助動詞の「may」には、「許可」、「推量」、「容認」、「祈願」、「目的や譲歩」などの意味がある。
「can」よりも少し形式的な表現となるが、疑問文で使う場合はより「can」よりも丁寧な表現となる。一方で、肯定文で相手に許可を与える場合には、横柄な言い方となるため注意が必要である。
・May I talk to you now?
(今話しかけもいいですか。)
・You may play the video game.
(テレビゲームをしてもいいですよ。)
・It may be true.
(それが真実かもしれない。)
・You may pass the exam tomorrow.
(あなたは、明日試験に合格しているかもしれない。)
「可能性」を表現するため、未来のことも含有して表現することができる。
「may」を用いて(推量を)表現する場合、実現する可能性として約50%程度を想定している。
・The V.I.P may eat everything at any time.
(そのV.I.Pは、いつなんでも食べても問題がない。(差支えがない))
・May you get well soon.
(早く治りますように。)
・So that my parents may cook it soon, I have always cut the ingredients.
(両親がすぐに料理ができるように、食材を切っておいた。)
<復習>
「be able to ~」の用法について
「can」や「could」と同様の「可能・能力」の意味を表現する場合に、未来のことを表現したり、完了(現在完了など)を表現したりする場合に、「be able to ~」を用いて表現をする。
「can」に比べて「be able to ~」の方がやや堅い表現になる。
・You will be able to speak Japanese fluently.
(あなたは、流暢に日本語を話せるようになるだろう。)
・I haven’t been able to finish writing the report.
(わたしは、資料を書き終わせられないままでいる。)