【5分で確認】【受動態:問題演習】受動態の書き換えで注意すること(まとめ)基礎編

能動態から受動態への書き換えによる語順の変化について

能動態の目的語が受動態の主語になり、動詞は「be動詞+過去分詞」の形となる。能動態の主語は必要に応じて「by+動作主」となる。

能動態から受動態への書き換え(基本)

(能動態) I read the book. (私はその本を読みました。)

(受動態) The book was read by me. (その本は私によって読まれました。)

書き換えの際の注意事項

①be動詞の人称や数・時制に注意する。

①be動詞の人称と数は受動態の主語に一致させること!

(能動態) Tom drives these car.

(受動態) These car are driven by Tom.

※These carは、三人称複数のため「be動詞」は「is」ではなく「are」にする必要がある。

②時制に注意する。

(能動態)What were you studying.

(受動態)What was being studied.

(何が研究されていたのですか。)

③助動詞がある場合は、助動詞の後に「be」をつける必要がある。

(能動態)I cannot explain the answer.

(受動態)The answer cannot be explained.

(その解答は説明されることができない。(説明できない。))

「by+動作主」について

動作主を明示する場合に動作主が不特定多数であったり不明で明示できない場合に受動態にて表現することがある。

あえて動作主を明示する場合は、意味がある「わざわざ」明示しているため、主語との関係性が深い場合が多い。

だからこそ、主語との関係性が薄い場合には「省略」されてしまうのである。

原理原則を抑えたうえで次のことに注意したい。

①動作主が漠然と人を指す場合。

(能動態)We don’t use this car.

(受動態)This car is not used.

※漠然とした人でなくても「me,him,her,us」などの人称代名詞は省略されることが多い。

②動作主が誰だかわからない場合。

・This building was built two years ago.

(この建物は、2年前に建てられました。)

③文脈から動作主をいう必要がない場合。

・Many kinds of cars are sold at that shop.

(あのお店では、多くの種類の車が売られている。)

<受動態の基本>

受動態の基本的な形と時制について

受動態の一般的な形は「be動詞+過去分詞」で表現される。

中学校の文法においてが能動態との書き換えでひょげんされることが多く。その際に「by+主語(目的格)」で表現される。

単なる書き換えの場合は、以下の表を押さえておきたい。

能動態受動態
現在形They break the window.The window is broken.
過去形They broke the window.The window was broken.
未来を表す表現They will break the window.The window will be broken.
現在完了They have broken the window.The window has been broken.
過去完了They had broken the window.The window had been broken.
未来完了They will have broken the window.The window will have been broken.
現在進行形They are breaking the window.The window is being broken.
過去進行形They were breaking the window.The window was being broken.
未来進行形They will be breaking the window.The window will be being broken.
過去完了進行形They had been breaking the window.The window had been being broken.
未来完了進行形They will have been breaking the window.The window will have been being broken.

不定詞・分詞・動名詞の受動態について

能動態の場合、不定詞を表現する際は、「to+動詞の原形」として表現する。

受動態の場合、不定詞を表現する際は、「to+be+過去分詞」として表現する。

同様に、分詞や動名詞の場合には「~ing」が「being+過去分詞」として表現する。

例文

<不定詞>

・The animal remained to be examined.

(その動物は、まだ調べられている。)

<分詞>

・The bench is being painted.

(そのベンチは、塗られている(ペンキ)途中である。)

<動名詞>

・Can I finish being passed.

(渡されるのを終えてもいいでしょうか。)

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