in the world」は、疑問文で使うと、日本語の「一体全体」「いったい」のように、驚きや困惑、不信感を強く表す強調表現になります。

例文:

  • Where in the world have you been?(一体どこへ行っていたんだ?)
  • What in the world are you talking about?(一体何を言っているんだ?)
  • Who in the world told you that?(一体誰があなたにそんなことを言ったんだ?)

「in the world」を使う上でのポイント

  • 疑問詞の直後: 通常、疑問詞の直後に置かれます。
  • 強調したい言葉: 強調したい言葉をより際立たせるために使われます。
  • 口語的な表現: より口語的でカジュアルな表現です。

「on earth」との違い:

  • 「on earth」 も「in the world」と同様に、驚きや困惑を表す強調表現です。
  • 意味はほぼ同じですが、「on earth」の方がより強い感情を表す傾向があります。

類義語:

  • the hell: (より強い口調で)「一体」

例文:

  • What the hell are you talking about?(一体何を言っているんだ?)

その他:

  • 状況や相手との関係性に合わせて使い分けましょう。
  • あまりにも頻繁に使うと、かえって効果が薄れることがあります。

「in the world」を使った例文で使い方をマスターしよう

  • 突然部屋に現れた友人に: “Where in the world have you been?”(一体どこへ行っていたんだ?)
  • 意味不明なことを言われた時に: “What in the world are you talking about?”(一体何を言っているんだ?)
  • 信じられないような出来事が起きた時に: “How in the world did that happen?”(一体どうやってそんなことが起きたんだ?)

「on earth」と「in the world」の例文比較

「on earth」と「in the world」は、どちらも「一体全体」「いったい」といった意味で使い、驚きや困惑、不信感を表す強調表現ですが、ニュアンスが少し異なります。

例文で比較

「on earth」を使った例文

  • Who on earth is that man?(一体あの人は誰だ?)
    • より直接的で強い驚きを表しています。
  • What on earth are you doing?(一体全体、何をやっているんだ?)
    • 行動に対する強い疑問や非難のニュアンスが含まれています。
  • How on earth did you do that?(一体どうやってそんなことができたんだ?)
    • 能力や方法に対する驚きを強調しています。

「in the world」を使った例文

  • Where in the world have you been?(一体どこへ行っていたんだ?)
    • 場所に関する驚きや困惑を表しています。
  • What in the world are you talking about?(一体何を言っているんだ?)
    • 内容に対する理解の難しさを表しています。
  • Why in the world did you do that?(一体なぜそんなことをしたんだ?)
    • 行動の動機に対する疑問を表しています。

まとめると

  • 「on earth」: より直接的で、感情的な驚きや困惑を表すときに使われます。
  • 「in the world」: より一般的な驚きや困惑を表すときに使われます。

どちらを使うべきか?

  • より強い感情を表したい場合: 「on earth」
  • 一般的な驚きや困惑を表したい場合: 「in the world」
  • 状況や文脈に合わせて使い分ける: どちらを使っても意味は通じますが、ニュアンスの違いを意識することで、より自然な表現になります。

その他

  • 「the hell」: より強い口調で「一体」という意味を表すことができます。例: What the hell are you talking about?
  • 「ever」: 疑問文で「一体」という意味を表すことができます。例: Have you ever seen anything like it?

状況に応じた「on earth」と「in the world」の例文

「on earth」と「in the world」は、どちらも驚きや困惑を表すときに使いますが、ニュアンスが少し違います。状況に合わせて使い分けることで、より自然な表現になります。

具体的な状況と例文

1. 突然、部屋に知らない人が現れたとき

  • Who on earth are you? (一体誰だ?)
    • 強い驚きと困惑を表すため、「on earth」がより適しています。

2. 友人が信じられないようなことをしたとき

  • Why on earth did you do that? (一体なぜそんなことをしたんだ?)
    • 行動の動機に対する強い疑問を込めて、「on earth」を使います。
  • How in the world did you manage that? (一体どうやってそんなことができたんだ?)
    • 能力や方法に対する驚きを表現したい場合は、「in the world」も使えます。

3. 迷子になってしまったとき

  • Where in the world am I? (一体どこにいるんだ?)
    • 場所がわからず、困惑している状況を表すので、「in the world」が自然です。

4. 意味不明なことを言われたとき

  • What on earth are you talking about? (一体何を言っているんだ?)
    • 内容が全く理解できないという強い驚きを表すため、「on earth」が適しています。
  • What in the world do you mean by that? (一体それどういう意味?)
    • 内容を詳しく知りたいというニュアンスで、「in the world」を使います。

まとめ

  • 「on earth」: より強い驚き、困惑、不信感を表したい場合
  • 「in the world」: 一般的な驚き、困惑を表したい場合、または場所や状況に関する疑問を投げかける場合

その他のポイント

  • イントネーション: 強調したい単語にアクセントを置くことで、より効果的に表現できます。
  • 文脈: 状況や相手との関係性に合わせて使い分けましょう。
  • 他の強調表現: besides, even, indeed, in fact など、様々な強調表現と組み合わせて使うこともできます。

練習問題

次の状況で、どちらの表現を使うのが適切か考えてみましょう。

  1. 友人が突然、髪の色を派手に変えたとき
  2. 道に迷って、知らない人に道を尋ねたとき
  3. 友人が信じられないような高価なものを買ったとき

答えの例

  1. Who on earth would dye their hair that color? (一体誰がそんな髪の色にするんだ?)
  2. Excuse me, but where in the world is the library? (すみません、図書館はどこにあるんですか?)
  3. How on earth can you afford that? (一体どうやってそんなもの買えるんだ?)

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