【have to:助動詞】「have to~」の基本を知り、類似表現や関票表現を確認しよう!(練習問題付き)

助動詞「have to」について

have to」は、「〜しなければならない」「〜する必要がある」という意味を表す表現で、義務や必要性を示す際に使われます。助動詞の「must」と意味が似ていますが、重要な違いがあります。

1. 義務・必要性 (Obligation / Necessity)

「have to」の主な意味は、外部からの要因によって強いられる義務や必要性です。規則、法律、状況、あるいは他人からの指示など、話し手自身の主観的な意思よりも、客観的な状況が原因で何かをしなければならない場合に用いられます。

  • I have to work tomorrow. (明日、仕事に行かなければならない。)
    • (会社のスケジュールなど、自分では変えられない事情による義務)
  • You have to wear a uniform at this school. (この学校では制服を着なければならない。)
    • (学校の規則による義務)
  • We have to leave early to catch the first train. (始発電車に乗るために早く出発しなければならない。)
    • (状況的な必要性)

「must」との違い

「have to」と「must」はどちらも義務を表しますが、ニュアンスに大きな違いがあります。

  • have to: 外部からの義務。客観的な状況や規則、法律などによって強いられている義務を表します。
    • I have to pay my taxes by the deadline. (締め切りまでに税金を支払わなければならない。)
      • (法律で決まっている義務)
  • must: 話し手の主観的な判断や個人的な必要性、または話し手が重要だと考える規則を強調します。話し手の強い感情が込められていることが多いです。
    • I must call my mother. (母に電話しなければならない。)
      • (自分がそうしたい、する必要があると感じている)

2. 「have to」の時制と主語による変化

「have to」は「have」の部分が動詞なので、主語や時制によって形が変わります。これは助動詞「must」にはない特徴です。

  • 現在形:
    • I / You / We / They have to work.
    • He / She / It has to work.
  • 過去形:had to
    • I had to work late last night. (昨夜、遅くまで働かなければならなかった。)
  • 未来形:will have to
    • You will have to study harder for the next exam. (次の試験のためにもっと一生懸命勉強しなければならないだろう。)
  • 現在完了形:have/has had to
    • I have had to work every weekend this month. (今月は毎週末、働かなければならなかった。)
  • 不定詞:to have to
    • I don’t want to have to work on holidays. (祝日に働かなければならないのは嫌だ。)

3. 否定形: don't have to / doesn't have to

「have to」の否定形は「〜する必要がない」「〜しなくてよい」という意味になります。「must not (mustn’t)」(〜してはいけない)とは意味が大きく異なるので注意が必要です。

  • You don’t have to come if you are busy. (忙しいなら来る必要はありません。)
    • (来ても来なくてもよい)
  • You must not come. (来てはいけない。)
    • (来ることを禁止)

4. 疑問形: Do you have to ~?

「have to」の疑問形は、通常の動詞と同じように do/doesdid を使います。

  • Do you have to work tomorrow? (明日、仕事に行かなければなりませんか?)
  • Did he have to leave so early? (彼はそんなに早く出発しなければなりませんでしたか?)

「have to」は「must」と比べて、より客観的で柔軟な表現が可能です。特に過去や未来の義務を表現する際には「have to」が必須となります。

have toの類似表現を確認しよう

have to」は「〜しなければならない」という義務や必要性を表す表現で、外部からの要因によって強いられる義務を主な意味とします。その類似表現は、義務の強さやニュアンスによって異なります。

1. 義務・必要性 (Obligation / Necessity) の類似表現

「〜しなければならない」「〜する必要がある」という義務や必要性を表す際の代替表現です。

  • must:
    • これも「〜しなければならない」という意味ですが、「must」は話し手の主観的な判断や個人的な必要性、または話し手が重要だと考える規則を強調します。より強い感情や、避けられない義務感を示唆します。
    • 例: I have to go to work tomorrow. (明日、仕事に行かなければならない。- 会社の規定など外部の事情で)
    • 例: I must call my mother. (母に電話しなきゃ。- 自分がそうしたい、する必要があると感じている)
  • should / ought to:
    • 「〜すべきだ」という、助言や軽い義務を表します。「have to」や「must」よりも強制力が弱く、そうしないと困るというほどではない場合に用います。
    • 例: You have to study for the exam. (試験のために勉強しなければならない。- 合格するために必要)
    • 例: You should study for the exam. (試験のために勉強すべきだ。- 助言)
  • need to do:
    • 「〜する必要がある」という必要性を強調します。「have to」と非常に近い意味で使われ、しばしば互換性があります。
    • 例: We have to buy groceries. (食料品を買わなければならない。)
    • 例: We need to buy groceries. (食料品を買う必要がある。)
  • be required to do:
    • 「〜することが求められている」「〜する義務がある」という、規則や法律、指示などによって課せられた義務をフォーマルに表現します。特に公式な文書や指示でよく使われます。
    • 例: All employees are required to attend the training. (全従業員は研修に参加することが義務付けられている。)
  • be obliged to do:
    • 「〜する義務がある」という、法律的または道義的な義務をフォーマルに表現します。
    • 例: We are obliged to follow the terms and conditions. (私たちは利用規約に従う義務がある。)
  • It is necessary to do:
    • 「〜することが必要である」という、客観的な必要性を明確に述べる表現です。
    • 例: It is necessary to obtain a visa for this country. (この国にはビザを取得する必要がある。)
  • It is compulsory to do:
    • 「〜することが義務付けられている」「強制である」という、強制的な義務を強調します。
    • 例: It is compulsory to wear a helmet when riding a motorcycle. (オートバイに乗る際はヘルメットを着用することが義務付けられている。)

これらの類似表現は、「have to」の持つ義務や必要性の度合いを、より細かく調整したり、異なる文脈で表現したりする際に役立ちます。

have to の慣用表現を確認しよう


「have to」は「〜しなければならない」という義務や必要性を表す非常に一般的な表現ですが、「can」や「must」ほど多くの「特定の慣用表現」は持ちません。これは、「have to」がより客観的で、他の助動詞のように感情や推量を伴う多様なニュアンスを独自に生み出す役割が少ないためです。しかし、その基本的な意味合いから派生して、特定の文脈でよく使われる表現や、他の単語と組み合わさることで慣用的に使われる例はいくつかあります。

1. have got to do ~ (口語表現)

  • 意味: 「〜しなければならない」「〜する必要がある」
  • 解説: 「have to」とほぼ同じ意味ですが、特にイギリス英語や口語で頻繁に使われます。「have to」よりも少し切迫感や個人的な義務感が強いニュアンスを持つことがあります。フォーマルな場面ではあまり使いません。
  • 例文:
    • I’ve got to go now. (もう行かなければならない。)
    • You’ve got to see this movie! It’s amazing. (この映画は絶対に見るべきだ!すごいよ。)

2. all one has to do is ~

  • 意味: 「〜がしなければならないことは〜だけだ」「〜さえすればよい」
  • 解説: 義務の内容が非常にシンプルであること、またはそれ以外のことはしなくてよいという限定的な意味合いを強調します。
  • 例文:
    • All you have to do is sign here. (あなたがしなければならないことはここに署名することだけだ。)
    • All I have to do is wait. (私がしなければならないことはただ待つことだけだ。)

3. have to do with ~

  • 意味: 「〜と関係がある」「〜と関連している」
  • 解説: 何かが特定の事柄と関連性があることを示します。否定形では「〜と関係がない」となります。
  • 例文:
    • This decision has to do with the company’s future. (この決定は会社の未来と関係がある。)
    • I don’t think his absence has anything to do with you. (彼の不在はあなたとは全く関係ないと思う。)
    • What does that have to do with it? (それがそれと何の関係があるんだ?)

4. What do I have to do (to do something)?

  • 意味: 「(何かをするために)何をすればいいですか?」
  • 解説: 特定の目標を達成するために、必要な手順や行動を尋ねる際の一般的なフレーズです。
  • 例文:
    • What do I have to do to get a driver’s license? (運転免許を取るには何をすればいいですか?)
    • What do we have to do to win this game? (この試合に勝つには何をすればいいんだ?)

上記のように、「have to」単体で「must」や「can」のような複雑な慣用句を形成することは少ないですが、日常会話で非常に頻繁に使われる基本的なフレーズの一部として機能します。特に「have got to」や「have to do with」は重要なので覚えておくと良いでしょう。

have toを深く知ろう

助動詞の「must」には過去形がなく、[ will must ] のように助動詞の次に置くことができない。このことから、未来における表現や完了について表現する場合は「have to~」を代わりに用いる。

①「have to~」の形について

現在形 have to  三人称単数形現在形 has to

過去形 had to

未来形 will have to

②「have to」の疑問文と否定文

(肯定文) I have to study English right now.

(私は、すぐに英語の勉強をしなければならない。)

(否定文)I don’t (do not) have to study Enjglsh right now.

(私は、すぐに英語の勉強をする必要がない。)

(疑問文)Do you have to study English right now?

(あなたは、すぐに英語の勉強をする必要がありますか。)

(答え方)Yes, I do. / No, I don’t. (do not).

「have to」の用法について

「have to」には、「義務」、「推量」などがある。

①義務 「~しなければならない。」「~する必要がある。」

・We have to put together our head for solving the problem.

(私たちは、その問題を解決するために力を合わせなければならない。)

②推量 「きっと~だろう。」

・She has to be in danger.

(彼女はきっと危険な状態であろう。)

<確認>

助動詞「must」の用法について

「must」には過去を表現する方法がない。(have to ~を代わりに使用する。)

「must」には「義務」、「禁止」、「勧誘」、「推量」、「必然」などがある。

①義務「~しなければならない」

・You must wash your hands to protect virus.

(あなたは、ウイルスを防ぐために手を洗わなければならない。)

・You must take a shower to enter this clean room.

あなたは、このクリーンルームに入るためにシャワーを浴びなければならない。

助動詞「must」の用法について | てばっち教育研究所 (tebatch.com): 【have to:助動詞】「have to~」の基本を知り、類似表現や関票表現を確認しよう!(練習問題付き)

「have to」に関する練習問題

英文和訳 (Translate the following English sentences into Japanese.)

  1. I have to wake up early tomorrow for my flight.
  2. She has to submit her report by the end of the day.
  3. We had to cancel our trip due to the typhoon.
  4. You don’t have to come if you’re too busy.
  5. All you have to do is press this button.
  6. Does he have to work on Sundays?
  7. I’ve got to go now; I’m already late.
  8. This situation has nothing to do with me.
  9. You will have to study hard if you want to pass the exam.
  10. What do I have to do to get a new passport?

和文英訳 (Translate the following Japanese sentences into English.)

  1. 私は今日、この仕事を終えなければなりません。
  2. 彼は毎日、制服を着なければなりません。
  3. あなたはそれを読む必要はありません。
  4. 私たちは始発電車に乗るために、早く出発しなければならなかった。
  5. 私がしなければならないことは、ただ待つことだけだ。
  6. 彼らはこの問題について話し合う必要がある。
  7. 彼女は甘いものに関しては、我慢できない。
  8. 私たちは今週末、残業しなければならないだろう。
  9. 彼らは私と何の関係もありません。
  10. 私は彼に謝罪しなければならなかった。

解答 (Answers)

英文和訳

  1. 私はフライトのために明日早く起きなければなりません
  2. 彼女は今日中にレポートを提出しなければなりません
  3. 私たちは台風のため旅行を中止しなければならなかった
  4. 忙しすぎるなら、来る必要はありません
  5. あなたがしなければならないことの全ては、このボタンを押すことだけです。
  6. 彼は日曜日に働かなければなりませんか
  7. もう行かなければならない。もう遅れている。
  8. この状況は私とは何の関係もありません
  9. もし試験に合格したければ、一生懸命勉強しなければならないだろう
  10. 新しいパスポートを取得するには、何をすればいいですか

和文英訳

  1. I have to finish this work today.
  2. He has to wear a uniform every day.
  3. You don’t have to read it.
  4. We had to leave early to catch the first train.
  5. All I have to do is wait.
  6. They have to discuss this problem. / They need to discuss this problem.
  7. She isn’t able to help herself when it comes to sweets.
  8. We will have to work overtime this weekend.
  9. They have nothing to do with me.
  10. I had to apologize to him.

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