一般動詞の疑問形や答える際に「do」を用いる。
(疑問文)Do you like animals? (あなたは、動物が好きですか。)
(答え方)Yes, I do. / No, I don’t. (do not) (はい、好きです。/ いいえ、好きではありません。)
このように、
一番最初に一般動詞の「do」の疑問文を習得する際に辞書等で調べると「~する、~行う」と記載されている。
しかしながら、こちらの例文に「~する、~行う」を入れて訳そうとしても訳せない。
今回は、こちらの正体を探ってみよう。
一般動詞「do」の意味とは?
改めて「do」の意味を調べてみると。
(…を)する、行なう、果たす、遂行する、尽くす、する、(職業として)(…を)する、してしまう、(…に)与える、もたらす
例文
・Do you do it? (それをするの。)
・Do your best. (最善を尽くせ)
と記載されている。
一般動詞「do」の正体
一般動詞「do」の特徴は姿や形を変えることができることである。
例えば、
(疑問文)Do you like animals? (動物が好きですか。)
(答え方)Yes, I like animals. (はい、私は動物が好きです。)と答えても間違いではない。
(疑問文)Do you do it?(それするの。)
(答え方)I do. (するよ。)
の場合でも、話し手(書き手)と聞き手(読み手)が意図する行為の認識が一致していれば意味が伝わるようになる。
このように、姿や形を自在に変えることができる便利な動詞である。
当然のことながら、like や play などそれ自体の動詞に意味を持つ一般動詞を利用するほうが誤解を生まない。
一方で、何度も同じ一般動詞を利用しなくても理解できるので「do」を使用し、イメージを簡略化することでコミュニケーションを円滑にすることができる。
まるで、「do」は、カメレオンのように姿や形を変えることができるのである。