「toの不定詞」形容詞用法

to不定詞を名詞の後に置くことで、その名詞を修飾することができる。その名詞が、不定詞の意味上の主語となる場合と目的語になる場合がある。

主語関係

例文

・We need dogs to save our life.

⇒(書き換え)We need dogs that will save our life.

(私は、私たちの命を救うための犬が必要である。)

目的語関係

①他動詞の目的語

・I have a pen to write a red circle.

(私は、赤いまるを書くためのペンがある。)

②「自動詞+前置詞」の目的語

・I have to sing a song to stand out.

(私は、目立つ歌を歌わなければならない。)

その他の修飾関係

「to不定詞」より後が「関係副詞節」と同様にとして表現される場合がある。

例文

・It’s time to finish the question in this classroom.

(教室内で質問に答える時間は終わりです。)

・It’s not enough to eat breakfast at that time.

(その時の朝食は、十分ではない。)

・Find the best way to solve the problem.

(問題を解決する最適の方法を見つけよう。)

「to不定詞」の用法について

「to不定詞」には、「名詞・形容詞・副詞」などの役割をする。

「to不定詞」の名詞用法

主語としての用法

主語としての用法では、「~ということ」という意味で表現されることが多い。

①「It is A to B」「BということはAだ。」

It is easy to find the answer.

(答えを見つけることは、簡単だ。)

It is hard to pass the exam.

(試験に合格することは難しい。)

②「To A is B」 「Aということは、Bだ。」

To speak English is difficult.

(英語を話すことは、難しい。)

To pass the exam is hard.

(試験に合格することは、難しい。)

①のように「it」を形式主語として扱い表現することが一般的であるが、②の場合は「to不定詞」が対比的に使われたりする場合に扱うことが多い。

目的語としての用法

①他動詞の目的語

・I want to see a movie.

(映画を観たい。)

・I hope to go shopping.

(買い物に行きたい。)

他動詞の目的語に「to不定詞」を用いて表現することが多い。

未来に向かって「~したい、~しよう」と表現する場合に「to不定詞」を使って表現する。

②前置詞の目的語

・We didn’t have no option except to study abroad.

(私たちは、留学する以外に選択肢がなかった。)

「butやexcept」の後に「to不定詞を用いて表現をする。」

「butやexcept」の前に、「no [chance, option, imagination]」などを用いて表現することが多い。

補語としての用法

①主格補語

・My dream is to be rich with you.

(私の夢は、あなたと共に裕福になることだ。)

②目的補語 「S + V + O + to be」

・I believe my son to be kindness.

(書き換え)⇒I belive that my son is kindness.

(私は)、息子が優しいと信じている。)

名詞と同格の用法

<例文>

・My daughter told me desire to be a great singer.

(私の娘は、私に偉大な歌手になりたいという願望があることを話した。)

「to」の前置詞の性質上「to不定詞」は未来を表現する場合が多い。このことから、「desire(願望)、effort(努力)、hope(望み)、decision(決意)」などの未来志向の動詞との相性が良い。

「to不定詞」の用法について | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 「toの不定詞」形容詞用法

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