動詞の他に名詞や形容詞などの働きもし、主語の人称や数によって変化する動詞のことを「準動詞」といい、「不定詞、分詞、動名詞」の3種類がある。
不定詞には「to不定詞」と「原形不定詞」の2種類がある。
「to不定詞」について
「to不定詞」とは、「to+動詞の原形」の形をとるものであり、文中で「名詞」・「形容詞」・「副詞」の役割を果たす。
それぞれの用法を「名詞的用法」・「形容詞的用法」・「副詞的用法」と表現することが多い。
・I want to drink something.
(何か飲み物が欲しい。)「飲むことがしたい」
・To speak English is difficult.
(英語を話すことは難しい。)
・It is important to tell the truth.
(真実を話すことは大切である。)
・I want something hot to eat.
(私は、何か暖かい食べ物が欲しい。)「食べるための何か暖かいもの」
・I have a big game to be a champion.
(私は、優勝するための大きな試合がある。)
・I bought the book to write a letter.
(私は、手紙を書くためにその本を買いました。)
・To speak Einglish, I have to practice more and more.
(英語を話すために、私はより多くの練習をしなければならない。)
それぞれの用法は正式には、「名詞」・「形容詞」・「副詞」の内どの役割をするかによって分類をするのだが、<to+動詞の原形>が「~すること」・「~するための」・「~するために」のうちどの訳をすると当てはまるかによって分離することで、大方の分類ができる。
原形不定詞
動詞の原形をそのまま用いて表現するものを「原形不定詞」という。助動詞の後ろの動詞も原形不定詞であるが、主に「使役動詞」や「知覚動詞」の後で補語的に使うことが多い。
・I can jump high.
(私は、高く飛べます。)
・My mother made me play the piano.
(私の母は、私にピアノを弾かせた。)
・I saw you enter the gym.
(私は、あなたがジムに入るのを見ました。)
「to不定詞」と「原形不定詞」のどちらも表現できる構文
・More people have to do is ( do ) watch TV.
(より多くの人々が、テレビを見さえすればよいのだ。)
・I would like to help you ( to ) carry the heavy lageges.
(私は、重たい荷物を運ぶお手伝いをさせていただきたいと思います。)
能動態と受動態 (基礎・基本編)
受動態の基本的な形と時制について
受動態の一般的な形は「be動詞+過去分詞」で表現される。
中学校の文法においてが能動態との書き換えで表現されることが多く。その際に「by+主語(目的格)」で表現される。
単なる書き換えの場合は、以下の表を押さえておきたい。
能動態 | 受動態 | |
現在形 | They break the window. | The window is broken. |
過去形 | They broke the window. | The window was broken. |
未来を表す表現 | They will break the window. | The window will be broken. |
現在完了 | They have broken the window. | The window has been broken. |
過去完了 | They had broken the window. | The window had been broken. |
未来完了 | They will have broken the window. | The window will have been broken. |
現在進行形 | They are breaking the window. | The window is being broken. |
過去進行形 | They were breaking the window. | The window was being broken. |
未来進行形 | They will be breaking the window. | The window will be being broken. |
過去完了進行形 | They had been breaking the window. | The window had been being broken. |
未来完了進行形 | They will have been breaking the window. | The window will have been being broken. |
不定詞・分詞・動名詞の受動態について
能動態の場合、不定詞を表現する際は、「to+動詞の原形」として表現する。
受動態の場合、不定詞を表現する際は、「to+be+過去分詞」として表現する。
分詞や動名詞の場合、「~ing」が「being+過去分詞」として表現する。
<不定詞>
・The animal remained to be examined.
(その動物は、まだ調べられている。)
<分詞>
・The bench is being painted.
(そのベンチは、塗られている(ペンキ)途中である。)
<動名詞>
・Can I finish being passed.
(渡されるのを終えてもいいでしょうか。)