独立不定詞とは?
独立不定詞とは、文の主語や動詞と直接の関係がないにも関わらず、文全体を修飾する不定詞のことで、文頭に置かれることが多いです。
特徴
- 文の主語や動詞と直接の関係がない: 文の主語や動詞とは別の、付加的な情報を提供します。
- 慣用的な表現が多い: 「To tell the truth」(正直に言うと)、「To be frank」(率直に言うと)など、決まった組み合わせで使われることが多いです。
- 文全体を修飾する: 文全体に対して、ある程度客観的な視点からコメントを加えるような働きをします。
独立不定詞の働き
- 理由や原因の補足:
- To be honest, I don’t like this movie. (正直に言うと、この映画は好きじゃない。)
- 譲歩:
- To be sure, he is a good man. (確かに、彼は良い人だ。)
- 結論:
- To sum up, we need more time. (まとめると、もっと時間が欲しい。)
- 時間の経過:
- To begin with, let’s talk about the plan. (まず最初に、計画について話しましょう。)
- 強調:
- To tell you the truth, I’m worried. (正直に言うと、心配している。)
よく使われる独立不定詞の例
- To be honest: 正直に言うと
- To be frank: 率直に言うと
- To be brief: 手短かに言うと
- To be sure: 確かに
- To tell the truth: 正直に言うと
- To begin with: まず第一に
- To make a long story short: 手短かに言うと
- To sum up: まとめると
- To say nothing of: …はもちろんのこと
- To make matters worse: 一層悪いことに
独立不定詞の注意点
- 文の構造: 文の最初に置かれ、コンマで区切られることが多いです。
- 意味: 文全体に対して、副詞のような働きをします。
- 慣用表現: 多くの場合、決まった組み合わせで使われます。
まとめ
独立不定詞は、文章にニュアンスを加え、より自然な表現にするための便利なツールです。しかし、慣用的な表現が多いので、しっかりと覚えて使いこなすことが大切です。