原型から比較変化する場合、接尾辞に「~er」や「~est」を用いたり、2音節以上場合に「more」や「most」たりしていたが、不規則に比較変化する形容詞や副詞がある。
good – better – best ([形]よい)well – better – best ([副]よく)bad – worse – worst
([形]悪い)many – more – most ([形]多数の)much – more – most ([形]大量の)little – less – least ([形]少数の)
意味によって使い分ける不規則な比較変化
① late – later – latist (時間が遅い、遅れる場合に用いる)
② late – latter – last (順序や順番が遅い、遅くなる場合に用いる)
① far – father – farthest (物理的な距離が遠い場合に用いる)
② far – further – furthest (物理的な距離でないものに用いる。)
※②は「それ以上の、その上に」などの意味で使う場合に用いる。
<確認>
比較を表現できる形容詞、副詞について
形容詞と副詞のほとんどが性質や状態、数量や形態などを表現するため、比較の表現を用いることができる。
しかしながら、only(唯一の)など程度の強弱を表現する形容詞や副詞は比較の表現を用いることができないので注意が必要である。
only(唯一の) whole(全体の) daily(日々の) *favorite(より好みの) *perfect(完璧な)
※favoriteやperfectはすでに、物事を比較しているため比較変化をしないが、moreやmostを用いて表現される場合がある。
alone(孤独な) nearly(ほとんど) yesterday(昨日の) here(ここに) hardly(ほとんど~ない)
形容詞や副詞の原級の前に「more」や「most」を用いる場合
形容詞や副詞の原級の前にmoreやmostを置いて比較級や最上級を表現するもの。
beautiful – more beautiful – most beautiful (美しい)
dangerous – more dangerous – most dangerous (危険な)
foolish – more foolishi – most foolish (愚かな)
careless – more careless – most careless (不注意な)
expensive – more expensive – most expensive (高価な)
interesting – more interesting – most interesting (興味深い)
important – more important – most important (重要な、大切な)
※初学者にとっては語数が多いものは2音節以上の形容詞や副詞になる単語が多いため「more」や「most」を用いると覚えることもおおよそ正解となる。
比較について(基礎編②) | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 【1分で確認】【比較:文法】比較について(基礎・基本編③)