使役動詞の後に原形不定詞を用いる
①< make/ let / have + 目的語 + 原形不定詞 >
「…に~させる」を表現するときに用いる。
例文
・That behavior made him get angry.
(その行動が彼を怒らせた。)
・Please let me know what to do.
(どうすればいいのか教えてください。)
<have + 目的語 + 原形不定詞>は、「~させる」の意味があり、上の立場の人が使う場面が多い。
②<let + 原形不定詞 + 目的語>
letがgoやdropなどと結びついて、慣用句を作り、句動詞として働く形がある。
例文
・Tom let pass the oppotunity to get marry.
(トムは結婚をする機会を見逃した。)
様々な表現をおさえよう
let drop(落とす) let fall(落とす) let fry(発射する) let go(開放する) let pass(見逃す) let slip(口を滑らせる)
など
確認しよう
使役動詞の基礎を固めましょう!以下の問題に挑戦してみてください。
問題形式:空欄に適切な語句を入れなさい。
- 母は私に早く寝るように言った。 My mother made me [ ] to bed early.
- 彼は私にその本を読ませた。 He had me [ ] the book.
- 先生は生徒たちに教室を掃除させた。 The teacher made the students [ ] the classroom.
- 父は私にピアノを弾かせた。 My father had me [ ] the piano.
- 私は友人に窓を開けてもらった。 I had my friend [ ] the window.
解答と解説
- go make + 目的語 + 原形不定詞で「~に~させる」
- read have + 目的語 + 原形不定詞で「~に~させる」
- clean make + 目的語 + 原形不定詞で「~に~させる」
- play have + 目的語 + 原形不定詞で「~に~させる」
- open have + 目的語 + 原形不定詞で「~に~してもらう」
ポイント
- make, have はどちらも「~させる」という意味ですが、ニュアンスが少し異なります。
- make は強制的なニュアンスが強い。
- have は依頼や手配のニュアンスが強い。
- let も使役動詞ですが、意味は「~させる」ではなく「~するのを許可する」です。
- 使役動詞の後に来る動詞は必ず原形不定詞です。
その他の練習問題
- 英訳問題:
- 私は彼に手紙を書かせた。
- 先生は生徒たちに静かにさせました。
- 選択問題:
- She made me ( go / to go / going ) home early.
- He had his car ( repair / repaired / repairing ) yesterday.
さらに学びたい方へ
- 使役動詞の受動態:
- I was made to clean my room. (私は部屋を掃除させられた)
- make の特別な用法:
- It makes me happy. (それが私を幸せにする)
- have のその他の意味:
- I had my hair cut. (私は髪を切った)
まとめ
使役動詞は、英語の文章を書く上でとても重要な文法項目です。この基礎問題を通して、使役動詞の基本的な使い方をマスターしましょう。