【be動詞:TOEIC】be動詞 “am”を使ったビジネスシーンに慣れ親しもう!(練習問題付き)

be動詞の基本を確認しよう

be動詞は英語の文法の中で最も基本的で重要な動詞です。主な役割は「~である」と「~にいる/ある」の二つであり、時制や主語によって形が不規則に変化します。


1. be動詞の基本変化 🔄

be動詞は主語(人称)と時制(現在・過去)によって形が変化します。原型(Base Form)は be です。

時制主語
現在形Iam
You, We, They, 複数名詞are
He, She, It, 単数名詞is
過去形I, He, She, It, 単数名詞was
You, We, They, 複数名詞were
  • 分詞: 現在分詞は being、過去分詞は been です。

2. be動詞の主な役割(2つの意味)

be動詞は文の主要動詞として、以下の2つの基本的な機能があります。

A. 「〜である」(状態・性質): SVC の文型

主語の状態、性質、職業、同一性などを説明します。be動詞の後には主語を説明する語(補語 C)が置かれます。

  • He is a musician.(彼は音楽家である。)— 職業/同一性
  • The test results are encouraging.(テストの結果は有望である。)— 状態

B. 「〜にいる/ある」(存在・場所): SVA の文型

主語が**どこに存在するか(いるか、あるか)**を示します。be動詞の後には場所を表す語句(副詞句 A)が置かれます。

  • My keys are on the desk.(私の鍵は机の上にあります。)
  • We were at the stadium yesterday.(私たちは昨日スタジアムにいました。)

3. be動詞の補助的な役割(助動詞として)

be動詞は、他の動詞を助けて進行形受動態を作る助動詞としても使われます。

  • 進行形: be+動詞の -ing
    • They are studying for the exam.(彼らは試験勉強をしています。)
  • 受動態: be+動詞の 過去分詞
    • The book was published last month.(その本は先月出版されました。)

4. 否定文・疑問文の作り方 ❓

be動詞は、一般動詞と異なり、否定文や疑問文を作る際に助動詞 do は使いません

  • 否定文: be動詞の直後not を置きます。
    • It is not true.
  • 疑問文: be動詞を主語のに置きます。
    • Are you ready?

5. 珍しい用法(be to do 構文など)

be動詞には、感情の強調やフォーマルな意味合いを伝える特別な用法があります。

  • be to do 構文: 義務、予定、運命などを表します。
    • I am to meet the president tomorrow.(明日社長に会う予定だ。)
  • 感情の強調: I am not listening. のように、be動詞に強いアクセントを置くことで、強い苛立ち確信を表現できます。

be動詞と一般動詞の違いを整理しよう

be動詞と一般動詞の違いを、役割、文の作り方、意味の観点から整理します。この二つは、英語の動詞を構成する基本的な要素であり、文法的な扱いが大きく異なります。


1. 役割と意味の違い

項目be動詞 (am, is, are, was, were)一般動詞 (run, eat, study, have など)
主な意味状態、存在、同一。「〜である」「〜にいる/ある」。動作、作用、所有。「〜する」「〜を持つ」。
文型主に S + V + C(補語)または S + V + A(場所)S + V + O など多様な文型をとる。
補助的機能助動詞として進行形や受動態を作る。主要動詞として文の中心的な意味を表す。
She **is** happy. (状態) / They **are** at school. (存在)She **smiles** widely. (動作) / They **have** a dog. (所有)

2. 否定文・疑問文の作り方の違い 🙅‍♀️❓

否定文と疑問文を作る際、be動詞と一般動詞は異なるルールに従います。これが両者の最も重要な違いです。

A. be動詞: 助動詞 do は不要

be動詞は、それ自体が文法的な変化を担う力を持っています。

  • 否定文: be動詞の直後not を置く。
    • 例: He **is not** here.
  • 疑問文: be動詞を主語のに置く。
    • 例: **Are** you tired?

B. 一般動詞: 助動詞 do が必要

一般動詞は、現在形・過去形の否定文や疑問文を作る際に、助動詞 do(または does,did)の助けが必要で、その後に動詞の原形が続きます。

  • 否定文: $\text{S + **do not** + V (原形) + \cdots}$
    • 例: He **does not live** here.
  • 疑問文: $\text{**Do** + S + V (原形) + \cdots ?}$
    • 例: **Do** you **like** tea?

3. 形の変化の不規則性

be動詞は、人称や時制による変化が非常に不規則です。

時制/人称be動詞の形一般動詞 (work の例)
現在形 (I)amwork
現在形 (He)isworks
過去形 (They)wereworked

4. 同一文内の共存

一つの文で、be動詞と一般動詞が同時に「主要動詞」として使われることはありません。

ただし、be動詞が助動詞として一般動詞の分詞を伴う場合は共存します。

  • ✓ She **is** (be動詞) **reading** (一般動詞の現在分詞). (進行形)
  • ✓ The car **was** (be動詞) **repaired** (一般動詞の過去分詞). (受動態)

ビジネスシーンで「am」を使う場面

ビジネスシーンでは、「am」は、自分の状態や状況、意見などを伝える際に頻繁に使われます。以下に、いくつかの具体的な場面と例文を挙げます。

自己紹介や紹介

  • I am [名前]
    • 例:I am Taro Yamada. (山田太郎です。)
  • I am the manager of the sales department.
    • 例:私は営業部のマネージャーです。
  • I am responsible for this project.
    • 例:私はこのプロジェクトを担当しています。

会議やプレゼンテーション

  • I am confident that this plan will succeed.
    • 例:この計画は必ず成功すると確信しています。
  • I am sorry for the delay.
    • 例:遅れてしまい申し訳ございません。
  • I am open to your suggestions.
    • 例:あなたの提案は大歓迎です。

電話対応

  • This is Taro Yamada. May I help you?
    • 例:山田太郎です。何かお力になれることがあれば。
  • I am afraid I cannot help you with that.
    • 例:残念ながら、その件についてはお手伝いできません。
  • I am calling to confirm the meeting time.
    • 例:会議の時間について確認するためにお電話いたしました。

メールでのやり取り

  • I am writing to inquire about…
    • 例:~についてお問合せいたします。
  • I am pleased to inform you that…
    • 例:~をお知らせできて大変嬉しいです。
  • I am sorry for the inconvenience.
    • 例:ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

その他

  • I am available to meet on Friday.
    • 例:金曜日はお会いできます。
  • I am interested in your proposal.
    • 例:貴社の提案に興味があります。
  • I am looking forward to working with you.
    • 例:あなたと仕事できることを楽しみにしています。

「am」を使う際のポイント

  • 丁寧な表現: ビジネスシーンでは、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。「I am」の後に「glad」、「happy」、「pleased」などの言葉を加えることで、より丁寧な印象を与えることができます。
  • 謙虚な表現: 自慢話ではなく、謙虚な姿勢を大切にし、「I am not sure」や「I am still learning」といった表現も有効です。
  • 状況に応じた使い分け: 会話相手や状況に合わせて、「am」の使い方を調整しましょう。

ビジネスドラマや映画で「am」が使われている印象的なシーン

「am」は、英語で最も基本的な動詞の一つですが、ビジネスシーンでは、自分の状態や意見、決意などを表明する際に頻繁に使われます。ドラマや映画では、この「am」を使ったセリフが、キャラクターの心情や物語の展開を深く印象付けることがあります。

以下に、いくつかの代表的なドラマや映画のシーンと、その中で使われた「am」のセリフ、そしてそのシーンが与える印象について紹介します。

ドラマ

  • スーツ(Suits)
    • セリフ: “I am not a quitter.” (私は諦めない。)
    • シーン:困難な状況に直面した主人公ハーヴィーが、周囲の反対を押し切り、最後まで諦めない決意を表明するシーン。このセリフは、ハーヴィーの不屈の精神とリーダーシップを象徴する言葉として印象に残ります。
  • マッドメン(Mad Men)
    • セリフ: “I am the one who knocks.” (ドアを叩くのは私だ。)
    • シーン:広告代理店の敏腕コピーライター、ドン・ドラパーが、顧客に対して自分の能力を自信満々にアピールするシーン。このセリフは、ドンのカリスマ性と自信過剰な一面を象徴しています。

映画

  • ウォール街(Wall Street)
    • セリフ: “Greed, for lack of a better word, is good.” (もっと良い言葉が見つからないので、こう言おう。欲は良いものだ。)
    • シーン:主人公のゴードン・ゲッコーが、物事を金銭的な視点で捉え、欲望を肯定する象徴的なセリフ。この映画のテーマである物質主義と成功への執着を象徴しています。
  • ソーシャル・ネットワーク(The Social Network)
    • セリフ: “I’m the founder of Facebook.” (私はフェイスブックの創業者だ。)
    • シーン:マーク・ザッカーバーグが、法廷で自身のアイディアとFacebookの独創性を主張するシーン。このセリフは、マークの自信と、Facebookという巨大なプラットフォームを生み出した彼の役割を強調しています。

これらのシーンから学べること

これらの例からわかるように、「am」を使ったセリフは、キャラクターの性格や状況、そして物語のテーマを深く理解する上で非常に重要な役割を果たしています。ビジネスシーンにおいても、相手に自分の考えや気持ちを的確に伝えるためには、「am」を使った簡潔で力強い表現が効果的です。

「am」を使った表現のポイント

  • 自信と決意: 「I am confident that…」のように、自信を持って自分の意見を表明する。
  • 責任感: 「I am responsible for…」のように、自分の役割や責任を明確にする。
  • 決意: 「I am determined to…」のように、目標達成への強い決意を示す。

これらのポイントを意識することで、ビジネスシーンでのコミュニケーションをより円滑に進めることができます。

be動詞に関する練習問題に挑戦しよう

問題

英文和訳(以下の英文を和訳しなさい)

  1. My brother is a college student, and he was very shy as a child.
  2. The keys are not in the car; they are on the kitchen counter.
  3. The report is being reviewed by the entire team right now.
  4. Are you going to the concert tonight?
  5. I am happy because the weather was perfect for our trip.
  6. The new regulations were announced last month by the government.
  7. She is always late, which is why I’m annoyed.
  8. Was the movie exciting, or was it boring?
  9. We are supposed to meet the client at 2 PM.
  10. I am convinced that you are the best person for this job.


解答

英文和訳

  1. 私の兄は大学生ですが、子供のときはとても内気でした
  2. 鍵は車の中にありません。台所のカウンターの上にあります
  3. その報告書は今、チーム全体によって審査されています。(受動態/進行形)
  4. 今夜、あなたはコンサートに行く予定ですか。(現在進行形/予定)
  5. 旅行に天気が完璧だったので、私は嬉しいです。
  6. 新しい規制は先月、政府によって発表されました。(受動態)
  7. 彼女はいつも遅刻します。それが私がイライラしている理由です
  8. その映画は面白かったですか、それとも退屈でしたか
  9. 私たちは午後2時にクライアントと会うことになっています。(be to do 構文)
  10. あなたがこの仕事に最適な人物であると、私は確信しています


和文英訳(以下の日本語をbe動詞を使って英訳しなさい)

  1. 彼らは今、オフィスにいますか?
  2. 私はあなたと働くことをとても光栄に思っています。
  3. その事故は、昨日の朝起こりましたか?
  4. このレポートは私によって書かれているところです。(受動態/進行形)
  5. 彼は疲れていませんでした。
  6. 私たちは夕食に何を食べる予定ですか?
  7. その橋は19世紀に建てられました。(受動態)
  8. 彼は今、音楽を聞いているところです。
  9. その本は図書館にあります。
  10. あなたはなぜそんなに悲しいのですか?


解答

和文英訳

  1. Are they in the office now?
  2. I am very honored to work with you.
  3. Was the accident yesterday morning?
  4. This report is being written by me.
  5. He was not tired.
  6. What are we to eat for dinner? (または What are we going to eat for dinner?)
  7. The bridge was built in the 19th century.
  8. He is listening to music now.
  9. The book is in the library.
  10. Why are you so sad?

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