助動詞「may」の用法について

助動詞の「may」には、「許可」、「推量」、「容認」、「祈願」、「目的や譲歩」などの意味がある。

「can」よりも少し形式的な表現となるが、疑問文で使う場合はより「can」よりも丁寧な表現となる。一方で、肯定文で相手に許可を与える場合には、横柄な言い方となるため注意が必要である。

①許可「~してもよい。」

May I talk to you now?

(今話しかけもいいですか。)

・You may play the video game.

(テレビゲームをしてもいいですよ。)

②推量「~かもしれない。」

・It may be true.

(それが真実かもしれない。)

・You may pass the exam tomorrow.

(あなたは、明日試験に合格しているかもしれない。)

「可能性」を表現するため、未来のことも含有して表現することができる。

「may」を用いて(推量を)表現する場合、実現する可能性として約50%程度を想定している。

③容認「~としても問題がない(差支えがない)」

・The V.I.P may eat everything at any time.

(そのV.I.Pは、いつなんでも食べても問題がない。(差支えがない))

④祈願「~でありますように。」

May you get well soon.

(早く治りますように。)

⑤目的や譲歩「~のように。」

・So that my parents may cook it soon, I have always cut the ingredients.

(両親がすぐに料理ができるように、食材を切っておいた。)

<復習>

「be able to ~」の用法について

「can」や「could」と同様の「可能・能力」の意味を表現する場合に、未来のことを表現したり、完了(現在完了など)を表現したりする場合に、「be able to ~」を用いて表現をする。

「can」に比べて「be able to ~」の方がやや堅い表現になる。

< be able to ~ > を使うとき(未来、不定詞など)

・You will be able to speak Japanese fluently.

(あなたは、流暢に日本語を話せるようになるだろう。)

・I haven’t been able to finish writing the report.

(わたしは、資料を書き終わせられないままでいる。)

「be able to ~」の用法について | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 助動詞「may」の用法について

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