【5分で確認】【不定詞:文法】不定詞の完了形「完了不定詞」について基礎基本をおさえよう!

不定詞の完了形は、「 to have + 過去分詞」で表現する。「完了不定詞」ともいう。

例文

・He wants to have been a great doctor for ten years.

(彼は、10年間もの間、偉大な医者になりたがっていた。)

・She cannot have changed the city.

(彼女がその街を変えたはずがない。)

完了不定詞の用法について(時制)

述語動詞に示されている「時制」よりも前の「時制」を表現する。

例文

・My groung mother seems to have taken care of me.

(私の祖母が、私の世話をしていたようだ。)

完了不定詞の用法について(助動詞)

①過去のことに対する推量

・You must have broken the window.

(あなたが、窓を割ったに違いない。)

助動詞の「may, might, must, cannot, could, should, ought to」を用いて表現することが多い。

②実現しなかったことに対する遺憾の念

・You should have been my house yesterday.

(昨日私の家にいればよかったのに。)

助動詞の「shouldやought to」を用いて表現することで遺憾を表現することができる。

③実現されなかった予定

・I was to have got the national championship. However, I lost the big game.

(ナショナルチャンピオンになるつもりだったが、大きな試合で負けてしまった。)

「was (were) to have + 過去分詞」で実現しなかった予定を表現することができる。

不定詞の基礎・基本①「to不定詞と原形不定詞」について

形容詞などの働きもし、主語の人称や数によって変化する動詞のことを「準動詞」といい、「不定詞、分詞、動名詞」の3種類がある。

不定詞には「to不定詞」「原形不定詞」の2種類がある。

「to不定詞」について

「to不定詞」とは、「to+動詞の原形」の形をとるものであり、文中で「名詞」・「形容詞」・「副詞」の役割を果たす。

それぞれの用法を「名詞的用法」・「形容詞的用法」・「副詞的用法」と表現することが多い。

名詞的用法「~すること」

・I want to drink something.

(何か飲み物が欲しい。)「飲むことがしたい」

To speak English is difficult.

(英語を話すことは難しい。)

・It is important to tell the truth.

(真実を話すことは大切である。)

形容詞的用法「~するための」「~するべき」

・I want something hot to eat.

(私は、何か暖かい食べ物が欲しい。)「食べるための何か暖かいもの」

・I have a big game to be a champion.

(私は、優勝するための大きな試合がある。)

副詞的用法「~するために」「~して」

・I bought the book to write a letter.

(私は、手紙を書くためにその本を買いました。)

To speak Einglish, I have to practice more and more.

(英語を話すために、私はより多くの練習をしなければならない。)

それぞれの用法は正式には、「名詞」・「形容詞」・「副詞」の内どの役割をするかによって分類をするのだが、<to+動詞の原形>が「~すること」・「~するための」・「~するために」のうちどの訳をすると当てはまるかによって分離することで、大方の分類ができる。

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不定詞の基礎・基本②「不定詞の否定・副詞の位置」

不定詞を否定する場合は、「to不定詞」の前に「not」を用いることで表現する「not to + 動詞の原形」

原形不定詞の場合も同様に「原形不定詞」の前に「not」を用いることで表現する「not 原形不定詞」

例文

・I try not to sleep tonight.

(今夜は寝ないようにしてみます。)

・I cannot swim in the sea.

(私は、海で泳ぐことができません。)

・My mother made me not play the video game.

(私の母は、テレビをさせないようにした。)

「~しないように」と表現する場合は「not to + 動詞の原形」を用いるのではなく「in order not to + 動詞の原形」で表現する場合が多い。

例文

In order not to fail the test, we must study hard.

(テストで落第しないように、私たちは一生懸命に勉強をしなければならない。)

・Be careful not to fall.

(落ちないように気を付けて。)

※「be careful」や「take care」など相手に気を使う場合は、「not to + 動詞の原形」で表現することがある。

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