疑問詞の種類をまとめ
疑問詞は、疑問文を作る際に用いられる言葉で、文の種類や求める情報によって使い分けられます。
疑問詞の種類と役割
疑問詞 | 役割 | 例文 |
---|---|---|
who | 人を尋ねる | Who is she? (彼女は誰ですか?) |
whom | 人を目的語として尋ねる (形式ばった表現) | Whom did you meet? (誰に会いましたか?) |
whose | 所有者を尋ねる | Whose book is this? (これは誰の本ですか?) |
what | 事物や内容を尋ねる | What is this? (これは何ですか?) |
which | 複数の中からどれかを尋ねる | Which one do you like? (どちらが好きですか?) |
when | 時を尋ねる | When will you come? (いつ来ますか?) |
where | 場所を尋ねる | Where do you live? (どこに住んでいますか?) |
why | 理由を尋ねる | Why are you late? (なぜ遅刻したのですか?) |
how | 方法や程度を尋ねる | How do you go to school? (学校へどうやって行きますか?) |
疑問詞の使い方のポイント
- 疑問詞 + be動詞/助動詞 + 主語 + … の形が基本です。
- 疑問詞 + 名詞 の形でも使えます。例: What time is it? (今は何時ですか?)
- how には様々な副詞が組み合わさり、より具体的な質問ができます。
- how often: どのくらいの頻度で
- how long: どのくらいの長さ
- how far: どのくらい遠く
- how much: どれくらい
- how many: いくつ
疑問詞を使った例文
- Who is your favorite singer? (あなたの好きな歌手は誰ですか?)
- What is your name? (あなたの名前は何ですか?)
- Which color do you prefer, red or blue? (赤と青のどちらの色が好きですか?)
- When will the party start? (パーティーは何時から始まりますか?)
- Where did you go yesterday? (昨日はどこへ行きましたか?)
- Why are you crying? (なぜ泣いているのですか?)
- How did you make this cake? (このケーキはどうやって作ったのですか?)
疑問詞を使った例文集
日常生活での例文
- 誰について尋ねる場合
- Who is that man over there? (あそこにいる男性は誰ですか?)
- Whose car is this? (この車は誰のですか?)
- 何を尋ねる場合
- What time is it now? (今は何時ですか?)
- What are you doing? (何をしていますか?)
- どれを尋ねる場合
- Which one do you prefer, coffee or tea? (コーヒーと紅茶のどちらが好きですか?)
- Which book did you borrow? (どの本を借りましたか?)
- いつ尋ねる場合
- When is your birthday? (あなたの誕生日はいつですか?)
- When will you be back? (いつ戻ってきますか?)
- どこを尋ねる場合
- Where do you live? (どこに住んでいますか?)
- Where is the library? (図書館はどこですか?)
- なぜ尋ねる場合
- Why are you sad? (なぜ悲しいのですか?)
- Why did you do that? (なぜそんなことをしたのですか?)
- どのように尋ねる場合
- How do you go to school? (学校へどうやって行きますか?)
- How much does this cost? (これはいくらですか?)
学校や仕事での例文
- 授業について
- When is the next exam? (次の試験はいつですか?)
- Who is teaching this class? (このクラスを教えているのは誰ですか?)
- 仕事について
- What time do you usually start work? (通常、何時に仕事を始めますか?)
- Where is the meeting room? (会議室はどこですか?)
- プロジェクトについて
- Which project are you working on now? (今、どのプロジェクトに取り組んでいますか?)
- How long will this task take? (この作業にはどれくらいの時間がかかりますか?)
より複雑な例文
- 仮定の質問
- What would you do if you won the lottery? (もし宝くじに当たったら、どうしますか?)
- 間接疑問文
- I don’t know where he went. (彼がどこに行ったのか分かりません。)
- 疑問詞を複数使う
- How often and when do you exercise? (どのくらいの頻度で、いつ運動しますか?)
疑問詞を使った様々な表現
- 疑問詞 + to不定詞: What to do next is a problem. (次に何をすべきかが問題だ。)
- 疑問詞 + 名詞節: I don’t know who to call. (誰に電話すれば良いのか分からない。)
疑問詞の応用
- 疑問詞を強調したい場合:
- What on earth are you doing? (一体何をやっているのですか。)
- 疑問詞を婉曲的に表現したい場合:
- Could you tell me where the restroom is? (お手洗いはどこですか。)
疑問詞を使った会話例
- A: I’m so hungry. (お腹がすごく空いた。)
- B: What do you want to eat? (何を食べたいの?)
- A: I don’t know. How about pizza? (分からないな。ピザはどうかな?)
- B: That sounds good. Where should we go? (いいね。どこに行こうか?)
- A: Let’s go to that new pizza place downtown. (市内の新しいピザ屋に行こう。)
疑問詞を使った会話例をたくさん作りましょう!
日常生活での会話
- 買い物中
- A: このりんご、いくらですか? (How much is this apple?)
- B: 1個100円です。 (It’s 100 yen per apple.)
- 道に迷ったとき
- A: すみません、駅はどこですか? (Excuse me, where is the station?)
- B: あちらの方向です。 (It’s that way.)
- レストランで
- A: 何を飲みますか? (What would you like to drink?)
- B: コーラをお願いします。 (I’ll have a cola, please.)
学校や仕事での会話
- 授業中
- 先生: この問題の答えは誰かわかりますか? (Who knows the answer to this question?)
- 生徒: 私が知っています。 (I know.)
- 会議中
- A: このプロジェクトの締め切りはいつですか? (When is the deadline for this project?)
- B: 来月の15日です。 (It’s the 15th of next month.)
より複雑な会話
- 友達との会話
- A: 週末、何かする予定はある? (Do you have any plans for the weekend?)
- B: まだ何も決まってないな。どこかに旅行に行きたいんだけど、どこがいいか分からないんだ。 (Not yet. I want to travel somewhere, but I don’t know where to go.)
- A: 海に行きたいなら、湘南がおすすめだよ。 (If you want to go to the beach, I recommend Shonan.)
- 家族との会話
- A: 夕飯、何食べたい? (What do you want for dinner?)
- B: カレーライスはどう? (How about curry rice?)
- A: いいね!じゃ、カレーにしよう。 (Sounds good! Let’s have curry then.)
疑問詞を使った表現の応用
- 丁寧な表現:
- Could you tell me where the nearest post office is? (最寄りの郵便局はどこですか?)
- 驚きを表現:
- What on earth are you doing? (一体何をやっているんだ?)
- 選択を促す:
- Which color do you prefer, red or blue? (赤と青のどちらの色が好きですか?)
疑問詞の効果:会話や文章を深める魔法の言葉
疑問詞は、会話や文章の中で、相手に情報を求めるために使う言葉です。「誰が」「何を」「どこで」「いつ」「なぜ」「どのように」といった基本的な疑問詞から、より複雑な疑問を表現する疑問詞まで、様々な種類があります。
疑問詞を使うことで、会話や文章に以下のような効果をもたらします。
1. 情報の引き出し:
- 相手に質問を促す: 疑問詞を用いることで、相手は自分の考えや知識を積極的に表現しようとする。
- 新たな事実や情報を引き出す: 相手の答えから、予想外の事実や新たな情報を得ることができる。
2. コミュニケーションの活性化:
- 会話のきっかけを作る: 疑問詞を投げかけることで、自然な会話の始まりとなる。
- 相手の関心を引く: 興味深い質問は、相手の注意を引きつけ、会話に深みをもたらす。
3. 思考の深化:
- 自分自身の考えを整理する: 疑問を持つことは、自分自身の考えを整理し、深めるきっかけとなる。
- 問題解決能力の向上: 疑問を持つことは、問題を発見し、解決策を考えるための第一歩となる。
4. 相手の理解を深める:
- 相手の考えや気持ちを理解する: 疑問を投げかけることで、相手の考えや気持ちをより深く理解できる。
- 共感を得る: 相手の意見を尊重し、共感することで、良好な人間関係を築くことができる。
5. 文章の構成:
- 文章に流れを作る: 疑問文と答えを交互に配置することで、文章にリズム感と流れを与える。
- 読者の興味を引く: 疑問文を冒頭に置くことで、読者の興味を引きつけ、読み進める意欲を高める。
疑問詞の効果的な使い方
- 具体的に質問する: 抽象的な質問ではなく、具体的な言葉を使って質問することで、より正確な答えが得られる。
- オープンな質問をする: 「はい」「いいえ」で答えられる質問ではなく、自由に意見を述べられるようなオープンな質問をする。
- 相手の立場に立って質問する: 相手の状況や気持ちを考慮した質問をすることで、より深いコミュニケーションが可能となる。
まとめ
疑問詞は、単なる質問の言葉にとどまらず、会話や文章を豊かにし、人間関係を深めるための強力なツールです。効果的に疑問詞を使うことで、より円滑なコミュニケーションが可能になります。