【分詞・使役動詞:文法】使役動詞を使った分詞を理解しよう!

使役動詞と分詞の組み合わせ:より深い理解へ

使役動詞(make, have, let, getなど)は、他人に何かをさせたり、ある状態にさせたりする意味を表す動詞です。この使役動詞と分詞を組み合わせることで、より複雑でニュアンスのある表現が可能になります。

使役動詞と分詞の組み合わせ方

  • 使役動詞 + 目的語 + 原形不定詞:
    • 相手に何かをさせることを表します。
    • 例:She made me clean my room.(彼女は私に部屋を掃除させた。)
  • 使役動詞 + 目的語 + 過去分詞:
    • 相手に何かをしてもらう、またはある状態にされることを表します。
    • 例:I had my hair cut yesterday.(昨日髪を切った。)

それぞれのニュアンス

  • make + 原形不定詞: 強制的な意味合いが強い。
  • have + 原形不定詞: 依頼や命令の意味合い。
  • let + 原形不定詞: 許可を与える意味合い。
  • get + 原形不定詞: なんとかして~させる、~してもらう、の意味合い。
  • get + 過去分詞: ~してもらう、~される、の意味合い。

分詞構文との組み合わせ

  • Having had my car repaired, I went for a drive.(車を修理してもらったので、ドライブに行った。)
    • having had my car repaired が分詞構文として働き、前の文全体を修飾しています。

注意点

  • get + 過去分詞: 必ずしも「~してもらう」という意味だけではなく、「~される」「~してしまう」などの意味にもなることがあります。
  • make, have, let は、目的語が人である場合に一般的に使われます。
  • get は、目的語が人でも物でも使えます。

さらに深掘り

  • 使役動詞とgetのニュアンスの違い: get は、より口語的で、状況に応じて様々な意味に解釈できます。
  • 使役動詞と受動態: 使役動詞の文を、受動態に言い換えることも可能です。
  • その他の使役動詞: cause, enable など、他にも使役動詞と呼ばれるものがあります。

使役動詞を使った分詞の例文

基本的なパターン

  • I had my hair cut yesterday. (私は昨日髪を切った。)
  • She made him apologize to her. (彼女は彼に彼女に謝罪させた。)
  • Let’s get the work done by tomorrow. (明日のまでに仕事を終わらせましょう。)

分詞構文との組み合わせ

  • Having had my car repaired, I went for a drive. (車を修理してもらったので、ドライブに行った。)
  • Made to wait for an hour, she became impatient. (1時間待たされて、彼女は不機嫌になった。)

より複雑な例

  • Getting my homework done early, I was able to enjoy the rest of the day. (宿題を早く終わらせて、残りの一日を楽しむことができた。)
  • Having let her cat out, she closed the window. (猫を外に出したので、彼女は窓を閉めた。)
  • Made to feel unwelcome, he left the party early. (歓迎されていないと感じて、彼はパーティーを早くに立ち去った。)

さまざまな使役動詞と分詞の組み合わせ

  • I got my wallet stolen on the train. (電車の中で財布を盗まれた。)
  • She had her house painted a bright color. (彼女は家を明るい色に塗ってもらった。)
  • Let’s get this meeting over with. (この会議を早く終わらせよう。)

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