【be動詞：文法】be動詞を確認しよう！（練習問題付き）

be動詞について詳しく解説します！

be動詞とは？

be動詞は、英語で最も基本的な動詞の一つで、「～である」「～の状態である」などを表します。am、is、are、was、wereといった形をとり、主語の人称や数、時制によって変化します。

be動詞の主な働き

• 主語の説明: 主語がどのような状態にあるのか、どんなものなのかを説明します。
  • 例：I am a student.（私は学生です。）
• 存在の表現: 場所や時間における存在を表します。
  • 例：She is at home.（彼女は家にいます。）
• 接続: さまざまな種類の語句を結びつけます。
  • 例：This book is interesting.（この本はおもしろいです。）

be動詞の形

過去形:

• was (I, he, she, it)
• were (you, we, they)

be動詞の使い方

• 肯定文: 主語 + be動詞 + その他
  • 例：He is a doctor.（彼は医者です。）
• 否定文: 主語 + be動詞 + not + その他
  • 例：She is not happy.（彼女は幸せではありません。）
• 疑問文: Be動詞 + 主語 + その他
  • 例：Is he at home?（彼は家にいますか？）

be動詞のその他の用法

• 進行形: be動詞 + 動詞の-ing形
  • 例：I am studying English.（私は英語を勉強しています。）
• 受動態: be動詞 + 過去分詞
  • 例：This book is written by a famous author.（この本は有名な作家によって書かれました。）

be動詞と一般動詞の違い

be動詞を使った例文をたくさん紹介しますね！

基本的な使い方

• 主語の説明:
  • I am a student.（私は学生です。）
  • She is a doctor.（彼女は医者です。）
  • They are teachers.（彼らは先生です。）
• 場所:
  • He is at home now.（彼は今、家にいます。）
  • The books are on the table.（本はテーブルの上にあります。）
• 状態:
  • I am tired.（私は疲れています。）
  • The weather is fine today.（今日は天気が良いです。）

進行形（～している）

• I am reading a book.（私は本を読んでいます。）
• She is watching TV.（彼女はテレビを見ています。）
• They are playing soccer.（彼らはサッカーをしています。）

過去形（～だった）

• I was a student last year.（去年、私は学生でした。）
• She was happy yesterday.（昨日は彼女は幸せでした。）
• They were in Japan last month.（彼らは先月、日本にいました。）

疑問文

• Are you a teacher?（あなたは先生ですか？）
• Is she at home?（彼女は家にいますか？）
• Were they in Tokyo?（彼らは東京にいましたか？）

否定文

• I am not a doctor.（私は医者ではありません。）
• She is not hungry.（彼女はお腹がすきません。）
• They were not at the party.（彼らはパーティーにいませんでした。）

その他の表現

• This is my pen.（これは私のペンです。）
• That is a beautiful flower.（あれは美しい花です。）
• It is cold today.（今日は寒いですね。）

より複雑な例文

• The meeting is going to be held tomorrow.（会議は明日開かれます。）
• I have been feeling sick since yesterday.（昨日から体調が悪いです。）
• This book is considered to be a classic.（この本は古典的名作とみなされています。）

be動詞の様々な使い方

• 状態を表す: I am happy.（私は幸せです。）
• 場所を表す: She is at the library.（彼女は図書館にいます。）
• 年齢を表す: I am 20 years old.（私は20歳です。）
• 国籍を表す: He is American.（彼はアメリカ人です。）
• 職業を表す: She is a nurse.（彼女は看護師です。）
• 所有を表す: This is my car.（これは私の車です。）

練習問題

以下の空欄に適切なbe動詞を入れてみましょう。

1. I _____ a student.
2. She _____ reading a book.
3. They _____ not at home.
4. _____ you hungry?
5. It _____ cold today.

解答:

1. am
2. is
3. are
4. Are
5. is

まとめ

be動詞は、英語の文を作る上で非常に重要な役割を果たします。be動詞の用法をマスターすることで、より自然な英語表現が可能になります。

be動詞の珍しい使い方を知ろう

be動詞には、「〜である」「〜にいる/ある」という基本的な役割の他に、話し手の感情の強調やフォーマルな予定・義務を示すための、いくつかの特別な（あるいは文脈に依存する）使い方があります。

珍しい be動詞の使い方

1. be to do 構文 (予定・義務・運命) 🗓️

be 動詞に不定詞 (to+動詞の原形) が続くこの構文は、予定、義務、運命、可能、意図といった助動詞のような意味を表します。これは非常にフォーマルな用法です。

2. 強調の用法 (強調構文) 💪

be 動詞は、文の特定の部分を強調するために使われる強調構文 (It is/was… that…) の中で重要な役割を果たします。

• 基本文: John bought the car yesterday.
• 強調構文: It was John that bought the car yesterday.
  • 意味: ジョンこそが昨日車を買ったのだ。（主語を強調）
• 強調構文: It was yesterday that John bought the car.
  • 意味: ジョンが車を買ったのは昨日だった。（時を強調）

3. be動詞による感情の強調 (口語的) 🗣️

be動詞に強いアクセントを置いて発音することで、話し手の強い感情、苛立ち、確信などを表現できます。これは文法的なルールというより、発話の際の強調です。

• 例文: “I amnot interested in your offer.”
  • 意味: 「あなたの提案には本当に興味がありません！」（強い否定）
• 例文: “She isalways complaining about something.”
  • 意味: 「彼女はいつも何かに不平を言っている。」（苛立ち、非難のニュアンス）
  • この場合、always などの頻度を表す副詞を be 動詞の後に置くことで、強い感情を伴う習慣や傾向を表現します。

4. 倒置表現 (場所・方向の副詞句の強調) 🚶

場所や方向を表す副詞句が文頭に来る場合、主語が名詞であれば、文の構造を倒置させ、be 動詞を主語の前に置くことがあります。

• 例文: On the top of the hill is an old church.
  • 意味: 丘の頂上には、古い教会があります。
• 例文: Next to the painting was a small notice board.
  • 意味: その絵の隣には、小さな掲示板がありました。

注: 主語が代名詞 (it, he, they など) の場合は倒置されず、Here I am のように使われます。

be動詞と一般動詞の違いを知ろう

be動詞と一般動詞は、英語の文法を構成する二大動詞であり、文中で果たす役割、意味、文の作り方が根本的に異なります。

1. 役割と意味の違い

2. 否定文・疑問文の作り方の違い

be動詞と一般動詞は、否定文と疑問文を作る際のルールが決定的に異なります。

A. be動詞のルール (自力で変化)

be動詞は、否定や疑問の機能を持つ助動詞 (do, does, did) を必要としません。

B. 一般動詞のルール (助動詞 do/does/did が必要)

一般動詞は、現在形や過去形の否定文・疑問文を作る際に、助動詞 do（または does,did）を必要とし、その後に動詞の原形が続きます。

3. 時制による形の変化（不規則性）

be動詞は、一般動詞に比べて時制や人称による変化が非常に不規則です。

一般動詞の多くは規則的に変化しますが、不規則動詞（go→went→gone など）も多数存在します。

4. 同一文内の使用

一つの文の中で、be動詞と一般動詞が同時に主要動詞として使われることはありません。

ただし、be動詞が助動詞として使われ、一般動詞を助ける場合は共存します。

• ✓ She **is** [be動詞] **running** [一般動詞の現在分詞]. (進行形)
• ✓ The song **was** [be動詞] **sung** [一般動詞の過去分詞] by him. (受動態)
• × He **is** **eats** an apple. (誤り)

be動詞に関する練習問題に挑戦しよう！

問題

英文和訳（以下の英文を和訳しなさい）

1. We are good friends and we were classmates in elementary school.
2. The books are on the shelf in the living room.
3. She was busy yesterday, so she is tired today.
4. The new stadium is being built near the station.
5. Is he a teacher or a doctor?
6. They were not listening to the lecture seriously.
7. I am happy to see you again after such a long time.
8. The documents were signed by the manager last week.
9. Was it cold in your city last winter?
10. The children are playing outside in the park.

解答

英文和訳

1. 私たちは親友で、小学校のときはクラスメイトでした。
2. その本はリビングルームの棚の上にあります。
3. 彼女は昨日忙しかったので、今日は疲れています。
4. 新しい競技場は駅の近くに建設されています。（受動態/進行形）
5. 彼は先生ですか、それとも医者ですか。
6. 彼らは真剣に講義を聞いていませんでした。（過去進行形）
7. 私はこんなに久しぶりにあなたに会えて嬉しいです。
8. その書類は先週、部長によって署名されました。（受動態）
9. 去年の冬、あなたの街は寒かったですか。
10. 子供たちは公園で外で遊んでいます。（現在進行形）

和文英訳（以下の日本語をbe動詞を使って英訳しなさい）

1. 私は今、家にいます。
2. 彼らは医者ではありません。
3. その会議は先週の金曜日でした。
4. 彼は今、昼食を食べているところですか？
5. 私たちは来週、海外に行く予定です。（be to do 構文）
6. その窓は誰によって割られたのですか？
7. その猫たちはとてもかわいい。
8. 彼が学生だったとき、彼は真面目でしたか？
9. 私たちは今、この問題について話し合っています。（現在進行形）
10. この都市は多くの外国人観光客に知られています。（受動態）

解答

和文英訳

1. I am at home now.
2. They are not doctors.
3. The meeting was last Friday.
4. Is he eating lunch now?
5. We are to go abroad next week.
6. By whom was the window broken?
7. The cats are very cute.
8. Was he serious when he was a student?
9. We are discussing this issue now.
10. This city is known to many foreign tourists.