「would」は、時制の一致「will」の過去形になる以外にも他に用法がある。
助動詞の過去の共通点である「仮定法」の用法がある。
①過去の習慣 「よく~したものだ。」
「used to ~ 」 と似ているが、「would」は過去のことに限定しておらず、仮定法の場合がある。文脈上において、過去の話であることが明白ではない場合には、過去の時を示す副詞語句を挿入するほうがいい。また、「used to ~」と異なり、「would」には特に現在と比較する要素がない。
「be動詞」と共に用いられるとき以外には「状態」を示す場合に限られている。
②過去の強い意志や拒絶
意思を表す「will」の過去形である。否定文においては「拒絶」を表現する場合が多い。
・He would not tell the truth.
(彼は、真実を話そうとしなかった)
・She wouldn’t say in English.
(彼女は、英語で話そうとしなかった。)
※基本的には短縮形「wouldn’t」を用いる。
<確認>
助動詞「will」の用法について①
「will」は、未来を表現する用法として「~だろう。」との認識が強い。
名詞の意味は「意思、意図、意欲」である。
①話し手の意図・意思
・I will go there now.
(今から、そこに行くよ。)
・I‘ll take it.
(私は、これに決めた。)
※あらかじめ考えていたことではなく、その場で生じた意思を表現する。