助動詞「can」の用法

「can」の用法には、大きく分けて「能力」・「可能性」・「許可」の3つに分類することができる。

その中でも、「可能性」を表現する範囲が最も広く、「能力」や「許可」の意味を包括する場合もある。

①可能性「~することがある。」

「能力」や「許可」の両方共の意味を包括することができる。

否定文では、「~あるはずがない。」、「~ということはあり得ない。」という意味を成す。

肯定文 「~こともある。」[可能性]

Even the monkies can fall down from trees.

(猿も木から落ちることもある。

否定文 「~あるはずがない」

The docotor cannot tell a lie.

(その医者が嘘をつくはずがない。

疑問文 「~ということがあり得るだろうか?(いや、ありえない。)」[反語]

Can I believe Tom?

(トムを信じれるなんてありえるだろうか。

※反語として「そんなことがあるわけがない。」と意味が追加される。

< cannot have + 過去分詞 > 「~なはずがない。」

You cannot have answered this question. Because I only know the question is wrong.

(あなたがその問いの答えを知ったはずがない。なぜなら私だけがその問いが間違えだと知っているからだ。)

②能力・可能 「~できる。」

「能力」について

・My grand father can do a backflip.

(私の祖父は、バク転ができる。)

「可能」について

・I can meet you when the war stops.

(戦争が終わったら会えるよ。)

※「周囲の事情や状況により、できるようになる(可能になる)。」という意味が含まれている。

③許可「~してもよい。」

同じ日本語の訳として「may」が使われることもあるが、「can」の方が口語的である。否定形のcannot (can’t)は「禁止

を表現することができる。「may not」や「mustn’t」と比べても口語的である。

例文 

Can I study here? 「許可」

(こちらで勉強してもいいでしょうか

・You can’t play catch in this park. 「禁止」

(この公園では、キャッチボールをしてはいけない。

Can I help you? 「申し出」

(お手伝いしましょうか。 / 何かお困りですか。)

Can you send me an e-mail? 「許可」

(私にメールを送ってくれませんか。

※助動詞は、可能・必然・義務・許可・依頼などの意味をもち、表現する際に動詞に意味を付け加えることにより表現を豊かにする。会話や文章で助動詞を用いて表現する(される)には欠かせない存在である。

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