need「~する必要がある」は動詞と助動詞として用いることができる。
助動詞として用いる場合は、「疑問文」か「否定文」として用いる場合が多い。
助動詞として用いる場合は、現在形しかない。
現在のことを表現する場合
現在のことを表現する場合「need not」表現することができるが、一般的には「don’t have to ~」を用いる。
(否定文)
・You need not give up.
→(書き換え)You don’t have to give up.
(あきらめる必要はない。)
(疑問文)
・Need I go to school?
(学校に行く必要がありますか。)
※「必要ないと思うが」の意味が含まれている
過去のことを表現する場合
時制の一致の影響を受けて過去を表現する場合の時でも「need」のままで用いる。
・We don’t need [have] to have a party.
(私たちは、パーティーを開く必要がなかった。)
・I need not have answered the questions.
(私は、質問に答える必要がなかったのに答えてしまった。)
助動詞の「need」は、「have to」と比べると堅い表現となり、書き言葉として使われることが多い。話し言葉として表現する場合は「have to」の方が自然である。
<確認>
助動詞「shall」の用法について
「shall」はあまり使われず、砕けた言い方としても使われなくなってきている。未来の時制において1人称で使われるものの、最近では堅い表現とされている。
主語が1人称の場合
・We shall overcome the game.
(私たちは、その試合を乗り越える。)
・We shall never forget homework.
(私たちは、宿題のことをいつまでたっても忘れない。)
「would」と「used to」の違いについて
過去の習慣を表現する「would」と「used to」との大きな違いは、
状態について「used to」を用いて表現することができるが、「would」を用いて表現することができない点である。
※例外として、過去の時期がはっきりしている場合は、「would」を用いて表現できる。
(〇)I used to live there.
(✕)I would live there.
(私はかつてそこに住んでいた。)
(〇)When I was a child, I would live there.
(私が子供だった時、そこに住んだりしていた。)