大きく分けて、「可能性」・「能力、可能」・「依頼・許可」の表現方法がある。
「時制の一致」により「can」を「could」として表現することにも注意が必要である。
「can」の過去形は「could」となる。
「可能性」、「能力・可能」、「依頼・許可」の表現方法について
・It could be rain.
(雨が降る可能性もある。)
※「もしかすると…」の意味を込めており、「can」よりもやや可能性が低い。
・Why could you speak English?
(なぜ英語が話せたのだ?)
※「話せるわけないのに」という「反語」が込められている。
・Tom couldn’t get marry Kumi.
(トムが、クミと結婚するはずがない。)
※わざわざ「could」を使って表現することで「そうでなければ」の「仮定」の話が続く。
・When I was young, I could swim about 10km. [能力]
(若いころは、約10km泳ぐことができた。)
・When you got 100cm, you could get on this car. [可能]
(100cmあれば、この車にのることが可能であった。)
※「could」により表現することによって、「仮定」の意図で表現される。
・Could I leave a message? [依頼]
(伝言を残してもいいかしら?)
・Could you talk to you now? [許可]
(いま、話しかけてもいいでしょうか。)
※「can」と「could」は単に時制を過去にするだけではなく
①「仮定」の要素が含まれており、「もし~ならば…だったのに。」と表現することができるため。その後の文には、理由や話が展開する可能性がある。
②より丁寧な「依頼」や「許可」になり物腰を柔らかくして表現することができる。
<復習>
「能力」や「許可」の両方共の意味を包括することができる。
否定文では、「~あるはずがない。」、「~ということはあり得ない。」という意味を成す。
Even the monkies can fall down from trees.
(猿も木から落ちることもある。)
The docotor cannot tell a lie.
(その医者が嘘をつくはずがない。)
Can I believe Tom?
(トムを信じれるなんてありえるだろうか。)
※反語として「そんなことがあるわけがない。」と意味が追加される。
You cannot have answered this question. Because I only know the question is wrong.
(あなたがその問いの答えを知ったはずがない。なぜなら私だけがその問いが間違えだと知っているからだ。)