不定詞の受動態とは?
不定詞の受動態とは、「~されること」という状態を表すために使われる不定詞の形です。
- 基本形: to be + 過去分詞
- 例: to be loved (愛されること), to be seen (見られること)
なぜ不定詞の受動態を使うのか?
- 動作を受ける側が不定詞の主語になる場合:
- 例: I want to be loved. (私は愛されたい)
- 不定詞が名詞を修飾する場合:
- 例: There is a lot of work to be done. (やるべき仕事がたくさんある)
- 不定詞が形容詞的に使われる場合:
- 例: He is easy to talk to. (彼は話しやすい)
不定詞の受動態の使い分け
- 能動態と受動態:
- 動作主がはっきりしている場合は能動態、動作主が不明確な場合や、動作を受ける側を強調したい場合は受動態を使います。
- 例: I want to finish this work by tomorrow. (私は明日までにこの仕事を終えたい) This work needs to be finished by tomorrow. (この仕事は明日までに終わらせなければならない)
- 不定詞の品詞:
- 不定詞は名詞、形容詞、副詞の働きをします。文中の役割によって、能動態と受動態を使い分けます。
ポイント
- to be + 過去分詞の形を覚えましょう。
- 動作を受ける側が不定詞の主語になることを意識しましょう。
- 文脈に合わせて、能動態と受動態を使い分けましょう。
問題に挑戦!
レベル1:基礎
- この本は多くの人に読まれることを期待されている。
- This book is expected (to read / to be read) by many people.
- 彼は彼女に忘れられることを恐れている。
- He is afraid of (forgetting / being forgotten) by her.
レベル2:基本
- その計画は実行可能であると考えられている。
- The plan is considered (to be feasible / feasible).
- 彼はパーティーに招待されることを楽しみにしている。
- He is looking forward to (inviting / being invited) to the party.
レベル3:応用
- 彼は彼女に助けられることを望んでいる。
- He wants (to help / to be helped) by her.
- この問題は簡単に解決できる。
- This problem is easy (to solve / to be solved).
解答と解説
レベル1:基礎
- to be read
- 「この本は」が「読まれる」の動作を受けるので、受動態の不定詞を使います。
- being forgotten
- 「彼は」が「忘れられる」の動作を受けるので、受動態の不定詞を使います。
レベル2:基本
- to be feasible
- 「計画」が「実行可能である」という状態なので、to be + 形容詞の形になります。
- being invited
- 「彼は」が「招待される」の動作を受けるので、受動態の不定詞を使います。
レベル3:応用
- to be helped
- 「彼は」が「助けられる」の動作を受けるので、受動態の不定詞を使います。
- to solve
- 「この問題は」が「解決する」という動作をするので、能動態の不定詞を使います。