【ought to:助動詞】「ought to」の基本を知り、類似表現や慣用表現を確認しよう!(練習問題付き)

助動詞「ought to」について

ought to」は、「〜すべきだ」「〜するべきである」という意味を表す助動詞です。主に義務助言妥当性を示します。「should」と非常に似た意味を持ちますが、いくつか異なるニュアンスがあります。

1. 義務・助言 (Obligation / Advice)

「ought to」の最も一般的な使い方は、「〜すべきだ」という義務や助言を表すことです。道徳的な義務、正しいとされる行動、あるいは最善だと考えられる選択肢を示す際に用いられます。

  • You ought to apologize to her. (彼女に謝罪すべきだ。)
    • (道徳的な義務や、そうするのが正しいという判断)
  • We ought to save money for the future. (将来のために貯金すべきだ。)
    • (賢明な行動、妥当な選択)
  • You ought to get more sleep. (もっと睡眠を取るべきだ。)
    • (助言)

「should」との違い

「ought to」と「should」は非常に似ていますが、一般的に以下のニュアンスの違いがあります。

  • should: より一般的で、広い範囲で「〜すべきだ」という助言や義務を表します。
  • ought to: 「should」よりも道徳的・倫理的な義務や、「そうするのが当然だ」「理にかなっている」といった妥当性を強調する傾向があります。ややフォーマルな響きがあり、口語では「should」の方が頻繁に使われます。
    • You should study harder. (もっと勉強すべきだ。) – 一般的な助言
    • You ought to tell the truth. (真実を話すべきだ。) – 道徳的な義務、そうするのが正しいというニュアンス

2. 可能性・推量 (Probability / Expectation)

「〜するはずだ」「きっと〜だろう」という意味で、高い可能性予測を表すことがあります。論理的な推測や、状況から見てそうなるだろうという期待を示します。

  • The train ought to arrive soon. (電車はもうすぐ到着するはずだ。)
  • He ought to be here by now. (彼は今頃ここにいるはずだ。)
  • That ought to be enough. (それで十分なはずだ。)

「must」や「should」との違い(推量)

  • must: 最も強い確信。「〜に違いない」。
  • ought to / should: 次に強い確信。「〜するはずだ」「きっと〜だろう」。
  • may / might / could: 可能性が低い、不確実な推量。「〜かもしれない」。

3. 「ought to」の否定形と疑問形

  • 否定形: ought not to (短縮形は oughtn't to)
    • You ought not to speak ill of others. (他人の悪口を言うべきではない。)
  • 疑問形: Ought + 主語 + to + 動詞の原形?
    • Ought I to tell him the truth? (彼に真実を話すべきでしょうか?)
    • 注: 疑問形は口語ではあまり使われず、Should I...? の方が一般的です。

4. 過去の義務・後悔 (Past Obligation / Regret)

ought to have + 過去分詞」の形で、「〜すべきだったのに(実際はしなかった)」という過去の義務後悔を表します。これは「should have + 過去分詞」とまったく同じ意味です。

  • You ought to have called me. (私に電話すべきだったのに。)
  • I ought to have studied harder for the exam. (試験のためにもっと一生懸命勉強すべきだったのに。)

「ought to」は「should」と非常に似ているため、使い分けに迷うことがあるかもしれません。一般的には「should」の方が汎用性が高く、口語で頻繁に使われますが、「ought to」はより道徳的な義務や妥当性を強調したい場合に有効です。

ought toの類似表現を確認しよう

ought to」は「〜すべきだ」「〜するべきである」という意味で、道徳的な義務妥当性、あるいは強い助言を表します。その類似表現は、ニュアンスの強さやフォーマルさによって異なります。

1. 義務・助言 (Obligation / Advice) の類似表現

  • should: 「ought to」の最も一般的な代替表現です。ほとんどの場合、「ought to」と同じ意味で使えますが、should の方がより一般的で口語的です。「ought to」は should よりもややフォーマルで、道徳的な義務や理にかなった行動を強調する傾向があります。
    • 例: You ought to apologize. (あなたは謝罪すべきだ。)
    • 例: You should apologize. (あなたは謝罪すべきだ。)
  • must / have to: 「〜しなければならない」という、ought toshould よりも強い義務や必要性を表します。must は話し手の主観的な義務感、have to は外部からの客観的な義務が強いです。
    • 例: You ought to tell the truth. (あなたは真実を話すべきだ。- 道徳的義務)
    • 例: You must tell the truth. (あなたは真実を話さなければならない。- 強い義務)
  • need to do: 「〜する必要がある」という必要性を強調します。
    • 例: We ought to save money. (私たちはお金を貯めるべきだ。)
    • 例: We need to save money. (私たちはお金を貯める必要がある。)
  • be supposed to do: 「〜することになっている」「〜するはずだ」という意味で、規則や予定、期待に基づく義務や、そうあるべき状態を表します。「ought to」が道徳的な側面を含むのに対し、be supposed to はより客観的な「取り決め」に基づきます。
    • 例: You ought to be at work by 9. (あなたは9時までには職場にいるべきだ。)
    • 例: You are supposed to be at work by 9. (あなたは9時までには職場にいることになっている。)
  • It is advisable to do: 「〜することが賢明だ」「〜することが望ましい」という、助言や推奨をよりフォーマルに表現します。
    • 例: You ought to consult a doctor. (あなたは医者に相談すべきだ。)
    • 例: It is advisable to consult a doctor. (医者に相談することが賢明です。)

2. 可能性・推量 (Probability / Expectation) の類似表現

「〜するはずだ」「きっと〜だろう」という、高い可能性や予測を表す「ought to」の代替表現です。

  • should: 推量の意味でも「ought to」とほぼ同じように使えます。
    • 例: The train ought to arrive soon. (電車はもうすぐ到着するはずだ。)
    • 例: The train should arrive soon. (電車はもうすぐ到着するはずだ。)
  • must: 「〜に違いない」という最も強い確信を表します。ought toshould よりも、より論理的な根拠に基づいた断定的な推量です。
    • 例: He ought to be here by now. (彼は今頃ここにいるはずだ。)
    • 例: He must be here by now. (彼は今頃ここにいるに違いない。)
  • be likely to do: 「〜しそうだ」「〜の可能性が高い」という意味で、客観的な状況から見てそうなるだろうという推量を表します。
    • 例: They ought to win the game. (彼らは試合に勝つはずだ。)
    • 例: They are likely to win the game. (彼らは試合に勝ちそうだ。)

「ought to」は「should」と非常に近い意味を持つため、多くの文脈でどちらも使えます。しかし、「ought to」の方がやや道徳的なニュアンスやフォーマルさが加わることを覚えておくと良いでしょう。


助動詞「ought to」の慣用表現

「ought to」は「should」と非常によく似た意味を持つため、「can」や「must」のような多岐にわたる独自の慣用表現はあまり多くありません。その主な機能は、「〜すべきだ」という道徳的な義務、妥当性、強い助言、または「〜するはずだ」という高い可能性や期待を表すことです。しかし、その中核となる意味合いから派生して、特定の状況でよく使われる形や、他の単語と組み合わさることで慣用的に使われる表現はいくつかあります。

1. ought to have + 過去分詞

  • 意味: 「〜すべきだったのに(実際はしなかった)」
  • 解説: 過去において、ある行動を取るのが適切だった、あるいは義務だったにもかかわらず、実際にはそうしなかったことへの後悔、批判、または単なる事実の言及を表します。これは「should have + 過去分詞」とまったく同じ意味で使われます。
  • 例文:
    • You ought to have told me about this earlier. (もっと早く私に教えてくれるべきだったのに。)
    • I ought to have studied harder for the exam. (試験のためにもっと一生懸命勉強すべきだったのに。)
    • The package ought to have arrived by now. (荷物は今頃到着しているはずだ。) (過去の時点での期待が裏切られたニュアンス)

2. ought not to have + 過去分詞

  • 意味: 「〜すべきではなかったのに(実際はしてしまった)」
  • 解説: 過去において、ある行動を取るべきではなかったのに、実際にはそうしてしまったことへの後悔や批判を表します。「should not have + 過去分詞」と同じ意味です。
  • 例文:
    • You ought not to have said that to her. (彼女にそんなことを言うべきではなかったのに。)
    • I ought not to have eaten so much cake. (あんなにたくさんのケーキを食べるべきではなかったのに。)

3. just as one ought to

  • 意味: 「まさにその通りに」「期待通りに」「あるべき姿に」
  • 解説: 物事が期待された通りに、または適切に行われている様子を表す際に使われます。
  • 例文:
    • Everything went just as it ought to. (全てがまさに期待通りに進んだ。)
    • He behaved just as a gentleman ought to. (彼は紳士たるものがあるべき姿そのままに振る舞った。)

4. What ought I to do? (または What should I do?)

  • 意味: 「私は何をすべきですか?」
  • 解説: 助言や指示を求める際の疑問文です。「should」の方が一般的ですが、「ought to」を使うことで、より道徳的または義務的な観点からの問いかけのニュアンスが出ることがあります。
  • 例文:
    • I made a mistake. What ought I to do now? (間違いを犯してしまった。今、私は何をすべきでしょうか?)

「ought to」の慣用表現は、「should」のそれと重なる部分が多く、特に「〜すべきだった(のに)」という過去の後悔や批判の表現でよく使われます。日常会話では「should」がより頻繁に使われますが、「ought to」を使うことで、よりフォーマルさや道徳的な重み、あるいは「理にかなっている」というニュアンスを強調できます。

ought toを深く知ろう

「ought to~」は、「義務」や「推量」について表現をする。

過去形はなく、現在形だけで、現在や過去のことも表現することができる。

①義務 「~すべきである。」

(肯定文)You ought to spend here all day.

(あなたは、終日ここで過ごすべきである。

(否定文)You ought not to spend here all day.

(あなたは、終日ここで過ごすべきではない。

→ I don’t think you ought to spend here all day.

のように表現することが多い。

(疑問文)Do you think that you ought to spend here all day? と表現することが多い。

②推量 「~のはずである。」

・Tom ought to get marry Kumi.

(トムはクミと結婚したはずである。

・She ought to have been died there.

(彼女はそこで亡くなったはずである。

「should」よりも強い表現ではあるものの、「musut」よりは弱い表現であるため、忠告としての意味合いが強い。

<確認>

「have to~」って何⁉

助動詞の「must」には過去形がなく、[ will must ] のように助動詞の次に置くことができない。このことから、未来における表現や完了について表現する場合は「have to~」を代わりに用いる。

①「have to~」の形について

現在形 have to  三人称単数形現在形 have to

過去形 had to

未来形 will have to

②「have to」の疑問文と否定文

(肯定文) I have to study English right now.

(私は、すぐに英語の勉強をしなければならない。)

(否定文)I don’t (do not) have to study Enjglsh right now.

(私は、すぐに英語の勉強をする必要がない。)

(疑問文)Do you have to study English right now?

(あなたは、すぐに英語の勉強をする必要がありますか。)

(答え方)Yes, I do. / No, I don’t. (do not).

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助動詞「should」の用法について①

現在の英語において「shall」はあまり使われず、時制の一致によって「shall」が「should」に変化することは少ないが、特別な意味として「should」を用いて表現することがある。

①義務や当然

①義務・必要 「~するべきである。」

・ You should call the police as soon as possible.

(できるだけ早く警察を呼ぶべきである。)

・You sholdn’t beliave what I say.

(私の言うことを信じるべきではない。)

助動詞「should」の用法について① | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 【ought to:助動詞】「ought to」の基本を知り、類似表現や慣用表現を確認しよう!(練習問題付き)

「ought to」に関する練習問題

英文和訳 (Translate the following English sentences into Japanese.)

  1. You ought to apologize for your mistake.
  2. The package ought to arrive by Friday.
  3. We ought to save more money for emergencies.
  4. She ought not to judge others so quickly.
  5. You ought to have called me when you arrived.
  6. He ought not to have said that to his boss.
  7. Everything went just as it ought to.
  8. I think you ought to reconsider your decision.
  9. He ought to be here by now; he left an hour ago.
  10. This old car ought to be replaced soon.

和文英訳 (Translate the following Japanese sentences into English.)

  1. あなたは彼女に真実を話すべきです。
  2. 彼は今頃、家にいるはずだ。
  3. 私たちはゴミをリサイクルすべきだ。
  4. 彼らはそんなに早く諦めるべきではなかった。
  5. 私がすべきことは何ですか?
  6. あなたはもっと注意すべきだったのに。
  7. その知らせは本当のはずだ。
  8. 子供たちはもっと運動すべきだ。
  9. 会議は午前10時に始まるはずだ。
  10. 彼女はもっと早くその仕事を始めるべきだったのに。

解答 (Answers)

英文和訳

  1. あなたは自分の間違いを謝罪すべきです
  2. 荷物は金曜日までに到着するはずです
  3. 私たちは緊急事態のためにもっと貯金すべきです
  4. 彼女はそんなに早く他人を判断すべきではありません
  5. 到着したときに私に電話すべきだったのに
  6. 彼は上司にそんなことを言うべきではなかったのに
  7. すべてがあるべき通りに進んだ。
  8. あなたは自分の決断を再考すべきだと思います
  9. 彼は1時間前に出発したのだから、今頃ここにいるはずだ
  10. この古い車はすぐに交換すべきだ

和文英訳

  1. You ought to tell her the truth.
  2. He ought to be home by now.
  3. We ought to recycle our garbage.
  4. They ought not to have given up so soon.
  5. What ought I to do? / What should I do?
  6. You ought to have been more careful.
  7. The news ought to be true.
  8. Children ought to get more exercise.
  9. The meeting ought to start at 10 a.m.
  10. She ought to have started the work earlier.

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